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過去の作品一号 真面目に作る版

1黑電:2015/09/19(土) 22:21:42 ID:NJS0LGEQ
「ここ、か。」
県内最大の駅に到着する列車。ゆっくりと開いたドアからはたくさんの足音が漏れる。
人波に流されつつも俺は迅速に目的地へと向かう。
そう。今夏最後の仕事だ
手にしたスマホの表示する道をたどっていくと、10分ほどでちいさなアパートの前にたどり着いた。
このアパート「アクティー・新宿」の231号室が俺の新居だ。
早速階段を上がり部屋の前に立つ
慣れない手つきでドアを開けると
至ってシンプルな内装が見えた
「いい部屋だな」
予定通り引っ越し業者が先に来ていたようでインテリアは既に設置済みだ。
「ちと、休憩しますか。」
つぶやき、ベッドにスマホと財布を……なんだ?このふくらみ…
布団のしたに何かある…?うわ動いた…
「ん……んー?」
目をこすりながら起きたのは……
なぜか服なしの美少女でした。
「……は?」
おいおいマジかよ・・・・
「ダメだこの部屋呪われてんな」
俺は目の前の幻影を元の状態に戻そうとした
「呪われてないよっ!」
少女は言った。
おお。じゃああれか。夢か。
頬をつねる。
うん。夢じゃないか……
じゃあコレはあれですね
ドロか何かですな
「待ってろ」
俺は携帯を取り出した
「なんで携帯!?撮影するの!?この変態!」
失礼な。
誰がこんなツルペタ撮るか。
もちろんドロが行くべき場所にかけるのだ
「もしかして通報しようとか考えてるの?」
「そだよ。」
「ムダだよ。私は見えない」
……???
見えない?
ちょうどその声に呼応したかのように呼び鈴が鳴る
「ちょうどいい」
俺はドアを開き客人の顔を見た
!!
「相棒・・・・!」
来たのは相棒。
昔からの親友だ。
「引っ越しおめでと。」
スラッと伸びた身長に整った顔。
見れば見るほど腹が立つ。
まあそれでも嬉しいがな
俺の唯一の友だ
「なぁ おまえコイツ見えるか?」
さりげなく聞いてみる
「は?何も見えねー。何。お前幽霊とか見えてんの?こわっ。」
おどけた調子で罵倒されたような……
にしても、見えないってのはこーゆーことか。
「わりぃ 変なこと聞いた忘れてくれ」
相棒はハハッと笑い流した
「それよりお前メール見た?」
すぐさま受信ボックス
「うわっ 溜まってら」
引っ越しで騒がしくて見てなかった。
それをさらっと読んでいく。
ほとんどコイツだが、一つだけ違った。

2R:2015/09/19(土) 23:23:50 ID:MzFdBeXo
メールの内容はこうだ
『差出人 陸
内容 引越し早々悪いが話がある、このメールに添付してある喫茶店に来てくれ』

「はぁ...あの人も人使いが荒いな...俺の今日の予定が...」
そう言い、俺は支度を始める
「お前も大変だな、俺はとりあえず家に戻るわ」
雰囲気でわかる、こいつは逃げようとするのが、だがそんなことを簡単にさせるか

「いや、お前も一緒にって書いてたぞ」
もちろん嘘だが、こいつにはこれで十分なのだ
「うげ!まじかよ!」
やはり、桜井はちょろいな...

「ねーねー、どこいくのー?私も行きたい〜!!」
すっかり忘れていた...まだこいつがいたのを
「だめだ、お前とは夜話す、それまでここにいとけよ」
「むー、わかった...」
このロリペタはなんとか了承してくれた...しかし、本当にこいつは何者なんだ?

そんなこんなで準備は終わり、俺は相棒と一緒に陸さんがまつ喫茶店に向かう

3アホ:2015/09/19(土) 23:44:27 ID:NJS0LGEQ
桜井   しかし、巡査長がお呼び出しって何なんだろな。
主人公 テロの抑止なら更に上から話が来るしな。
桜井   要人警護かね。
主人公 それこそ巡査長がこんな呼び出しでする話じゃないだろ。
桜井   何だろうな。
 
  お互いにこれから起こる事について勝手な予想をし合ったまま
  目的の喫茶店の前に来る。ランチタイムを過ぎたせいか、客の入りはまちまちである。
桜井   おっ。おいおい。見つけましたよ。
主人公 なんて顔してるんだ。

