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物語をつくるスレ 第十四章
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過度の下ネタはご遠慮下さい
▼登場人物
僕・・・永遠?の塾生。夢の世界で角界入り横綱昇進、引退後は親方。
タマ・・・礼文島出身のひよねこ
ペケ・・・元エージェントのタマの弟
クラーク博士・・・タマが尊敬する人物
ドラ・・・知床在住のタマの旧友
礼文島の猫岩・・・タマ・ペケの母猫の化身
前スレ
物語をつくるスレ 第十三章
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/school/5444/1533656623/
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ペケ「新宿の公園からどうやって海に帰ったんだろう。膵臓もないし」
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ペケ「鮟鱇には真面目に生きてほしいわ」
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タマは風の街を走った。
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風に乗って空から鮟鱇が落ちてきた。
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タマは地面から10㎝程度を浮遊する鮟鱇に乗り
ホバーボードのように風の街を颯爽と空中移動した。
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そこに自粛警察猫がやって来た。
自警猫「もしもし。それは何ですか」
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タマ「おいしい鮟鱇です。自粛警察猫のみなさんへのおみやげです、どうぞ」
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自猫達は鮟鱇の肝臓を平らげた。
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鮟鱇「肝臓を悪くしてはイカンゾウ」
すると自猫達は鮟鱇の下に潜り、一斉に叫んだ。
自猫達「内臓がないぞう」
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タマは部屋に戻り、瞑想をして1日を終えた。
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ペケは普通に散歩した。
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ペケ「自粛ばっかりでイライラするわ」
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タマ「ペケはまだまだだな」
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気温差が激しく、ペケは少し疲れていた。
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紀伊國屋書店の本店が明日から営業再開することを知ったペケは、
少し喜んでいた。
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タマの前にチンアナゴが現れた。
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タマ「家に帰りなさい」
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チンアナゴ「ここが家です」
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ペケとタマとチンアナゴはフランス語の語源辞典を読み合いながら日向ぼっこをした。
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そしてそれぞれの家に帰った。
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それぞれの家からフラワームーンを見た。
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ペケ「チンアナゴさんの生き方って一生自粛に見えるんですが、ストーンズとか聴きますか?」
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チンアナゴ「聴きません」
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ペケとチンアナゴはルノアールに行った。
客が少ないので穴場であった。
ペケ「でかい声で話すヤシがいないのがいいね」
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チンアナゴが苦しみだした。
「ぼくは陸上じゃ何分も生きられないのです」
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チンアナゴは自宅に戻った。
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チンアナゴにとって自宅が一番の穴場であり、自分の穴場に入って寝た。
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ペケに殺されかけたチンアナゴは二度と猫を信用しなくなった。
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しかしそれはナレーターが作った設定であったのでチンアナゴの怨恨はナレーターに向くこととなった。
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チンアナゴ「ぼくはだれかをうらんだりすることはありません」
そして穴場で静かに眠った。
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ペケ「もまいが寝るのはまだ早い」
ペケはチンアナゴが入った水槽、エアポンプ、濾過装置一式をルノアールに持っていった。
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チンアナゴはそれをかたくなに拒否した。
穴場の下にある穴場に隠れた。
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しかしそれは水槽の中での出来事だったので、
ペケが水槽ごとルノアールに持ち込んだことで
無事解決した。チンアナゴは店の人気者となった。
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チンアナゴは猫慣れしてよく穴場から顔を出した。
それを見ていた客の猫達は大政翼賛会のごとくパチパチと拍手した。
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チンアナゴはツイッターを覗いていた。
