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駆け込み寺的性質のある塾

1kururin:2022/10/28(金) 22:28:13
 昨年度から、文科省による指導要録が変わり、各教科ともに難度も分量も以前より増えました。

 特に、英語は顕著で、小学校でかなりのレベルにまで達した状態で、中1英語はスタート。中2レベルが中1に、中3レベルが中2、高校レベルが中3にと、どんどん指導内容が下ろされて、学校現場の英語教育は大混乱の様相を呈しています。

 塾では、小学校から英語の授業を取り入れ、中学クラスは学校の教科書準拠の授業に徹して、教科書の本文の内容理解を徹底するため、英単語・英熟語・短い表現の手書きプリントを作成して、完全マスターを目指しています。

 さらに、英訳・英作のためのプリントはパソコンのワードで作成。例文は、Iワークからもれなく選び出した優れものプリントとなっている自負があるのですが・・・。

 困るのは、「覚え方をまったく知らない」「英単語・英熟語暗記の訓練をまったく行ったことのない」中学生が、中2、中3となって入塾してきてくれるケースです。

 頭に、英単語・熟語・表現を習得する回路が、まったくと言ってよいほど作られていないため、教科書準拠の基礎基本に徹した授業にすら、まともについてこられないケースが少なくないのです。

 一部の学校では、覚える大切さ、英語暗記の方法伝授、英作文の訓練法などがおろそかになってはいないでしょうか。正直なところ、学校だけの授業と宿題では、まったく英語が身についておらず、悲惨極まりないボロボロの英語力状態。

 積み重ねが重要な英語で、ここまでの末期症状で追いつくのは至難の業というか、無理なことが多いです。それでも、一つでも二つでもマスターすることで、小さな進歩、小さな自信をつけて、高校入試にまでは間に合わせようという苦労が学習塾の指導には必要不可欠となっているのが現状です。

 これは、私の塾に限った話ではなく、個人塾経営者の共通の悩みであります。

 数学でも同じようなことが言えます。正負の数、文字式はおろか、小学校に身につけておくべき四則計算があやふやな生徒がいて、数学担当の講師の苦労は並大抵ではありません。

 途中入塾を一切お断りして、中1の最初までの入塾限定にして、途中からは一定の学力を有する者だけの入塾しか認めないことにすれば、この苦労はなくなるのですが、学力遅れの児童・生徒たちの「駆け込み寺的性質のある塾」なので、四苦八苦の試行錯誤でなんとか乗り越えようと奮励努力の毎日です。


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