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フロッピー代わりに一時使用

1魚雷:2005/07/07(木) 11:19:13
1985年に、ロシア、アメリカ、ドイツなどでエキシマレーザーが開発されます。これは、1μm単位で角膜を削ることのできる高性能なレーザーメスです。エキシマレーザーの登場により、今までのダイアモンドメスを使用したRK法に変わり、PRK法や、1990年にはギリシャのパリカリシス医師によって現在最も主流となっているレーシック法が開発されました。

ではまずPRK法から見ていきましょう。
PRKでは、点眼麻酔を行い、角膜表面を処理した後、エキシマレーザーで角膜の表面を近視の度合いに応じて約150μmほど削ります。角膜の実質部分が扁平化することで近視が矯正されるのです。
PRK法の長所は、まず、PK法では手術不可能だった強度近視が手術可能となったことです。実際、0、01しかなかった視力が1,0まで回復したという症例もあります。また、手術時間が短く、5分程度で終了するため患者の体への負担も少なくてすみます。さらに、手術に用いられるエキシマレーザーがすべてコンピューターによって制御されているため、安全性が極めて高く、実際アメリカで行われた症例100万件のうち、失明したという事例はゼロです。

2魚雷:2005/07/07(木) 11:19:52
しかしPRKには短所もあります。術後視力が回復するのに3日、安定するまでに1ヶ月程度かかるため、片目ずつ手術を行う必要があり、そのためしばらくの間通院する必要があります。また、手術中は麻酔を行うため痛みは感じませんが、術後1〜2日は痛みが生じることもあります。
また、精密なレーザーメスを使用するためRK法と比べて費用がかかります。
さらに、術後合併症や後遺症が生じる可能性もあります。
例として緑内障や角膜の混濁、そして夜間に光がにじんだりまぶしく見えたりするグレアと呼ばれる現象が挙げられますがいずれも稀で、術後のケアにより対応が可能です。

PRKでネックとなった回復までの期間の長さや痛みを解決したのが、次に紹介するレーシックです。

角膜正面を削って偏平化させるPRKと異なり、レーシックではマイクロケラトームと呼ばれるカンナを用いて角膜表面にフラップと呼ばれる厚さ約160μmの蓋を作り、その蓋をめくって土台部分を近視の度合いに応じてエキシマレーザーで削り、その後、フラップを元に戻します。
角膜の偏平化で近視を矯正させる点ではRK法やPRK法と原理は同じです。
レーシック法の最大の長所はフラップを形成することで術後の痛みを和らげさらに視力の回復を早めるという点です。RKやPRKでは、術後痛みが生じることがありますがレーシックでは術後数時間初めてコンタクトレンズをつけたような異物感を感じる程度で痛みを感じることはありません。
また、PRKでは術後視力の回復に3日程度かかりますが、レーシックでは術後数時間で視力が回復し、翌日から裸眼での日常生活が可能です。
この2点が現在レーシックが広く行われている理由です。

3魚雷:2005/07/07(木) 11:21:47
しかしレーシックにもいくつかの欠点があります。
フラップの形成は技術的に難しいため医師の手術経験による熟練が
必要とされています。
また、角膜を削ることによってさまざまな合併症や後遺症が生じる可能性が
あります。たとえば角膜を切断するときに神経が遮断されて
角膜表面が乾く傾向になる、いわゆるドライアイになる可能性があります。
しかしこれは点眼薬の使用によって治療が可能です。
他にも緑内障やグレア、フラップがずれることによる不正乱視などの
可能性も
指摘されますがいずれも稀で合併症の発生は全体の1%未満です。
さらに合併症や後遺症が発生したとしても失明にいたるようなものはなく、
時間を置くか、点眼薬などの治療によって回復します。
さらに、フラップを形成し、土台を削ることで土台が弱くなることを根本的に
問題視する意見も出てきています。
事実レーシックを生み出したパリカリシス医師は、すでにレーシックを行っていません。
そのため最近ではより安全性の高いスーパーPRKやイントラレーシックという
手法が行われ始めています。

4魚雷:2005/07/07(木) 11:28:58
思ったよか短いな・・
これで5分は厳しいか。

5魚雷:2005/07/14(木) 21:06:11
本日無事発表できました。
5分ジャストでしたよ。


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