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シクレ応援スレ

1のし:2014/12/06(土) 15:56:35
シクレ関係のイラスト、SSを投稿するスレ

2(自称)神:2014/12/06(土) 23:25:30
〜(自称)神の日常〜
フランとゴリラの大冒険! 外伝『vs???』

フランとゴリラはとっても仲良し。
いつも一緒にお散歩するの。

「今日はこの土地のシンボルを観に行きましょう。」
「ウホウホ」

希望崎学園から、少し離れたこの街にはどデカい要石が町のシンボルとして一つの観光スポットとなっています。ちなみに今日は平日の真っ只中なので、人は全くいません。

「大きなお岩ですねぇ。」
「ウホウホ。」

立て札の説明を読んでみると、どうやらこの岩の下で男の子からの告白で生まれたカップルは永遠に幸せになるという言い伝えがあるようです。

「素晴らしい街のシンボルですね。」
「ウホウホ。」

すると突然、空が暗くなってきました。

「今日は快晴とお天気おねえさんも言っていたのにどうしたんでしょう?」
「ウホウホ。」

その時ッ!

ゴロゴロゴロ……、
ビシャーーーーーーーーーーーーーーーンッッッッ!!

「きゃっ。」
「ウホッ。」

いきなり雷が要石の上に落ちてきたのでした。
そして、なんと要石に亀裂が入り、真っ二つに割れてしまいました。
割れた岩から煙がもくもく出てきています。しかし、この煙は無害ですのでフランとゴリラに影響はありません、ご安心ください。
煙が徐々に晴れてくると人影が見えるではありませんか!しかも、無駄にジョジョ立ちです!!

フランが口を開きかけたその時ッ!
「フハハハハハハ!ついに甦ったぞ、バカめ!この神である我を封印出来ると思うたか!!フハハハハハハ!!!」

岩の中に住んでいる?人はとても珍しいと思ったフランとゴリラは話しかけてみることにしました。

「ごきげんよう。」
「ウホウホ。」
「絵描こうぜ。」
「ウホウホ。」

だけど、おやおや?どうやら様子がおかしいです。
なにやら、がっかりしているようです

「どうしたの?」
「ウホウホ。」

「なんだ、迎えは二人?だけか」
「迎えかどうかはわかりませんけど、あなたは誰なんですか?」
「ウホウホ。」
「フフフ、よくぞ聞いた。我こそは神!さあ、崇めるがよい。」

そう言うと、(自称)神は天を仰ぎ一人悦に入ってしまいました。なんだか、頭のおかしい人に絡まれたと思ったフランとゴリラですが、ちょっと可愛そうなので何かプレゼントしてあげることにしました。

「そうだ、こんなところにバナナがあるわ。」
「ウホウホ。」

フランとゴリラはバナナを取り出すと、それを(自称)神にあげました。

「なんだ、これは?」
「バナナです。」
「ウホウホ。」

「バナナ?」
「はい、一緒に食べましょう!」
「ウホウホ。」
「ふむ、それも一興か」

3人はバナナを食べました。すると、なんだか幸せな気分になってきました。

「絵描こーぜ絵描こーぜ絵描こーぜ。」
「ウホウホ!ウホウホ!ウホウホ!」
「崇めよ崇めよ崇めよ」

3人ともお腹いっぱいになりました。

「なかなか、至高の食べ物であった。」
「これから、どこへ行くんですか?」
「ウホウホ」
「我が嫁の気配がする。これは、待っているなッ!」

(自称)神は、こんなことを言っていって飛び立っていきました。多分勘違いだろうなぁとフランとゴリラは思いながら、家路につきました。

「今日もいい事したね!」
「ウホウホ!」
「明日もお散歩しようね!」
「ウホウホ!」
「明日はどこに行こうかなぁ。」

めでたしめでたし。

3(自称)神:2014/12/07(日) 00:27:36
〜(自称)神の日常〜

・雪降やしまの場合

「フハハハハハハハ、神だッ!」
希望崎学園へと降臨した(自称)神!

まずは、体育館へと向かうことにしました。
体育館に向かうと、バレー部がいました。
そこには、雪降やしまがいました。
黒髪ショートの可愛らしい女の子は、とても良いと(自称)神は思っています。

「神だ、嫁に来いッ!」

なんと、告白を飛び越えてプロポーズしてきた(自称)神!
ムードもへったくれもありません、酷い!!
しかし、なにやら悩み事がありそうです。決して(自称)神が告白したからではありません、ホントだよ!

「どうしたというのだ?」
「実は、私妊娠していると思われているみたいで、部活でも激しく動かないように注意されてるんです。」

確かに彼女の腹部は心なしか膨らんで見えます。実は口には出しませんでしたが(自称)神もそう思っていました。

「なんとかならないでしょうか?」
「ふむ、何とかしても良いが、ただというわけにはいかん!」

なんと神を名乗るくせに、交換条件を持ちかけてきています。ゲスです!!
しかし、彼女は慌てません。どこからともなくバナナを取り出し(自称)神に献上しました。

「こ、これは!神の如き至高の食材、バナナッ!!」
「これで、なんとかお願いできませんか?」

バナナと彼女の上目使いにすっかりやられてしまった(自称)神は、全知全能と自称する力を使い、彼女の願いを叶えてあげました。すると、このことは皆の記憶から消え去り話題に出なくなりました。凄いぞ、神。力は本物だ!

「これで、全ての障害はなくなった!さぁ、我が胸に飛び込んで来いッ!!」
しかし、おやおや?何やら彼女の様子がおかしいです。

「どうした?」
「あの、あなたは一体誰ですか?あと、あまりそういう発言をされるのはちょっと……」

な、なんということでしょう!
悩みが記憶から消えたことで、(自称)神に頼んだことも記憶から消えてしまったのです。なんというドジ!!

