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220名無しの塾生:2014/08/15(金) 13:54:22

「見当違いの英雄シンドローム」


 休暇を取らない別の理由として、チームの同僚を優先させたいという動機がある。リンジー・ワッセルさんは以前、マーケティング代理店で緊密なチームワークが必要とされる部署に所属していた。膨大な仕事量をこなすため、一度に休める人数は1人に限られていた。若くて独身だったワッセルさんは、家族を持つ同僚を気遣った休暇計画を立てることが多かった。

 「世界を探索したいと思っても、同僚が子どもの急用があるとか親の面倒を見なければならないと言う」とワッセルさんは話す。最終的には「誰かを(休暇に)行かせる」ことが最良の策だと結論付けることがしばしばあったという。

 コロラド州デンバーを拠点とするIT企業フルコンタクトのバート・ロラン最高経営責任者(CEO)は、こうした行動を「見当違いの英雄シンドローム」と呼ぶ。同氏によると、従業員の中には「活発に働く必要があるとか、自分がいなければ回らない」と考える人がいるという。

 無期限の有給休暇を提供する雇用者が増えているが、これはあいまいで混乱を招く。カリフォルニア州にあるエバーノート社が2011年に有給休暇日数の制限を取り払ったところ、従業員の間では「休みを取ってほしくないことを意味しているのかもしれない」との疑念が一部で持ち上がったという。


エバーノート社も休暇手当


 エバーノートのフィル・リビン最高経営責任者(CEO)はこうした疑いを晴らすため、仕事から離れて「晴れやかな気分で戻ってくる」ことを条件に休暇手当として従業員1人当たり1000ドルの支給を約束した。この手当を得るためには、最低1週間の休暇取得が必要だ。

 フルコンタクトは2012年、休暇手当として従業員1人当たり年間7500ドルを支給する制度を設けた。これが奏功して休暇取得者が急増。同社のロランCEOによると、1週間から9日間の休みを取る社員が多く、中には2週間とか3日間休む人もいる。中央値では10日ほどになったという。

 仕事を同僚に任せられなかった社員も、休暇を取り始めるとすぐに引き継ぎができるようになったとロランCEOは語る。かつては、あるシステムの運営を任されていた社員が欧州旅行に出かければ同僚全員に迷惑がかかっていた。「最初は厳しい教訓だった」ものの、その後は「働き方に変化が起こった」という。
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By Sue Shellenbarger


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