幸せ―…

111：雷都 ◆U5wL/uVL5k：2010/10/28(木) 17:20:48 HOST:p1235-ipbfp1403niho.hiroshima.ocn.ne.jp: ―真神サイド―

流れに身を任せていた。
何か真貴にはスルーされるし眠くなるし……。

　「あー、面倒だな……ふぁー……」

呟いてから欠伸をした。

全く気づかないけど、まあ良いか。
何か成り行きで家とか見つかったし――……。

――そう思った俺は家を見て、少し驚いた。

普通なアパートだった。
そこは、そうだ……

　最後に見た普通の……魅玖瑠と夕凪と母親、父親で住んでいた場所にそっくりだった。

真貴を見たら、笑っていた。
記憶が無くなった今でも覚えてるんだろうか……？

その中は、またもや似ていた。
最早そっくりな同じ場所のようだった。

何だか安心して、眠ってしまった。

――おやすみなさい。

優しい、母親の声……。
その言葉は空耳、だろうな……。

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