結局、手を尽くしても消した記憶は戻すことが出来ませんでした。

おしまい

4(自称)神:2014/12/07(日) 01:06:19
〜(自称)神の日常〜

・蛭神かぶりの場合

「フハハハハハハハ、神だッ!」
希望崎学園へと降臨した(自称)神!

今日は、チアリーディング部へと向かうことにしました。
そこには、蛭神かぶりがいました。
ショートボブの可愛らしい女の子も、(自称)神はとても良いと思っています。
しかし、彼女には既に恋人がいるのです。
恋人の名は一一と言います。モテる男でありながら(自称)神への礼儀を忘れない一一には(自称)神も好感を持っていますが、プロポーズにそんなことは関係ありません。

「神だ、嫁に来いッ!」
「お断りします!」

またもや、告白を飛び越えてプロポーズしてきた(自称)神!
しかし、かぶりは即断りました。恋人がいるのだから当たり前です、略奪愛反対!!
しかし、(自称)神はあきらめません。なぜなら、照れて断っていると思っているから。バカです……。

「では、仕方ない。願いを一つ叶えてやろうではないか」
「では、もう付き纏わないでください」
「それは、無理だッ!!」

彼女の願いを今度は即断った(自称)神。酷い奴です、まったく。

「次の願いだ、次次」
「では、仕方ありません」

そういうと、かぶりはなんといきなり(自称)神にキスをしました!
これには、(自称)神もびっくりです。そして、だんだんと心地よい感じになってきたではありませんか。

「(何と濃厚な接吻ッ!やはり、こやつ惚れているなッ!!)」

しかし、あれあれ?なんだかだんだん(自称)神がやつれてきてるように見えるぞ。それもそのはず。
吸精種である蛭神家の少女であるかぶりは青少年のあまりある元気を精として吸収することができるのです。
すっかり骨抜きになった(自称)神は元気を吸われてのびてしまいました。しかし、なんだか幸せそうに見えるので良しとしましょう。
一方かぶりは、(自称)神をそのまま放置して、大好きな恋人と家路につきました。
めでたしめでたし。

おしまい

5(自称)神:2014/12/07(日) 02:08:55
〜(自称)神の日常〜

・真字出佳代の場合

「フハハハハハハハ、神だッ!」
希望崎学園へと降臨した(自称)神!

今日は、教室でまったりすることにしました。
そこには、真字出佳代がいました。
色黒な女の子も(自称)神は好きですが、化粧のしすぎな女の子はあまり好きではありません。
(自称)神は面食いなのです。美少女は嫁にしたいくらい大好きです!

「あぁ、神じゃん」
「む、神への礼儀がなっておらんぞ!我を崇めよ我を称えよッ!!」

(自称)神は礼儀を欠くのを許しません。お前はどうなんだよ、と思ったアナタ!!
ちゃんと正常な判断が出来ていますので、ご安心してください。

「つか、神って!?ウケル〜ワラワラ」
「むむむむむ、我を怒らすとどうなるかわかっているのであろうな?
全知全能の力をもってすれば何人も我を脅かすことは、出来んッ!!」

(自称)神、激オコです。そんなに怒るとこ!?と思ったアナタ!!
そういうこともあるのだ、ということを心に留めておいてくださいね。
しかし、佳代は動じません。そして、何やら良い考えが浮かんだようです。

「じゃあ、願い事を叶えてよぉ」

実は彼女には好きな人がいるのですが、その人は山乃端一人の事が好きなのです。
知らない人はいないと思いますが、山乃端一人は今年のミス・ダンゲロスになったとてつもない美少女です。
(自称)神も、神の妻として申し分ないので、いつ嫁に迎えてやろうかと思案しています。ウザいですねッ!!
佳代が今回の戦いに参戦したのは恋を成就させるために自分を奮い立たせるためでした。
それを聞いて(自称)神は心が揺れ動きかけました。
しかし、礼儀を欠いてることは許さない(自称)神は、簡単に願いを叶えてあげたりしません。

「フハハハハハ、バカめ!神がそう簡単に願いを叶えるものかッ!!
我が願いを叶えるのは、我を崇め、奉り、恐れ、敬う者のみよ、ハーハッハッハッハー!!」

しかし、佳代は笑みを浮かべました。
彼女は、どこからともなくバナナを取り出し(自称)神に献上しました。

「こ、これは!神の如き至高の食材、バナナッ!!」
「それ、アゲルからぁ。願い叶えてよぉ」

バナナですっかり気を良くした(自称)神は、全知全能と自称する力を使い、彼女の願いを叶えてあげました。
すると、なんと数日後に彼女の恋は成就したのでした。
恋のキューピットにすらなれてしまう神。やはり、力だけは本物だ!

「フハハハハ、これが全知全能なる神の力だッ!!」

ところが数日後、佳代は別れたい旨を(自称)神に告げました。
理由を聞くと、どうやら佳代のことを山乃端一人と思いこんでいるみたいなのです。
なんと、(自称)神は山乃端一人が好きであった「彼」に佳代を山乃端一人だと思いこませることで、お互いの恋が成就するwin-winの関係になるだろうと考えていたのです。
ふざけるな、と言いたい!!

ストレスでお菓子を食べすぎて体系が変わってしまった(詳細は伏せます)佳代のボディプレスを受け、(自称)神は、三途の川を渡りかけたようです。

おしまい

6(自称)神:2014/12/07(日) 20:47:58
〜(自称)神の日常〜

・イナカ幼女の場合

「フハハハハハハハ、神だッ!」
希望崎学園へと降臨した(自称)神!

