[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
| |
†BUSIDOU†〜とある一つの武士道の最果て〜
3
:
武士さん
:2011/09/25(日) 09:46:40
二太刀 夢の続き〜ユメノタビダチ〜
いつもうなされていた
目を閉じるといつも観るのは同じ光景・・・
酒浸りになり
記憶治療を受けやっと忘れられた
記憶を閉ざした
『だ、大丈夫ですか?』
そんなこと・・・あるはずがない・・・
だって彼女は・・・
拙者が殺したのだから・・・
酷い眩暈と吐き気
頭の中がグチャグチャになる感覚
封印された記憶が溢れ出てきた
だが確かに彼女はそこにいて立っていた
正確にはしゃがんでいるわけだが
「え…お主は…」
拙者はそのまま倒れこんだ・・・
視界が狭まる中聞こえた
『ちょ・・・武士さん・・・聞こえ・・・・・・・・・・・??』
目を覚ますと自分の部屋の布団の上だ
そうか、ちょっと飲みすぎちゃったのか・・・
時計に目をやると床に転がっていて電池が抜けていた
ムクりと起きて部屋を見渡す
何も変わっていない・・・
やはり夢だったのだろうか
『まったく・・・こんな時間まで寝てたら夜寝れなくなっちゃいますよ?』
現実なのか夢なのか区別が付かない
これは夢なのか?
だがこの苦行は・・・
現実なのだろう・・・
ふと
突然沙霧は拙者の髪を上げ額に触れた
武士の頬に触れる手には確かな温かみがあった
『熱はなさそうですね。ダメですよ、夜更かししちゃ』
「ヤメロ・・・触るな!」
『ああ…そういうことですか、ふふっ』
『そういうところはあまり変わってないんですね』
沙霧は安心したように微笑む
なぜ笑う?
何故拙者の前で笑える?
昔のように・・・
そう・・・遠い昔・・・
拙者は思わず問いかけてみた
問いかけざるを得ない状況だった
「沙霧殿…生きていたのか…?」
沙霧は困ったように答える
『えっと…ごめんなさい。たぶん死んじゃってます』
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板