在学生の立場から言わせていただきます。
都心回復の時に、いろんな話がありました。
人口が密集する青山キャンパスに対し、相模原の広大なキャンパスをどうするのか。
もう一つの付属高校ができるとか、理系ということで医学部ができるのではないのかとか。
私は国政に在学中ですが、新設学部の名前を聞いた時、正直自分の耳を疑いました。
「文系と理系で分けた途端、どう見ても社会科学系の文系学部にしか見えない学部を、相模原に作ってどうするんだ」と。
まさに「迷走」と言うしかありません。
BMさんがさんざんおっしゃったように、ダブりが多すぎる。
まず、地球社会共生学部は英語だと、「The school of Global Studies and Collaboration 」だそうです。
ちなみに、国政は「School of International Politics, Economics and Communication」です。
正直、内側からも違いが分かりづらいのに、外から、特に受験生やその関係者の方がこれをみた時、何を思うのでしょう。
それだけではありません。
内容面でも、どうしても理解できない部分が、メディアとジャーナリズムについてです。
本来ならば、国政(中でもコミュニケーション学科)できちんと教えるべきはずですが、なぜかこのメディア関係の科目群は、毎年休講になっているものが大半です。
それなのに、また新しい学部で教えるとは、一体どういうことなのでしょうか。
昨今の「グローバル人材育成」に追われるような形で無理矢理学部を作ったために、足場を確かめることができなかったということですかね。
しかし、BMさんがおっしゃたように、もう作ってしまったわけだから、これ以上愚痴ばっかり言っていても、何も変わりません。
私もBM山の意見に同感です。学部の方向性は、絶対にICUのような「リベラルアーツ・カレッジ」にしなければなりません。
まず、交換留学の提携をしている学部が全部「教養学部」ですから、これ以上変なことをしてしまうと歯止めがきかないと思います。
ちなみに、留学先は
Chulalongkorn University , Faculty of Arts
Thammasat University, Faculty of Liberal Arts
Mahidol University, Faculty of Liberal Arts
全部タイの大学ですね。