今日は、希望崎学園内を一人で探索することにしました。
今、“いつも一人だろ”と思った奴!静かに手を上げなさい!
校内をぶらぶらしていると、幼女がいました。
彼女の正式な名前は不明ですがイナカ幼女なので、皆からイナちゃんと呼ばれています。
イナちゃんはいつも皆を笑顔で元気づけてくれる良い子です。
(自称)神にも礼儀正しく笑顔が可愛いイナちゃんには非常に好感度が高いです。

「神だ、嫁に来…、いやまだ早いか。
しかし、いずれは美少女になることは確定的だッ!
ここで自分好みにしておくのも……、」

こんな物騒なことをブツブツ言っている(自称)神。
犯罪には走らないでほしいものですね!
しかし、どうしたことでしょう?イナちゃんの瞳に涙が浮かんでいます。
断っておきますが(自称)神に出会ってしまったからではありませんよ!

「どうしたというのだ?」
「あ、神さま。実は……、」

何やらイナちゃん、とても言いにくそうです。
告白でないことは、確定的に明らかですのでご安心ください。

「何だ、申してみよ」
「……ご、になっちゃって」
「ご?ご、とは何だ?我への献上品の名か?」

こんな時でも発想がずれている(自称)神。

「ま、まいごになっちゃったの!!」

イナちゃん、今度は声を張り上げて言いました。
ああ、しかしなんということでしょう!
遂にイナちゃんの瞳から涙がこぼれてしまったではありませんか!
これには、(自称)神もびっくりです。
しかし、いつまでもそのままにしておくわけにはいきません。
これじゃあ、(自称)神が泣かしたと思われてしまいます。
それだけは防がなければなりません。

「おい、我の前で泣くな!むぅ、仕方あるまい。
最後の手段だッ!」

そういうと、(自称)神はあるものを取り出しました。
そう、それは皆さんご存知のバナナです!
(自称)神は、今日のおやつのために取っておいたバナナをイナちゃんに渡しました。
イナちゃんはバナナを食べ終わると、いつもの可愛い笑顔を浮かべてくれました。
(自称)神もこれで一安心です。良かった良かった。

ちなみに、なんと今回は無償です!
幼い子には(自称)神も優しいのです。
コラッ、そこ!打算がありそうとか言うな!!

この後、(自称)神はちゃんと皆の場所へイナちゃんを送り届けてあげましたとさ。

おしまい

7(自称)神:2014/12/07(日) 20:50:16
〜(自称)神の日常〜

・山崎フジの場合

「フハハハハハハハ、神だッ!」
希望崎学園へと降臨した(自称)神!

今日は校庭で練習しているパン食い競争部を見に行くことにしました。
そこには、山崎フジが熱心に練習していました。
フジは胸が薄い女の子ですが、胸の大きさは関係ない、大事なのは形だッ!と(自称)神は思っています。
ちなみに彼女の動きは俊敏ですが、(自称)神はピストルの弾が止まってみえるほどの動体視力を持つので、胸が少し揺れているのを見ることが可能なのです。
ただの変態ですね!

「神だ、嫁に来いッ!」

またしても、告白を飛び越えてプロポーズしてきた(自称)神!
神を名乗るくせに学習しないのでしょうか?謎です。
しかし、おやおや?なにやら悩み事がありそうです。
決して(自称)神が現れたことでパンが不味く感じているわけではありませんよ!

「どうしたというのだ?」
「あ、神さま。実は、部員が私一人なので、新入部員を見つけないと来年から部が廃部にされてしまうんです」

実は、パン食い競争部は部長のフジだけなのです。
そのため、廃部の危機を向かえていたのでした。

「なんとかならないでしょうか?」
「ふむ、何とかしても良いが、ただというわけにはいかん!」

やはり(自称)神、交換条件を持ちかけてきました。下心満載です!
しかし、彼女は慌てません。どこからともなくバナナを取り出し(自称)神に献上しました。

「こ、これは!神の如き至高の食材、バナナッ!!」
「これで、なんとかお願いできませんか?」

バナナと彼女の上目使いにすっかりやられてしまった(自称)神は、彼女の願いを叶えてあげることにしました。
そして、(自称)神は生徒会室から野郎共を引き連れて戻ってきました。
(自称)神は、男なんかに容赦はしません。

「ヂュゥゥウウウウウ!!」
と、人食いネズミのドガジャガス(以下、ドガジャガス)は鳴きました。
心なしか、(自称)神に怒っているように見えます。

「急に連れてこられたけど、一体どうしたの〜?」
と、のんびりした口調で鎌倉大(以下、大ちゃん)が言いました。
大ちゃんは怒ってはいませんが、ここに連れてこられたことを戸惑っているようです。

「こ、今度は何に巻き込まれるの……」
と、照葉樹林春夏秋冬(以下、春夏秋冬)はぼやきました。
ハルマゲドンに巻き込まれて悩んでいるのに、また何か別のことに巻き込まれるのかと不安がっているようです。

「さぁ、部員を揃えてやったぞ!さぁ、我が胸に飛び込んで来いッ!!」

しかし、あれれ?フジは既にはいません。
部員が増えて大喜びのフジは、大ちゃんと春夏秋冬を連れて既に練習を再開して

いたのです。(自称)神、憐れ!

「おい、我を忘れるなッ!」
そんなことを叫んでいると、何やら影が……。

「ん?」
「ヂュゥゥウウウウウアアアアアアア!!!!!!! 」

無理やり連れてこられたドガジャガスが襲いかかってきました!
ネズミー拳法!これには(自称)神も敵いません!!

「バ、バカなッ。我は、神だぞぉぉぉぉぉぉぉ!!」」

情けない叫び声をあげながら、(自称)神はお空のお星さまとなっていきましたとさ。

おしまい

8(自称)神:2014/12/09(火) 00:29:27
〜(自称)神の日常〜

・風楽祇凪の場合

「フハハハハハハハ、神だッ!」
希望崎学園へと降臨した(自称)神!

