幸せ―…

90：雷都 ◆U5wL/uVL5k：2010/09/20(月) 17:32:33 HOST:p4202-ipbfp1202niho.hiroshima.ocn.ne.jp: 2人は歩き続けた。
何処か良い場所が無いかと歩いていた。
そこで2人は見つけた。
丁度良さそうな広場を。

　「此処丁度良いんじゃないか？」

真神がその広場を指差して真貴に尋ねる。
真貴は特に声を出さずコクリと頷いた。

　「よし、此処決定」

そう言えばその広場にズカズカと入って行った。

そこはとても広かった。
汚いと言う訳でもなく綺麗と言う訳でもない。
普通にまあ暮らせるだろうと言う場所。
そう、4人は此処で暮らすつもりだった。
家を買うと言う選択もあったが何しろ子供だけなのだ。
そう言う訳で何処か広場を探していたのだ。
と、真神は急に足を止めた。
真貴はキョトンとして、

　「兄さん？」

と声をかけた。
すると平然とした声で、

　「人が居る」

とだけ言った。
真貴は兄の見ている方を見た。
そこには何人かの人間が居た。
真貴と真神は少し悩んだ表情をしてからそちらへ向かった。
そして話しかけた。

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