一見全く無意味な作業でも「それが与えられたDUTY」なら淡々とこなす。
ネルソン提督がいう「England expects that everyone will do his duty」を黙々とこなせる人を選び抜くシステムなのだと思います。
英国のボート競技のいいところは「スターを作らない」ところにあるといいます。
日本社会は全員でボートを漕いでいるような、ボートを漕ぐことを求めるような、そういうところがあるように思えます。
鼻先にニンジンをぶら下げて子供を勉強に駆り立てる。
これは受験システムが悪いのではなく、階級の無い社会からあまねく人材を求めようという選抜システムに問題があるのです。
これが嫌ならはじめから「支配階級」を固定し、身分制をつくって、エリートはエリートとして財産的にも文化的にも庶民とは完全に分けて全く別のコースを歩ませる必要があります。