   窓ガラス越しに伝わる威圧感。窓側の席に巡査長陸が座っている。
桜井   気負いするなぁ・・・。
主人公  いつものことだろ。行くぞ。
 二人、重い足取りで喫茶店に入る
陸    時間指定していないが、遅いな
桜井   うわあ・・・。
主人公 すみませんでした。
陸    座ってくれ。
 周りに客はほとんどいない。桜井を奥に、二人はソファーに腰を下ろした。
主人公  話とは。
陸     私も話を聞かされたときは驚いたが、この辺りで奇妙な事件が起きているということなんだ。
桜井   奇妙なア?
主人公  どういった?
陸     私も昨晩連絡をもらってある場所を中心にした住宅街の住民が何人も行方不明になっているということなんだ。
二人   !!!
主人公  なんで、俺達に連絡が来るはずじゃないですか!
桜井   そうっすよ!そんな大きな事件なら一回で来るはずありえな・・
陸     声を荒らげるな。不覚だった。私もあの連絡で初めて気が付いたんだ。
      一人の学生が、報告してくれたんだ。
二人   ・・・!!
主人公 おかしいですよ!そんなの、周りの人間は何で連絡しないんですか!
桜井   ・・・!まさか
陸    ああ、恣意性を感じる 奇妙なのはこの点なんだ。
主人公 ・・・・・
桜井  裏で何かが起こってるってことすか。
 陸、小さくうなずく
桜井  だとしてもそれって俺らの管轄なんすかね、組織犯罪の可能性だって

4アホ:2015/09/20(日) 00:40:23 ID:NJS0LGEQ
陸  (ここから小声で)セクトの可能性がある
桜井  っ!
主人公 場所を変えましょう
陸   いい、何のために呼んだと思っているんだ
周りには誰もいない
桜井  冷静に考えてありえない、俺らの情報収集ですらわからないような団体がいるなんて
陸   当たり前だ、例の学生が送ってきた行方不明者のリストに載ってる者はすべて私が今日のうちに確認している
主人公 どういうことですか・・・・ 学生の狂言じゃ・・・・
陸   そう思った だが、その後なんだ
    ゼロ(警察庁警備局警備企画課 情報担当第二担当理事官)から直接指令が下った
主人公 全国の公安警察に・・・?
陸   いや、私たちに(もちろん)正確には君たちに向けてかもしれない・・・
二人  !
陸   私は別件を任された これから協力者と共に新宿に形成されているセクトについて情報収集を再度して欲しいんだ
    既に申請はしている 頼んだ
主人公 協力者って・・・
陸   彼は今、学校にいるだろう 早速迎えに行ってやってくれ 恐らく大丈夫だ 必要な情報はまた連絡する
桜井  ちょっ・・・
 そう残し、陸は去っていった
主人公 ・・・・・
桜井  まじかよ・・・・
 陸の残した紙を手に 一先ず家に帰ることにした

5aho:2015/09/20(日) 01:06:38 ID:NJS0LGEQ
巡査長→警部補(主任)
総務課

6R:2015/09/20(日) 20:29:04 ID:9Ls9XlsY
「はぁ...なんでなんだろうな...桜井」
「仕方ねえだろ相棒、まさか、お前の転居した理由がこれに入るなんてな」

そうだ、俺は元々、小さな町で平凡にやるはずだったのだが、上からの辞令でこの今のところに移ったのだ、だが、その理由は聞かされてなかった...


「とにかく、陸さんが言っていた学生のところに早く行かないとな」

「だが、今の時間は学校の最中だろ、なら、もう少し休んで置こうぜ」

確かに、まだ午後の1時くらいだ、普通ならこの時間もまだ学校だからな、桜井の言葉も一理ある

「仕方ない、2時には行くからな」
「あいよー、わかってるさ」

7馬鹿:2015/09/21(月) 11:01:25 ID:c9xt0W/Y
桜井と別れた主人公は、あることを思い出し家へと急ぐ
主人公「すっかり忘れてた!あいつ何かしてないだろうな・・・」
不安を胸に部屋の鍵を取り出した
 