今日は、生徒会室に行くことにしました。
するとそこには、風楽祇凪がいました。
彼女は以前まで無表情でしたが、ここ希望崎学園に来てからは少しずつ表情が変わってきました。ちなみに僕っ娘です。
僕っ娘の女の子も、なかなか良いと(自称)神は思っています。

「神だ、嫁に来いッ!」

いつも通り、プロポーズしてきた(自称)神!
ど直球!何も考えていないのでしょうか。
しかし、おやおや?なにやら悩み事がありそうです。
別に(自称)神のことが嫌いなわけではないと思います、多分……。

「どうしたというのだ?」
「あ、神さま。僕はこの学校に来てたくさんの仲間に出会って毎日とても楽しい日々を過ごしています。
でも、こんな幸せな毎日を僕なんかが送って良いのかとも思っているんです……。」

実は凪は幼い頃に母親に殺されかけたことがあったようです。
そんな体験があったせいか、今の日常が罪深いことなのではないか、と感じているようです。

「神さま、僕は本当にここにいても良い存在なのでしょうか?」

凪は思いつめたように(自称)神に尋ねました。
正直なところ、(自称)神は可愛ければオールオッケーなのですが、ここでそんな軽い回答をすると、威厳が無くなりそうなので言いませんでした。
あッ!アナタ今、元から威厳なんて無くね?と思いましたねッ!!

「ふむ、なるほど。つまるところ神から直接神託を受けたいということだな?
しかし、ただというわけにはいかん!」

ここでも、(自称)神は交換条件を持ちかけてきました。
悩みくらい、普通に聞いてあげれば良いのに……。
しかし、彼女は慌てません。どこからともなくバナナを取り出し(自称)神に献上しました。

「こ、これは!神の如き至高の食材、バナナッ!!」
「これで、なんとかお願いできませんか?」

バナナと彼女の上目使いにすっかりやられてしまった(自称)神は、彼女の話しをずっと聞いてあげ、所々アドバイスもしてあげました。
意外な一面もありますね!

彼女も、色々悩みがあったのでしょうね。
なんと、凪と(自称)神のお悩み相談会はなんと7時間にも及んだようです。

長い時間、悩みを聞き続けたおかげですっかり(自称)神も疲れてしまいました。
お決まりのセリフも言うことができなかったようです。
一方、凪は心に溜まっていたものを吐き出すことができたようで、背負っていたものが少しは軽くなったようでした。

めでたしめでたし。

おしまい

9(自称)神:2014/12/09(火) 00:31:38
〜(自称)神の日常〜

・ヴィーナ・ストロベリーフィールドの場合

「フハハハハハハハ、神だッ!」
希望崎学園へと降臨した(自称)神!

今日は番長小屋にきました。
おや、番長小屋の近くに誰かいるようです。
それは、ヴィーナ・ストロベリーフィールドがでした。
彼女は最近希望崎学園に転入してきたようです。
赤髪の可愛らしい女の子も、とても良いと(自称)神は思っています。

「神だ、嫁に来いッ!」

またもや、告白を飛び越えてプロポーズしてきた(自称)神!
え、もう聞き飽きたって?もう少しお付き合いくださいね。
何やらもの凄く冷めた目で(自称)神を見ています。

「どうした?いや、言わんでも良い。
我に惚れていることは、既にわかっているからなッ!」
「……。」

ヴィーナは、とてもあきれているようです。
しかし、彼女にはどうしても話しておきたいことがあったので、意を決して口を開きました。

「あの、神さま。実は…、」
「なんだ、告白かッ?我はいつでもかまわんぞ。さぁ、我が胸に飛びこんで来い!!」
「違います!話すの、やっぱり止めようかな……」

やりとりがめんどくさくて、ヴィーナも話す気がなくなってきたようです。
しかし、そんな態度を見せられて、(自称)神が黙っているわけがありません。
告白ではなくて、残念ではあるかもしれませんが……。

「なんだ、その気になるもの言いは。良かろう、話してみよッ!」
「ここだけの秘密なんですけど、実は私未来から来たんです。」

なんと、ヴィーナは22年後の未来からやってきた未来人だったのです!
彼女は、自分たちの戦いが起こるのを阻止するために過去に来たと言いました。
ただ、この世界は基本的に平穏そのものなので、ヴィーナも戸惑っているようでした。

「フム、ようするに貴様も我から直接神託が欲しいと言うわけだな?」
「いや、そういうわけじゃ……。」
「しかし、ただというわけにはいかん!」

お決まりというべきか、交換条件を持ちかけてきた(自称)神!
相手の意志もお構いなしです!
しかし、彼女は慌てません。
どこからともなくバナナを取り出しました。

「こ、これは!神の如き至高の食材、バナナッ!!」
「これ、さっき渡されたんですけど、いります?」
「なるほど、至高の献上品を持ってきていたとは。
よかろうッ!相談に乗ってやろうではないかッ!」

バナナを貰ってすっかり気分がハイになった(自称)神は、彼女の相談を聞いてあげました。
(自称)神は、この世界は多次元世界のうちの一つであることを教えてあげました。
そして、運命を変えるためにはいくつもの世界を廻らなければならないことも。
腐っても神を自称するだけはあって、色々知っている(自称)神。
性格をもう少し抑えれば、付き合ってくれる人が出てくるかもしれないのに、そこが残念でなりません。

「フフフ、多次元世界の移動くらい神には容易い!
ハネムーンで連れて行ってやっても良いぞッ!」
しかし、あれれ?ヴィーナは何やら思案しています。

「おい、どうし「神さま。」」
「な、なんだ?」
「今日はありがとうございました。では、失礼します。」

なにやら、ヴィーナは真剣な表情で立ち去って行きました。
おそらく、(自称)神の最後の言葉も聞こえていなかったでしょうね。
まぁ最後のは、聞かなくて良かったかもしれませんが……。


「待っていて、幸徳。
必ず、私たちの未来を変えてみせる!!」

おしまい

10(自称)神:2014/12/09(火) 00:33:57
〜(自称)神の日常〜

・“相撲力士”チヨの場合

「フハハハハハハハ、神だッ!」
希望崎学園へと降臨した(自称)神!

