†BUSIDOU†~平成武士浪漫譚~ - 1327399813

1：武士さん：2012/01/24(火) 19:10:13: 町田紛争が終わり平和な日々が訪れた。
武士達は彼らの日常を取り戻し卒業の日を迎えた。
武士、沖田、柿本、速水は進学し白川キャンパスの専攻科へ
島野と弓坂は嵐川キャンパスへ
小竹と鮎沼、角樹は他校へ編入
市民と笹塚と青柳は就職と
それぞれ新しい道へと進んでいった

廃墟と化した町田

その地下遺跡調査中
調査団に奇妙な異変が起きていた
2：武士さん：2012/01/24(火) 19:15:24: 「ふわわわでござる」
ここは隠岐久保。
武士の実家がある。
あの戦争が終わって以来、すっかり鍛練をサボって平和に怠けていた。
それは誰もが同じこと。
一度世界を救えば二度も三度もあってたまるもんか。
誰もがそう思う。
彼もまた同じ考えであろう。

「はてさて、参る」

パァーンッ！！

そう言って彼は玄関から飛び出した。
3：武士さん：2012/01/24(火) 19:22:30: 「諸君、おはようでござる」
研究室の門を叩き入る。
しかし電気は消え、中は闇
「ふぅ、沖田殿は遅刻か…」
時計を見てため息をついた

現時刻
AM2:00
4：武士さん：2012/01/24(火) 19:32:42: 仕方ないのでパソコンでマインスイーパーを始める武士
なかなかハマるゲームである。
ぬ、また失敗した。

気がつくと周りは明るくなっていた。
「よっ、武士。相変わらずはえーな。後は俺らも卒業するだけなんだからさ。気楽に行こうぜ」
同じ研究室の沖田がやって来た
「お主はいつでも気楽でござろう」
そう言うと武士はおもむろにカップ麺を取りだしお湯を入れた。
ガタッ
「！！」
「どうした武士？？」
「箸をもらい忘れたでござる！取ってくるでござるよ」
そう言うと武士はマルケーに向かい研究室を飛び出した。
「箸くらい専攻科室にあるのに…」

カップ麺滅亡まで
2:48
5：武士さん：2012/01/24(火) 19:41:01: ドンッ！

「きゃっ！」
階段を掛け降りたところで正面衝突

「痛っ…武士君？」
「速水殿！すまんでござる～～箸をもらいにマルケーまで行くでござる～」
拙者は立ち止まるわけには行かぬ。
食べ物のためなら…
彼は颯爽と走っていった
「食堂でもらえばいいのに」

カップ麺滅亡まで
2:15
6：武士さん：2012/02/02(木) 22:34:15: 「マルケーまであと少しでござ・・・あのぱとかーはなんでござるか！」
マルケーの周りには複数のパトカーと警官がいた
「あぶないぞ君！入っちゃいかん！」
「拙者割り箸を取りに行かねば！」
「中に爆弾が仕掛け･･･」

刹那
ガラスが一瞬に吹き飛び真っ赤な炎が噴出した
「拙者の割り箸が・・」
「中には店員が・・・」

煙の中から人を抱えた人間が堂々と歩いてきた
「か、柿本殿？」
「ジャンプがなければ即死だった・・・」

救出した店員と柿本の身体に煤や埃ひとつない。
あるのは表面が焦げたジャンプのみだった

カップ麺滅亡まで
1:08
7：武士さん：2012/02/26(日) 10:10:54: ジャスコムまでやってきた武士
「よう、武士」
「ぬ？朝熊殿？」

そこにいたのは
朝熊健太
ニートの皮を被ったハッカーである
ハッカーとしての腕は最高だが
それに見あったパソコン等を揃えるために現在は金だこでバイト中である

「やむを得ぬ、ツマヨウジをもらうでござる」

そういって二本拝借し研究室へと切り返した

「割り箸…あったのにな…」