チンアナゴ「藤沢kazu、コロナの議論をめぐって池田ノビーにブロックされたらしい」
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ルノアールにタマがやってきた。
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タマは3mの水槽をルノアールに設置した。
店員「お客様、何をなさってるのですか」
タマ「電気ウナギを飼う。邪魔しないで」
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しかしやっぱり面倒になったようで、タマはうな丼にして食べた。
ペケとチンアナゴと店員も満腹になった。
タマはチンアナゴをジッと見つめた。
しかし満腹なので良からぬことは頭をよぎらなかった。
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ペケは夜7時にもなると人通りがほとんどなくなる新宿のヨドバシカメラの前で佇んでいた。
300円でガチャポンをいじり、猫のキーホルダーを手に入れた。
孤独な中でペケはそれを後生大事にした。
ペケはキーホルダーの作り手の温かさを感じていた。
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ペケ「ナレーター黙った」
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ペケはナレーターにコーヒー牛乳を渡してみた。
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ペケはナレーターの顔面にゴム毬を連打した。
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ペケは夢を見た。
それは、車の中で長渕剛と矢沢永吉が豊田なんとかという女から
「このハゲーーーー」と言われながらボコボコ叩かれても無言で下を向きながら録音してる姿であった。
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ペケ「ブチギレずに下向いたまま、殴られたまま、無言でICレコーダーに録音してる姿が男らしいわ」
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こうして長渕と矢沢は華麗に物語にデビューした。
二人とも言葉を発さず、うなだれたように下を向きながら常にICレコーダーを手にしていた。
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そこに清原が登場した。長渕は一瞬清原に目をやったが再び下を向いた。
仕方ないのでペケは桃太郎さんになった。
ペケ「おい、犬、猿、キジ、おいらについてこい」
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ペケは3匹を鍛えようと鬼退治に出かけた。
しばらくすると鬼に出逢った。
ペケ「もまいら、戦え」
3匹は下を向いたままICレコーダーの電源を入れた。
ペケ「やる気あんのかコラ」
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ペケは3匹を放置してルノアールに向かった。
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ペケと他の猫たちは緊急事態宣言の解除を心待ちにしていた。
解除されないと19時以降営業されないからであった。
猫たちは一斉にアルマジロの如く丸くなってルノアールで寝ながら解除を待った。
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その頃、ねこぽっぽにバッタの大群が再び襲い掛かろうとしていた。
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そこに黒猫がやってきた。
背中には救世主と書かれてあった。
黒猫はバッタの大群と何やら相談を始めた。
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バッタの大群はすーっと幻のように消え去った。
ねこぽっぽからは拍手が送られた。
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ペケはルノアールでフランス語とドイツ語の勉強をした。
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ペケ「フランス語とドイツ語には現在進行形がないって衝撃的だわ。
ちな、スペイン語とイタリア語にはあるらしいね」
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ペケはルノアールで渡辺明と藤井聡太の棋聖戦の棋譜を眺めた。
ペケ「紙一重やな」
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続いてペケはルノアールで池波正太郎の「男の作法」を読んだ。
そしてある一説に目がとまった。
「万年筆だけは、いくら高級なものを持っていてもいい。
それ(万年筆)は男の武器だからねえ。刀のようなものだからねえ、
ことにビジネスマンだったとしたらね。
だから、それに金を張り込むということは一番立派なことなんだよね」
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ペケ「猫も万年筆の時代だわ。おいらの好きなやつはペリカンやね。一番インクがドバドバ出るんだわ」
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そのあと、ペケは丸亀製麺でぶっかけうどんを注文し、
なかまたちに持ち帰って食べた。
ペケ「店で食べるとジュルジュルと音立てて食ってるヤシがいるんだわ」
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ペケはフランス語学習をしていたが、覚えるべき語彙が多すぎて少し嫌になっていた。
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352: 名無しの塾生 :2020/04/28(火) 12:34:15
ペケは他人に聞かれたくないことをタマと話す場合に
フランス語で会話しようと思っていた。
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↑これは宮沢元首相夫妻の実話ですな
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しかしタマがフランス語を操れるのかどうかは未知数であった。
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タマのフランス語には若干のギアナ訛りがあった。
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ペケ「タマさんは南米にいたんだろうか」
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345: 名無しの塾生 :2020/04/27(月) 20:02:50
タマは短期間ではあるが、フランスからの留学生に連れられて、
仏領ギアナの宇宙センターでバイトしていたことがある。
