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(●´ω)ノ【*パンドラハーツ小説*】ヽ(Ⅴ`*)
65
:
エコー
:2010/06/29(火) 18:12:09 HOST:u002815.ueda.ne.jp
今日は、「禁じられた遊び」(サブタイトル)のエピソード2、
「「泣かないで」
貴方は言った
なのに私を 一人ぼっちにした」です!
「禁じられた遊び」 エピソード2
「明日…か…。」
少女―アリスは夜空を眺め、呟いた。
「…楽しみだわ…。」
アリスは、夕方に聞いた、青年の言葉を思い出す。
『また明日遊ぼうか。』
「……ジャック……。」
アリスは愛しき青年の名を呟いた。
翌日
「え…?今日は…遊べないの…?」
青年―ジャック=べザリウスは、黙ってうなずいた。
「じゃあ、明日は遊べる…?」
アリスの問いに、ジャックはアリスと目線の高さを同じにすると、首を横に振った。
「じゃあ、いつなら・・・。」
アリスが言いかけると、ジャックの口から、アリスの胸を突き刺す、「槍」のような言葉が飛び出してきた。
「いいかい、アリス。もう、君とは遊べないんだ。」
「え…。」
アリスは「槍」が刺さり、固まってしまった。数秒…いや、数分の沈黙が流れる。
沈黙と同時に、アリスの眼から、雫が絶えずこぼれた。
「ごめんね、アリス…。…泣かないで…。」
ジャックはそう言うと、静かにアリスを抱きしめた。
そのまま、アリスはジャックの体で泣き続けた―。
エピソード2 END
…なんか…ベタな恋愛小説になって御免なさい…。
66
:
エコー
:2010/07/17(土) 07:56:14 HOST:u002815.ueda.ne.jp
こんばちわー エピソード3は最終回です!!
今回は、「鮮やかな月の夜に
生まれる蝶は
濡れた羽広げ ワルツを踊るでしょう
ああ、貴方は 何処でしょう」です!!
禁じられた遊び エピソード3(最終)
あれから1ヶ月後―
アリスはその晩、窓の外を見た。
月は、眩しいくらいに外を照らしている。
「…………。」
「………あれから…もう1ヶ月か……。」
ジャックはあの日以来、アリスの前に姿を見せていない。それどころか、このバスカヴィル家にも姿を見せてはいないのだ。
今、ジャックがどうしているか知っているのは、バスカヴィル家当主の、グレン=バスカヴィルのみ。
アリスは何度かグレンにジャックの事を聞いたが、グレンがアリスに言うことは、一度も無かった。
アリスは月を見上げた。…怖いくらいに鮮やかで、近い月。
今なら月に手が届きそうな気がした。
アリスは月に手を伸ばす。…当然の如く、月には触れない。
アリスが手を引っ込めようとした時だった。
アリスの手に、蝶が2羽留まった。
アリスはその蝶をじぃっと見つめる。
「…あ…。」
じぃっと見ていて気がついた。蝶の羽が濡れている。その証拠に、羽が光っていた。
どうやらこの蝶達は、ついさっき生まれたばかりのようだ。
「あっ…。」
蝶達はアリスの手を離れ、宙に舞い上がった。その舞は、2人…いや、2羽でワルツを踊っているように見えた。
「……………。」
アリスは蝶達の舞に目を奪われていた。…それと同時に、色々な事を思い出した。…ジャックと遊んだ日々を。
鬼ごっこをしたり、隠れんぼをしたり…『あの遊び』…『禁じられた遊び』をしたり…1ヶ月前の、あの日の事も、全部。
あの『槍』に刺されたときの傷が、今、パッカリと開いた。
「……ジャック……貴方は…何処にいるの……?」
アリスの眼…傷口から、ポタポタと、『血』があふれる。『涙』という名の『血』が…。
アリスはしばらくの間、『血』を流し続けた―。
禁じられた遊び ―完―
67
:
名無しさん
:2011/01/20(木) 01:13:24 HOST:softbank219027146005.bbtec.net
つつぬぬぬつすすせせて
68
:
名無しさん
:2011/01/20(木) 01:14:06 HOST:softbank219027146005.bbtec.net
つつぬぬぬつすすせせて
69
:
じゃん太
:2011/01/28(金) 00:10:23 HOST:p4161-ipbf304fukuhanazo.fukushima.ocn.ne.jp
上のは暗号ですか?
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