今日は相撲部を見に行くにことにしました。
そこには、“相撲力士”チヨがいました。
彼女はアメリカ人と日本人のハーフです。
容姿が整ったハーフの女の子も、とても良いと(自称)神は思っています。

「神だ、嫁に来いッ!」
「どっせーい!」
「ぐぉぉぉぉぉぉ!?」

懲りずにまたも、告白を飛び越えてプロポーズしてきた(自称)神!
しかし、いきなりチヨに投げ飛ばされてしまいました。

「あはは!ごめんなさい、神さま。ついいつもの癖で、えへへ。」

実は、(自称)神がいきなり突っ込んできたので(本人は求婚しに行っただけです)、稽古のトラックか何かと思って投げてしまったのでした。

「くっ、この神が。投げ如きでここまでのダメージを負うとはッ。
やはり、嫁にふさわしいッ!!」
「すいません。」
「ほう、謝罪で済むと思っているのか?しかし、そんなものでは我は許しはせんぞ、フハハハハ!」

これ幸いとばかりに(自称)神、婚約を済ませようとします。
油断も隙もありません。
しかし、彼女は慌てません。どこからともなくバナナを取り出し(自称)神に献上しました。

「こ、これは!神の如き至高の食材、バナナッ!!」
「これで、許してくれませんか?」

バナナと彼女の上目使いにすっかりやられてしまった(自称)神は、チヨのことをすっかり許してしまいました。

「神さま、もうひとつお願いがあるんですけど」
「なんだ、ハネムーンならどこでも好きなところに連れてってやるぞ!」

まったく見当違いなことを言う(自称)神。
自重してください、本当に……。

「いえ、そうではなくて。ちょっと稽古の相手になってほしいなぁ、なんて思ったりして。」
「ふむ、良かろう。しかし、ただというわけには「たくさんあるので、良かったらどうぞ。」稽古の相手など容易いものよッ!」
「ありがとうございます、神さま!」

「そりゃーっ! 上手投げ!」

「ぐぉぉぉぉぉぉ!」

「どっせーい! 小手投げ!」

「がはぁぁぁぁぁ!」

「とぉぉーっ↑ 内掛け!」

「我は神だぞぉぉぉぉぉぉぉ!」

「あはははははは!」

こうして部活が終わるまで、稽古場ではチヨの楽しそうな声と(自称)神の叫び声が聞こえていましたとさ。

おしまい

11(自称)神:2014/12/10(水) 03:29:28
〜(自称)神の日常〜

・藍園愛華の場合

「フハハハハハハハ、神だッ!」
希望崎学園へと降臨した(自称)神!

今日はどこに行こうかと思案していました。
すると、

「あ、神さま。こんにちは!」

元気に、(自称)神へ挨拶してきた人物、それは藍園愛華でした。
彼女は黒髪ロングヘアーの可愛い女の子です。
礼儀正しく清楚な女の子でありながら、心が熱血というギャップは、とても良いと(自称)神は思っています。

「神だ、嫁に来いッ!」

今まで通り、告白を飛び越えてプロポーズしてきた(自称)神!
もう、お決まりになりつつありますね。適当に流しておきましょう。
しかし、おやおや?なにやら悩み事がありそうです。

「どうしたというのだ?」
「神さま、教えてください!一体、恋とはどういうものなのでしょうか?」

実は愛華、今まで一度も恋をしたことがないのです。
美人なのは、勿体無い!
恋愛には興味があるようですが、他の人の応援で忙しく本人は未経験なのでした。
愛華は愛を常に叫んでいる(自称)神の言葉に感銘を受けたらしく、今回相談を持ちかけたようでした。

「ふむ、なるほど。またしても直接神託を受けたい者が現れてしまったようだな!
しかし、ただというわけにはいかん!」

お決まりのように、交換条件を持ちかけてきた(自称)神。
相変わらずのナルシストです!
しかし、彼女は慌てません。どこからともなくバナナを取り出し(自称)神に献上しました。

「こ、これは!神の如き至高の食材、バナナッ!!」
「これで、なんとかお願いできませんか?」

バナナと彼女の上目使いにすっかりやられてしまった(自称)神は、愛華の相談に乗ってあげることにしました。
自慢ではありませんが、(自称)神も今まで一度も恋というものをしたことがないので(恋を常に飛び越えていってしまってるので……)、恋を教えることは出来ませんでした。
なんと、使えない神なのでしょう……。
しかし、愛というものがどうゆうものであるかはとても熟知している(主観が大半を占めています)ので、愛について語ってあげることにしました。

「フハハハハ!これが愛というものだッ!
これで我の嫁になる準備が整ったなッ!
さぁ、遠慮なく我が胸に飛び込んで来いッ!!」
「とても勉強になりました!ありがとうございました!」
お礼を言って、愛華は目を輝かせて走っていってしまいました。

「お、おい!どこへ行く?
ハネムーンに行く準備なら、心配しなくても良いのだぞッ?」

こんな、見当違いなことを(自称)神はつぶやいていました。
はぁ〜。

その後、愛華は(自称)神に教えてもらった愛について広めたいな、と考え色々な人に話してまわりました。
皆、それを聞いて愛華は純粋だな、と思うと同時に、(自称)神のことを大分頭がおかしいけれど、悪い奴ではないのかもしれないな、と思いましたとさ。

少し、株が上がって良かったですね!