一方
桜井  「あいつにはああいったけど」
 桜井は例の学校の門前に来ていた
 「前もって確認だけはしておくか」
ばれると色々面倒なのでそそくさと隠れながら校内に入る
学校の裏庭と思わしき場所にたどり着いた
見るとひとりの生徒が座って何かを見ている
桜井「さぼりか・・・ 感心できないけど、俺もしょっちゅうやったしなぁ」
何よりこの状況で声を掛けること自体まずい
桜井「お邪魔・・・」
生徒「なんか用っすかね」
どうやら足音でばれてしまっていたようだ
桜井「見つかっちまったか こうなりゃさぼりをネタに・・・」
生徒「不法侵入は周知の事実になるんすけどね」
桜井「はは・・・勘弁してくれよ」
生徒「誰にも言わねえって それより、話し相手になってくれよ」
なかなか度胸のある生徒だ
桜井「そうだな 話がてら一つ教えてくれないか」
生徒「先に質問すか まあいいけど」
桜井「俺さ ちょっとした仕事である人を探してるんだよな でさ、この学校にいるって聞いたもんで」
生徒「作業の協力者、かい?」
桜井「!」
生徒「運命ってやつだよな」
まさに運命だったのか まさかあの狂言ともいえる情報を送り込んできたのがこの不良だったとは
桜井「てことは、あんたが間宮・・・」
生徒「そ これからよろしく」

8IR:2015/09/22(火) 15:42:21 ID:q.EIH/zU
不安を胸に俺は部屋の鍵を開けた俺はまずあのツルペタを探した

「〜♪」

人の心配をよそにこいつはのんきにテレビを見ていやがった...
「おい、ツルペタ」
「ツルペタじゃないよ!胸くらいあるんだからね!」
そういうとない胸を突き出してそういった...
「はいはい、わかりました、あるんだな...とにかく、話がある」
「ほえ?話って?ま、まさか!この私に欲情して襲いたいとか!?」
「違うっての!はなしっていうかな、その、質問だ」
「質問?いいよ!」
「ありがと、質問は4つだ、まず一つ、あんた名前はなんだ?そして二つどうして俺にしか見えないのか...3つ目、なんで全裸なんだ、目のやり場に困る...4つ目、あんたの狙いはなんだ?答えろ」

しばらく考えて15分くらいたってその少女は口を開いた

9アホ:2015/09/22(火) 17:44:52 ID:a2SDfyWQ
ツルペタ「名前はルナ あとは答えられない」
主人公「何だと?」
ツルペタ「答えるも何も 自分だってどうしてこうなっているのかわからないし、」
主人公「そうか・・・・ 」
出所が自分でも解らないとは厄介だ
ツルペタ「また変なこと考えてる?」
主人公「とりあえず服を着ろ あの箪笥からそれっぽい服を探して着ておくんだ」
何もかも謎だな 俺はベッドの隣にある箪笥に少女を向かわせた
時計を見ると13時半頃になるところだった
主人公「ルナ、俺はそろそろ出かける またここで待っておいてくれ 余計なことすんなよ・・・」
ツルペタ「えぇ?またぁ?」
すかさず文句を垂れるルナをよそに鍵を持ちドアノブに手をかけた
ルナが腕を掴んでいる・・・・
主人公「おいっ・・・!」

人気の無い公園
桜井「どの虫が一番好きなんだ?」
間宮「その時々だろ 今観察してる奴が一番 終わると興味ねぇな」
桜井「ほぉ 今掴んでる虫は何て名前なんだ?」
間宮「知らね 名前とかどうでもいいっしょ こいつが何してるか見てんのにさ」
桜井「・・・・どうしてここら一辺にセクトがいると判断したんだ?」
間宮「セクトね・・・・ そんなしょぼいもんじゃ無いんだよなぁ」
 間宮は虫を掌で遊ばせながら微笑する
桜井「?どういうことだ というかそれよりまず、なんで存在が確認されてる人間が行方不明だと言えるのか教えてほしいところだなぁ」
間宮「誰も気づいていないんだな・・・・ 簡単に言うとね、今俺が触ってるこの虫さ、実は観察しつくしちゃってるんだよね
   でさぁ、あの日を跨ぐまでこんな色の奴は 一匹もいなかったわけ 」
桜井「・・・!?」
間宮「同じことが人間にも言えるのさ 試しに何件か回ってみたよ
   知ってるか?俺虫観察する前は人間観察が趣味だったんだぜ」
間宮はそう言って 立ち上がる
間宮「予想通り どいつもこいつも、あの日を跨ぐまでの俺が知ってる顔じゃなかった」
桜井「!?」
間宮「セクト? さらに酷いんじゃねぇ? これってつまり」
    「周囲の人間の記憶改竄ってことだよなぁ」
桜井は、微動だにもせず ただ事態の内容を収拾するのに言葉を失っていた