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ペケ「猫が宇宙人と一緒にバイトしてたのか」
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宇宙センターはネズミが侵入すると予想外の大事故が起きる危険性があるので
ネズミ除けとして猫が利用されている。
ただし、内部の機密が漏れるのを防ぐため、フランス語に堪能な猫ではなく
フランス語圏以外の猫が採用され、比較的短期間で交代させられる。
タマはその期間に日常会話には困らない程度のフランス語を習得したのだった。
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ペケはルノアールでフランス語を習得した。
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ペケ「タマさんはフランス語がフランソワ1世の時にヴィレール=コトレの勅令で国家の言語になったのを知ってますか?」
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タマ「こまけぇこたぁいいんだよ」
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ペケ「すみませんでした」
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ペケ「タマさんは清水幾太郎の本は読んだことありますか?」
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ペケ「感染者が増えると、やっぱり人の流れが途絶えがちになる」
ペケは肩を落とした。
そしていつ終息するのか見えない不安とともに生きた。
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ペケはなかまたちに客足が戻ってくることを願った。
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ペケは場末のバーに来ていた。
そこにはタマがいた。
ペケ「ねこぽっぽの調子はどうですか」
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タマ「こざっぱりした感じやね」
ペケ「ほなら、ベトナム料理の生春巻きにしまひょか」
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タマ「しまひょ!しまひょ!」
2匹はベトナム料理店に入っていった。
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ペケ「ほひほひぃぃ」
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タマは鰻を食べに行った。
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ペケ「最近、分かったことがある」
ペケ「慶應を出た人は慶應の顔をしてる。日大を出た人は日大の顔をしてる」
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タマ「ようやく気付いたか」
そういうとタマは炭酸水をグイッと飲んだ。
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ペケ「最近の大学生はZoomで授業を受けてるんですが、
これを4年間ずっとやってて卒業する頃に慶應の顔になるんでしょうか」
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タマ「4年間ずっとやることはない」
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ペケ「でもキャンパスに足を運ぶ機会は確実に減るわけでして、
そうすると通常よりも慶應らしい顔じゃなくなるんじゃないでしょうか。
例えば2浪して入学した小沢一郎と小泉純一郎は少しだけ典型的な慶應顔とは違う気がするんです。
予備校の顔と慶應の顔を足して2で割ったとも言えませんけど」
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タマ「こまけえこたあいいんだよ」
タマは最後通牒を発した。
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ペケ「すみませんでした」
そういうとペケは4連休はどこに行こうかと悩み出した。
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タマはねこぽっぽに引きこもり自己研鑽に努めることにした。
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ペケは近場で我慢することにした
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ペケはエクセルシオールでベーグルのプレーンを食べることにした。
ペケ「んめぇ」
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ペケ「最近、笑えることがあまりない」
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ペケは笑う練習をしてみた。
ペケ「ほひほひぃぃ」
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ペケは顔の筋肉がほぐれた気がした。
ペケ「ところで梅雨飽きたわ。梅雨明けするまでサナギになる」
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来週には梅雨明けするだろう。
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ペケはサナギのままだった。
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タマはプロ野球を見ていた。
「ロッテのマーティンと広瀬アリスは似てる」
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そこに柴猫がやってきた。
丸底フラスコを振っていた。
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柴猫が丸底フラスコ内から発生した気体に火を近づけると
ポンッ! という音が発生した。どうやら水素のようである。
さなぎのペケたちに梅雨明けを知らせにやってきたようであった。
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しかしペケ達は眠ったままだった。
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柴猫は井戸に飛び込んで夢の世界に帰って行った。
なかまたちが眠っている間に、同業のビジネスを始める者が現れ、
一気にシェアを奪っていった。
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ペケと仲間達は相変わらず寝てた。
(-ω-) zzz...
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