おしまい

12(自称)神:2014/12/10(水) 03:35:58
〜(自称)神の日常〜

・宮澤志弦の場合

「フハハハハハハハ、神だッ!」
希望崎学園へと降臨した(自称)神!

今日は、グラウンドに行くことにしました。
グラウンドでは、サッカー部がいました。
するとそこには、宮澤志弦がいました。
マネージャーの仕事中なのか、長い黒髪を肩のところで結んでおりジャージ姿です。
魔人へと覚醒してしまったため、推薦を取り消されてしまいましたが、そんなことをおくびにも出さずにサッカー部のマネージャーを頑張っています。
つらい過去があっても、それを真摯に受け止め、前向きに過ごしている可愛い女の子は、とても良いと(自称)神は思っています。
余談ですが、今回のナンバーワンさわやかキャラです。凄いですね!!

「神だ、嫁に来いッ!」

そろそろ飽きてきた方もいるかと思いますが、またまた告白を飛び越えてプロポーズしてきた(自称)神!
しかし、おやおや?な、なんと志弦の顔が真っ赤です。
これは、脈アリなのか!?
いいえ、そうではありません。
実は、彼女は恥ずかしがり屋さんなのです。
しかも、場所はグラウンド。部活動の時間で人はそれなりにいるのです。
それは、恥ずかしくもなりますよね?
空気を読んで欲しいものです、まったく。
しかし、(自称)神はそんなことに気付くわけもありません。

「フハハハハ、恥ずかしがるとは可愛い奴よ!
しかし、慣れてもらわねばならん!神の妻はすなわち女神ッ!
後々のことを考えれば、これぐらいの事で動じていてはいかんぞッ!!」

あぁ、(自称)神。完全に斜め上を爆走しています。
ここで、はっきり断っておけば良かったのですが、今の自分が置かれた状況に志弦は顔を真っ赤にして、アワアワするばかりです。
ヤバイ、これでは(自称)神がさらに図に乗ってしまう。
すると、

ドガッ!!!

「うぉ!?何事だ?」

(自称)神の後頭部に何かが当たりました。
見てみると、それはサッカーボールでした。

「誰だッ、この神である我にこのようなものをぶつけてくる者はッ!」
「ちょっと、神だかなんだか知らないけど、志弦にちょっかい出したら僕許さないよ!」

どこからか声がします。しかし、姿が見えません。

「なんだ、幻聴が聞こえるぞ。先程の後遺症か?」

ドゴッ!!!

1/2

13(自称)神:2014/12/10(水) 03:37:29
2人分入れたら長くなってしまったようだ……

〜続き〜

「グフォアッ!」
「僕のこと、バカにしてるの?」

先程(自称)神にサッカーボールをぶつけ、今も蹴りを入れた人物は、巡真実でした。
真実は、志弦の先輩で、ミス・ダンゲロスになった山乃端一人の友人です。
小柄ではありますが、赤みがかったくせっ毛を持つ可愛い女の子の出現に(自称)神は、嫁にしてあげたら喜ぶのではと思いました。
別に嫁にしてほしいとは一瞬たりとも思っていないでしょう……。

「なんだ、いきなり割り込んできおって。無礼者ッ!嫁になりたければ、してやるからしばし待っておれ」
「ねぇ、あなた本当に神さまなの?
とてもそうは見えないけど。」

真実は、(自称)神の言葉を無視して挑戦的な口調で言いました。

「せ、先輩!?」

志弦も驚いて、声をあげました。

「ほぅ、我を疑うか。実に面白いぞ、流石は嫁候補だッ!
さよう、全知全能の神とは我のことよッ、フハハハハ!!」

当たり前のように自信満々に言い返す(自称)神。
確かに、不本意ながら力は認めざるを得ませんが……。

「そう。なら、神である証拠を見たいから、ちょっと練習に付き合ってほしいんだけど。」

真実の提案、それはサッカー部のフリーキックの練習に付き合ってもらうことでした。

「なぜ、そんな無駄なことを我がせねばならんの「証明してくれたら、ここにあるバナナ全部あげるよ」フハハハハ、よかろうッ!神の力に恐れ敬うが良い!
これが終わった時がすなわち、おまえたち二人が我が妻になる時だ!フハハハハハハ!!」

「(だ、大丈夫かなぁ……)」

志弦は少し心配でしたが、(自称)神はやる気満々だったので止めはしませんでした。

フリーキックの壁が出来た部員たちは大喜びです。なぜなら、サッカー部の花とも言える志弦と真実の二人を(自称)神が少しの間とはいえ、独占していたからです。

練習がはじまりました。
流石は神を自称するだけあって、軽快に捌きまくる(自称)神!
やはり、力は本物です!
しかし、そこは(自称)神です。
もっと良いところを見せてやろうと、一気に力を使いました。
そして、その反動で動けなくなると、文字通りフリーキックの壁になってしまいました。

「バ、バカなッ!?我は神だぞぉぉぉぉぉぉぉ!」
「(い、痛そう……)」

サッカーボールの集中砲火を食らって沈んだ(自称)神。
皆、気が済んだようで先に帰ってしまいました。

しかし、流石に可愛そうだと思った志弦は(自称)神の手当てをしてあげました。
最後に美味しい思いが出来て、良かったですね!

おしまい

2/2

14(自称)神:2014/12/10(水) 03:39:49
〜(自称)神の日常〜

・鉄砲百合三毛猫の場合

「フハハハハハハハ、神だッ!」
希望崎学園へと降臨した(自称)神!