10IR:2015/09/22(火) 20:04:22 ID:XcIC1iCI
「もう...私を置いていかないで?」
少し目をウルウルとさせてうわ目使いということだ...普通ならこれで堕ちるだろうが俺は違う

「ダメだ」
「む〜、ケチ〜いいじゃーん!減るものじゃないし〜」
「それじゃあ約束しろ...絶対俺から離れるなよ」
俺はその言葉を気づけば出していた...多分ほっとくことができなかったんだろうな

「う、うん、わかった!」
「それじゃあ行くぞ...」そう言いてを引っ張り相棒との合流地点を目指すことにした

11アホ:2015/09/22(火) 20:15:32 ID:a2SDfyWQ
桜井龍樹が口を開いたのは間宮が虫の観察に飽きて公園を出ようとした頃だった
桜井「なんで・・・・ お前は、その記憶改竄の範囲に入らなかったんだ?」
間宮「解らねぇな ただ、このまま作業を進めていけばいいのは確かだな」
桜井も立ち上がった 不意に腕時計が目に入る
桜井「・・・そうだった もうこんな時間か 間宮、ついてきてくれ 相棒に会わせてやるよ」
間宮「説明するの面倒だから適当にやってくれよ」

ゼロはこの状況をわかっていて指令を下したのか もしそうでなければ連絡をとるしかないか
どちらにせよ警部補には この案件 とても新品二人で手に負えるようなもんじゃない

間宮「浮かない顔してるんすね 早く行こうや」
桜井「あ、悪い・・・・」
 
学校に向かうことになった

12IR:2015/09/22(火) 22:52:39 ID:XcIC1iCI
「なあ、ルナ...お前さっき他はわからないって言ったよな」
「え?う、うん...」
「それじゃあ、お前が成仏、もといやり残したこともわからないのか?」
「そう言うことになるのかな...でも、私はその、うぅ...」

だめだ...こいつから何かを聞こうとすると、やはり頭を抱えてしまう...やっぱり何かあるのかな...

「でもね、一つ言えることは、私はあなたにあったことがあるってことかな...いつだったかは覚えてないけど」

『なん...だと...」

俺はしばらく唖然とし固まっていた...俺はルナと昔あったことがある?何時だ、このツルペタで特徴があるやつを簡単に忘れるわけがない...

そして、考えることに夢中になり、もう学校についているであろう桜井から電話が来るまで俺は固まっていた...

13zako:2015/09/22(火) 23:10:46 ID:uEuaKOOo
桜井「何やってんだ もう時間だぞ」
主人公「わるい 少し手間取ってた」
桜井「?何に」
主人公「いや、気にしないでくれ すぐ向かう」
桜井、電話を切る
間宮は依然として虫を観察している
やがて主人公が着く
主人公「ごめん遅れた」
桜井「解ってる」
主人公「!」
ふと、桜井の隣の金髪の生徒に目を動かす
主人公「まさか・・・」
桜井「ああ 協力者だ」
主人公「もう見つけたのか 宜しく」
間宮「・・・・・・・」
主人公「・・・・・・?」
桜井「面倒とはいっても挨拶ぐらいしようや」
間宮、無言で何かを凝視している
視線の先には、ルナ
ツルペタ「えっ・・・・?」
間宮「・・・・・・・っ 宜しく」
気を取り直したように挨拶を交わす
桜井「どうしたんだ・・・?」
主人公「何が見えていたんだ?」
間宮「見えていた?見えていたって言ったなあんた」
  「そこに何がいるんだ?」
主人公・ツルペタ「!」
間宮「あっわり 変なこと聞いた やっぱ今のなしな 改めて宜しく」
桜井「おいおい 二人して見えてるの見えてないだのやめてくれよな」
合流した主人公達は、一先ず陸に連絡を入れることにした
どうやら会えるそうだ
ツルペタ「ねえ、あの人すごく怖い ずっと見られてるような気がする」
主人公「どういうことなんだ・・」
道中、間宮の視線は周りを泳いでいて一度もルナを気にかけるようなことは無かった

14IR:2015/09/23(水) 11:43:44 ID:MzFdBeXo
俺はそのあとずっと間宮のことを気にしながら、あとをついていた

「ん?どうかしたんすか?」
「いや、その、なんでもないよ」
「おい、相棒いくら彼女ができないからって男に手を出すことはすんなよ」
「するかバカ!」

ったく、こいつは...いつもこうだ...まあ、そのおかげで毎回大きな喧嘩とかは起こってないけどな...

