2020年京都大学新入生スレ - 1585888235

232：名無しさん：2020/11/01(日) 21:33:59 ID:5PNRQPNU0: ●京大か東大か
投稿者:花宮　(男:兵庫)　[受験生]　投稿日:2020/09/24 17:52:06
No:13077 返信削除

兵庫県南東部在住/高2/情報工志望

京大は自宅から通えるのだと思っていたのですが、それはかなりキツイと聞きました
親には「どうせ下宿をするなら東大にしろ」と言われています
コロナの影響でどちらも実際に見ることが出来ていない事もあり、どちらを目指すか非常に悩んでいます

・以下が自分の印象なのですがどの程度あたってますか？
京大:自由、対話と自学習、上と下の差がすごい、変人
東大:とにかく忙しい、ハイスペック奴隷、教養学部のおかげで色々な事を学べる、真面目

・↑と関連しますが、京大生から見た京大（特に工学部）の特徴はどのようなものですか？

・研究内容の違い（データサイエンスをしたい）について知ってる方がいれば教えてもらいたいです

・正直、東大と京大どちらがオススメですか？また何が決め手ですか？

●Re:京大か東大か
投稿者:百万遍太郎　(男:京都)　[京大生]　投稿日:2020/10/05 01:24:11
No:13091 削除

文系学部在学中の京大生です。現状のキャンパスライフと、東大との比較はお伝えできます。（同期が東大に進んだこともあり、多少ずれはあるかもしれませんが、生の声がお伝えできると思います）

まず、コロナ禍のキャンパスライフについて。京大はかなり制限が厳しく、大学の対応では東大に数枚落ちます。自由の学風は張り子だったことが、今回の惨禍で露呈したように思います。東大は夏前に明快なガイドラインを出し、課外活動を率先して再開させましたが、京大はガイドラインも曖昧で、年度内に課外活動の再開許可が下りるかも怪しいです。大阪市立大や東京大など、他大学の水準と比べても最も厳しい活動制限となっているように感じます。1回生への対応もあまり手厚くありません。

次に京大そのものについて。自学習の風潮や変人の多さは東京大より多いかもしれません。発言・行動ともにおもろいやつ、独創性があるやつは人気があります。マウント取るやつは嫌われ、肩書き（京大であることそのものや、〇〇オリンピック出場とか）は重視されません。これは誇れる文化だなあと思います。また、社会と距離を置いて自分の身の振り方を考えられること、文理のキャンパスが同じなのでさまざまな知り合いができること、進振りが無いので課外活動に没頭できることなどが京大の魅力だと思っています。社会と隔絶した中で時間が有り余るので、人生や自分について考え、本当の思考力が身に着きやすいです。寺社仏閣や自然に触れられることも良いですね。チャリでほとんどのところに行けるのも魅力です。
しかし、課外活動が制限されているのは大きなマイナスです。教務が東大に比して柔軟さに欠け、学生を抑圧気味です。また、意識しないと社会の動きから乗り遅れます。学生の街なので、サラリーマンを見ることがなく、社会に出るイメージがわきません。俗世から離れて自らを省みるのも貴重な体験ですが、東京が遠いので就活で苦労します。最新の文化に触れたい方もしんどいです。

次に、東大の特徴をあげます。
良い点は、やはり京大より勉強ができる人が多い印象です。上の層は変わらなくとも、中位層以下のレベルが高い（＝論理性や頭の回転、知識）というか。前期で教養学部に所属するのも真のリベラルアーツという感じで良いですね。また、ＧＤＰ世界3位の国の首都で4年間生活できることは、大きな魅力です。最新の技術・文化・情報が苦労せず集まるほか、サラリーマンだらけの街なので自然と社会に出ることを意識します。社会的にも日本一と認知され、就活も比較的容易な印象があります。
悪い点としては、良くも悪くも実家が金持ちで、教育に資本を投資してもらってきた者が多いと思います。東大に進んだ高校の同期を見て思うことです。京大は地元のトップ校から来てる人もちらほらいますが、東大はなかなか厳しいのでは。多様性が小さそうです。また、政治体制に従順な人や、社会に出ることに疑問を抱かない人がやはり多い印象です。社会に出るのをすんなり受け入れて活躍するという点では賢いのかもしれませんが、やはり学業面が大変で、人生について考える時間は京大よりは取れないかもしれません。途中でキャンパスが移るため、サークルに打ち込み続けることも難しいと聞きます。

大学生活に何を求めるかの差だと思います。自立・自律を学べて多様性に富んでいるのは京大、リベラルアーツが学べて社会に出るのに（もしかしたら出た後も）有利なのは東大という感じでしょうか。大学の運営面では東大の方がしっかりしているので、こういう有事には頼りになるはずです。
筆が乗って長文を書いてしまいましたが、色んな記事を読んだり先輩に話聞いて考えてみてください。