今日は屋上に行くことにしました。
そこには、鉄砲百合三毛猫がいました。
三毛猫はこの世界とは異なる世界である“大正時代”から来た探偵留学生です。
未来からやってきた者もいたが、異世界からきた者もいるのかと、(自称)神は思いました。
ちなみに、多次元世界のことについては(自称)神も無駄に知識があったので、特に驚くことはありませんでした。

「誰かと思えば、探偵ではないか。ここで、一体何をしているのだッ?」

今回も無駄にテンションの高い、(自称)神。
疲れますよね!

「あ、神さま、こんにちは。ちょっと考え事をしていました。」
「何、考え事だと!?気になるぞッ!良い、特別に許可しようではないか。
この神である我に、話してみよッ!」

三毛猫は、皇に仕える名門探偵団の新入団員であったが、生まれつき病弱でした。
さらに、同輩の者からは親の七光りと陰口を叩かれ、追われるようにこの世界にやってきていることを(自称)神に話しました。

「私の未熟さ故、仕方ないのですが、どうしたら成長することができるかと思案しておりました。」

謹厳実直であるが故に、三毛猫は深く悩んでいるようでした。

「ふむ、結論から言うと、どうでも良い。故にもう良い、飽きた。」

なんという言い草でしょう!?
自分で言わせておきながら、バッサリ切り捨てた(自称)神。
これは、相手も怒ります!

「なっ!?言わせたのはそっちじゃないですかッ!!」

そう言うと、三毛猫は鉄粉500kgを(自称)神に投げつけました。
それを、軽く受け止めると(自称)神は三毛猫に言いました。

病弱なことがそんなにダメなことなのかと。
親の七光りだって、良いではないかと。
大事なのは、自分の意志をしっかり持って歩んで行くことだと。
そうすれば、陰口など負け犬がワンワン吠えてるだけにしか聞こえなくなるということを、三毛猫に教えました。
珍しく、まともなことを言っている(自称)神。
今だけは、本当に神にみえるぞ!

「自分の意志をしっかり持つ、ですか。できるでしょうか?この私でも。」
「出来なければそれまでということよ。まぁ、しかしこの世界に来たのは幸運であったぞ!
なんせ、この神がいるからなッ!我を見習えば、いずれは我の次に偉い神になれるかもしれんぞッ!
最高神は我だがなッ!フハハハハ!」

こんな時でも、自己主張を忘れない(自称)神。
自ら台無しにするのは相変わらずですね!

「神さま、私に手伝わせて下さい。」
「手伝う?何を手伝うというのだ?」
「転生したという想い人。私が推理してみせます!」

さぁ、三毛猫は一体誰が転生者だと推理したのでしょうか!

続編は未定です。

おしまい

15(自称)神:2014/12/11(木) 00:59:16
一話書けたようだッ!

リベンジSSその1
内容は変わっています。

〜(自称)神の日常〜

・雪降やしまの場合

「フハハハハハハハ、神だッ!」
希望崎学園へと降臨した(自称)神!

今日は、校門へと向かうことにしました。
校門には、リムジンバスが数台止まっていました。
バスの前では女子バレー部のメンバーが揃っています。
ししてそこには、雪降やしまがいました。
黒髪ショートの可愛らしい女の子は、とても良いと(自称)神は思っています。

「神だ、嫁に来いッ!」

なんと、告白を飛び越えてプロポーズしてきた(自称)神!
ムードもへったくれもありません、酷いですね!
しかし、あれれ?なにやら悩み事がありそうです。決して(自称)神が告白したからではありません、ホントだよ!

「どうしたというのだ?」
「あ、神さま。実はバレー部の大会が始まったのですが、今日が私たち初戦なのです。でも場所が相手の学校なので、想像すると闘いづらくて……」

やしまの話しによると、相手のホームで初戦が行われるので、観客の比率を考えて雰囲気にのまれてしまいそうだ、ということでした。
確かに他の生徒を見ても皆、一様に暗い表情です。

「何か良い知恵はありませんか?」
「ふむ、あるぞ!なにせ我は神!そんなことは造作もないことよッ!
しかし、ただというわけにはいかん!」

なんと神を名乗るくせに、交換条件を持ちかけてきています。ゲスですね!
しかし、彼女は慌てません。どこからともなくバナナを取り出し(自称)神に献上しました。

「こ、これは!神の如き至高の食材、バナナッ!!」
「これで、なんとかお願いできませんか?」

バナナと彼女の上目使いにすっかりやられてしまった(自称)神は、やしまのお願いを聞いてあげることにしました。
そして、先に皆を送り出しました。

遂に初戦が始まる10分前になりました。
やはり思った通り、会場は相手の応援が9割を占めていました。

「(どうしよう、もうすぐ始まっちゃう!)」

やしまは、まだ(自称)神が到着していないので、だんだん不安になってきました。
試合前の練習でも皆、動きが硬くとても勝てる気がしません。

開始5分前になり、やしまも諦めかけたその時ッ、

「フハハハハハ、神の降臨だッ!
下々の者共よッ、崇め奉るがよいぞッ!」

遂に(自称)神が到着しました!
(自称)神はカッコよく決まったと思っていますが、周りからすれば頭のおかしい奴が騒いでいるぐらいにしか思いません。

「君たち、勝手に入って来られては困るよ。出ていきなさい。」
相手校の校長が警備がやってきました。
相手校の校長ですが、実は自分たちが有利な状況を得るために、運営に賄賂を贈ってホームで試合を開催することを承諾させていたのでした。
なんという、卑怯なんでしょう!

