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【カザプロ限定】本編小説【マチカドシブキ無し】

188NECURAP@ネットラッパー:2014/04/06(日) 16:34:14 ID:PKPiAUXQ0
For Gaia's Guardian

なぜだ。なんで。
何が起こっている…?
俺、「大地」の頭の中は疑問で埋め尽くされる。
もうなんか頭上にクエスチョンマークがあらわれて
更には実体化してしまいそうな程。
と言うのも現在の現状。
目の前に女の子がいた。
しかも和服。
あと可愛い。

…いやそこは問題視辷きところでは無かった。
何よりその子の目、形相が悍ましかった。
途轍もない睨みようである。
しかし、僕はこの子が誰か知らない。
記憶の中では、
こんな「出会い頭に人を睨みつけるような和服の女の子」
みたいなおかしな人間は老若男女問わずしてお目にかかった事がない。
和服なんて街中で見かけたらすぐ気づく筈だし、
偶然何かをしたとしてもそれを見す見すスルーなんて事はないはずだ。

「あの…えっと」
何と言えばいいのか、やや気まずいながら話しかけようと試みる
すると、
「ねぇ。」
話を遮られて向こうから話しかけてきた。
「君は広野大地かい?」
「え…あ…うん。」
どういうことだ?僕の名前を何故この子は知っている?
つまり、常識的に考えればこの子と僕は会ったことがなければおかしい
という話になってくる。
しかしそれでもこんな子を見た記憶がない。

ん…?
少し不可解に思った。
と言うのも相手の言いぶりである。
まぁつまり、「君は広野大地かい?」というもの。
コレはつまり現状かずっとかは知らないが
僕の顔が即座に判断できないという示唆である。
まぁ、結論から言えば向こうも今の僕を知らない事になる。
じゃあ尚更この子は誰なのだろう?と言う疑問が湧いてくる。
「えっと…君は…?」
「私の名は『翡翠』」
聞いたことのない名前であった。
ひすい…となるとまぁ漢字は多分『翡翠』なのだろう。
しかしそんな名前、見かけた記憶がない。
当然生徒として同じ学校にいたのかもしれないけれど、
しかし僕には翡翠という子になにかした記憶がないのだ。
「何の用かな…?」

「大地守護ノ命…君の守護神だろう?」

「!!」
『大地守護ノ命』この翡翠という子からそのフレーズが出てきた瞬間に
気持ちを切り替える。
コイツは常人じゃない。
大地守護ノ命を一般人が知ってる筈がない。
つまり、こいつは学生は愚か、一般人ではない。
「だ…誰だ!!?」
「御使い。」

…?
御使いなどという言葉は初めて聞いた。本当に何者だ?
「大地守護ノ命が君に相応しいかどうか確かめに来た。」
「確かめる…?どういう事だ?」
「…こう。」
ダッと翡翠は地面を蹴り、こちらにとんでくる。
「!!」


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