「ねえ、あの人...なんだか怖いよ...」
「大丈夫だ、安心しろ...」

はたから見たらこれはもう兄妹のように見えるだろうが、こいつは俺にしか見えてないらしいから、多分服が伸びてるようにしか見えてない...いや、それはそれで大変だな

15zappa:2015/09/23(水) 19:41:39 ID:uEuaKOOo
例の喫茶店とはまた別の店である
陸「驚いたか?協力者の姿を見て」
桜井「やだなぁ、そりゃ少しはビビったけども」
主人公「作業の方針を決めましょう」
間宮「・・・・・・・・・」
陸と間宮の向かい側に奥から桜井、俺、ルナの順に座っている
これならルナが座っても問題はない
陸「手早く済ませよう」
 「まず、桜井には行方不明になった家の住民についての資料をここ1年で調べてほしい 終わり次第次の仕事を任せる」
桜井「はぁい」
静かに、桜井の脈にナイフが当てられた
桜井「はいっ」
陸「次に、お前には彼らの行動を監視してもらう 私も別件の用事を済ませたので参加することになった」
主人公「はい」
陸「間宮は、引き続き観察を続けてくれ」
間宮「はぁい」
桜井、息を呑む
陸「以上だ、お前は私と行動する 解散」
桜井「なぜ間宮だけ・・・」
こうして、各自の捜査が始まった

主人公「二手に分かれて捜査ですか」
陸「そうしてもいいだろう この紙にリストを記載している 覚え次第捨ててくれ」
主人公は陸から監視する対象のリストを記載した紙を受け取る
主人公「はい」
陸「では」

桜井「俺だけデスクワークってやつ?あぁ面倒・・・ なんで俺等だけなんだろ?」
小言を呟きながら行方不明者と判断された住民の資料を探し始める
桜井「記憶改竄、か」
警部補は質問の余地を挟まなかった 
ただの確認のためか

ツルペタ「ずっとこんなとこで張り込むの?」
主人公「嫌なら帰ってろ」
そういってルナに鍵を渡す
ツルペタ「いや、ここにいとく」
主人公「邪魔にならないようにな・・・」
俺はこいつを見た覚えが無い 気づかなかっただけか
主人公「なぁ・・」
ツルペタ「あっ!誰か出てきた」
視線の先には、目的の対象がいた
主人公「よし、追うか」
主人公は急ぎつつも気配を悟られることの無いように追跡しだした

桜井「あい終わりィ!」

16zaku:2015/09/26(土) 23:16:28 ID:Om5/ci/s
間宮「・・・・」
桜井「研究はかどってるか」
間宮「邪魔だ 帰れよ」
桜井「怒んなって 様子見に来ただけだし」
間宮「あーそぅ」
桜井、虫を観察し続ける間宮を背に、相棒の元へ向かおうとする
間宮「・・・・あの人の周り、なんか見えなかったか」
桜井「えっ?」
間宮「・・・・・」
桜井、相棒の元へと向かう
 主人公「特に異常な様子はなし 買い物をしに行っただけか」
 ツルペタ「つまんないの」
 主人公「そういうな 何もないと、確かに、かえって奇妙だが」
 ツルペタ「・・・・」
 主人公「飽きてきたなら帰ってもいいんだぞ」
 ツルペタ「いやっ」
 主人公「あっそ・・・ じゃあ次行くぞ」
 桜井「よう、誰としゃべってんだ?」
 主人公、ツル「!!」
 主人公「いや、独り言だ」
 桜井「・・・」
 桜井「変な奴 こっちもう終わったわ 予想通り戸籍も前から今の状態になってる」
 主人公「そうか やはりそう簡単に出るはずはないか」
 桜井「あとは現物で確かめるしかないな」
 主人公「そうだな また手伝ってくれ」
 桜井「はいよ」
主人公達はまた二手に分かれて各々対象を追うことにした
 陸「特にセクトに関連付けられるような行動はナシ」
 陸「・・・・」
 桜井「あれ、主任?」
 陸「桜井、資料の収集は終わったのか」
 桜井「はい やはり異常はありませんでした」
 陸「そうか。今は監視をしているということだな 宜しく頼む」
 桜井「はいっ」 
 陸「間宮の方はどうだと思う?」
 桜井「さっき見に行きましたけど、大分集中してるようでしたよ」
 陸「一体何をしているんだあいつは・・・」


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