すると、そこへ誰かが割り込みました。

「いきなり連れてこられたけど、まぁ良いや。
ところで、おじさんたち。ちょっと試したいことがあるんだけど。」

間に割って入ったのはJでした。Jは、ポケットからナイフを取り出し、鞘から抜くと、ナイフは刀のように変化しました。
刃物を突き付けられた校長と警備の人たちは青ざめて逃げてしまいました。

一方の観客の方はというと、

「皆さん、僕と一緒に希望崎を応援してくれないかな?(キラッ)」
「「「「「キャー!イケメンく〜ん!!」」」」」

「可愛い御嬢さん方、一緒に希望崎の応援をしてくれないかな?(にっこり)」
「「「「「キャー!王蓮寺く〜ん!!」」」」」

(自称)神が連れてJと一緒に無理やり連れてきた、イケメン野郎(自称)と王蓮寺錬司に相手校の女子たちは色めきだっていたので、幸いにも混乱は起きずに済みました。

さらに、
「諸君、遅れてすまない。せっかくだから、この試合を世界中に生放送できるように衛生を一つ打ち上げておいた。
今回も、金持ち特有の道楽心を抑えきれなかった。」

(自称)神に連れてこられた雪椿菊水は、皆に伝えました。

「フハハハハ、人望も神レベルの我にかかれば、このくらい朝飯まえよッ!」

(自称)神は、特に何もしてないのですが、全て自分の手柄であるように言いました。
いや、お前は仲間を連れて来ただけじゃないか!

「(神さま、ありがとうございます!)」
しかし、やしまは心の中で、そんな(自称)神に感謝してくれました。
良い子ですね!

そして、この騒動でやしまたちの緊張がほぐれたのか、希望崎バレー部は見事初戦を勝利することができましたとさ。

おしまい

16(自称)神:2014/12/11(木) 02:11:05
(中の人の呟き)がんばった

リベンジSS2
こちらも内容は変わっています。
これで全員登場したはずだッ!

〜(自称)神の日常〜

・蛭神かぶりの場合

「フハハハハハハハ、神だッ!」
希望崎学園へと降臨した(自称)神!

今日は、チアリーディング部へと向かうことにしました。
そこには、蛭神かぶりがいました。
ショートボブの可愛らしい女の子も、(自称)神はとても良いと思っています。
しかし、彼女には既に恋人がいるのです。
恋人の名は一一と言います。モテる男でありながら(自称)神への礼儀を忘れない一一には(自称)神も好感を持っていますが、プロポーズにそんなことは関係ありません。

「神だ、嫁に来いッ!」

またもや、告白を飛び越えてプロポーズしてきた(自称)神!
しかし、あれれ?なにやら悩み事がありそうです。
いや、その前に恋人がいる娘に告白するなよ……。

「どうしたというのだ?」
「あ、神さま。実は、一くんのことなのですが……、」

かぶりはどうやら、恋人である一一のことで悩んでいるようです。
(自称)神は、他の男の相談か、なら聞きたくないな、と思いました。
いや、尋ねたのはお前だろ!

「最近、一くんが一緒に出掛けてくれなくて、」
「(くっ、)」
「理由を聞いても用事があるとしか言わないし、」
「(他人の話しなど、つまらんッ!)」
「そしたら、この前一くんが他の女の人と歩いてて、」
「(神である我の話しをせよッ!)」
「神さま、どう思いますか!」
「つまらん。我は神だぞッ。今回は絶ッ対に我は助けな「お礼もここに用意してありますので。」こ、これは!神の如き至高の食材、バナナッ!!良かろうッ!神に任せよッ!」

バナナで簡単に釣られる(自称)神。
神を名乗っているのに、そんな簡単に釣られて大丈夫なのでしょうか…。

まずは悩みの張本人である、一一に直接聞いてみました。
しかし、一は「僕からは用事としか言えないんです、ごめんなさい」という回答しか得られませんでした。
生徒会の中でも最高のさわやかさを誇るフリスクネオ先輩と共に聞いても、駄目だったので一の決意は固いのでしょう。

そこで、(自称)神は気配を察することに長けている姦崎錆に無理やり調査させることにしました。

「いや、俺の魔人能力はそういうもんに使うんじゃなくてだな……、」
「神である我のありがた過ぎる頼みだッ!心してかかるが良いッ!」
「(ダメだ、話しが全く通じねぇ……)。」

仕方なく錆は、一の素性を調査することにしました。
すると、なんと一緒にいた女性と一は何も関係がありませんでした。
女性はどうやらストーカー被害にあっていたようで、錆の魔人能力『鋭敏心電』によってストーカーが百合属性の持ち主であったこともわかりました。

後日、二人は(自称)神の元へお礼に来ました。

「神さま、今回は本当にお騒がせしました。」
一はかぶりに随分とお仕置きされたように見えました。

「神さま、今回はありがとうございました!それで、もう一つお願いがあるんですけど…、」

かぶりは今回の埋め合わせで一と遠くへ旅行したいということを(自称)神に伝えました。

「また、我に関係のないことを。我は偉大なる神だぞッ!今度こそ断「バナナ、良かったらどうぞ。」良かろうッ、我に任せろッ!」

(自称)神は、かぶりのお願いを叶えるために愛恋と蒼木龍健を無理やり連れてきました。
やはり、男には厳しい(自称)神…。

「恋人と旅行に行くなら、おめかししなくちゃイケないわねぇ〜。」
そう言って、愛恋はかぶりをより魅力的な女性に仕立て上げました。

「一先輩、良いなぁ。俺も早く恋人が欲しくなってきたよ」
龍健は、一くんとかぶりの幸せな姿も見て、呟きました。
そして、龍健の魔人能力『夢幻蒼龍(ファンタズム・ドラゴン)』に乗って、二人は空を翔けて行きましたとさ。

おしまい

17スカーレット:2014/12/13(土) 18:19:52
>>2

2点

>>3

1点

>>4

1点

>>5

1.5点

>>6

2点

>>7

2点

>>8

1点

>>9

1点

>>10

1点

>>11

1.5点

>>12-13

1.5点

>>14

2点

>>15

2点

>>16

2.5点

合計 22点


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