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2017年京都大学新入生スレ

226名無しさん:2017/12/19(火) 10:29:42 ID:Y3zpsvXY0
しかし、現実には大病院の目の前に立地する“門前薬局”の乱立を招いただけだった。患者としては、診療後すぐに薬を手に入れたい。そのため、とにかく病院の近くにある薬局に足を運ぶことが多くなる。

 逆にいえば、薬局としては病院の前に立地してさえおけば、病院から処方箋を持った患者がどんどん吸い寄せられてくるわけだ。集客に苦労する必要はないも同然であり、ある薬局チェーン幹部は「放っておいても患者が集まってくる。これほど楽な商売はない」とほくそ笑む。

 しかも、そこで行われているのは前述したような単純作業だ。ほとんどの場合、処方箋に従って棚から薬を出し、せいぜい分包化やケースに入れる程度で患者に渡す。薬剤師の本領である、高度な技術や深い知識、シビアな服薬指導が必要になるケースはごくまれだ。

 こうした高利益の調剤業務を持っているため、大手薬局チェーンが展開するドラッグストアでは日用品を低価格で販売することができ、コンビニエンスストアやスーパーマーケットに価格競争力で優位に立てる。

 数の面でも、薬局は全国で約5万8000店に上り、コンビニの店舗数(約5万4000店)を凌駕している。安く買えるというのは消費者にとってありがたいことには違いないが、調剤報酬の原資は我々が支払う社会保険料や税金だ。そこで得た儲けを原資にするかたちで安売りを仕掛けるというビジネスモデルは、果たして健全なのだろうか。

●薬局の儲けすぎ体質に日本医師会が大反発!

 この状況に腹を立てているのが医師たちだ。

 日本医師会のシンクタンク「日本医師会総合政策研究機構」は、2015年に薬局の経営状況を分析するレポートを公表している。そのなかで、大手薬局チェーン4社の財務諸表を読み解き、「売上高経常利益率は、大手調剤薬局4社平均で4%台、病院(一般病院)で3%であり、大手調剤薬局の売上高経常利益率は病院よりも1%前後かそれ以上高い」として、「薬局が医療機関より儲けている」と説明する。

 さらに、わざわざ役員報酬を算出した上に社長らへの株主配当まで記載しており、「14年度では日本調剤の社長には約1億6400万円が配当金として支払われている」という旨を盛り込んでいる。

 ここまで不満をあらわにする姿勢には「品がない」との批判もあるが、社会保障費が増え続けるなかで、「限られた予算を、いかに自分たちの領域に持ってくるか」をめぐって熾烈な争いが繰り広げられている。上限が決まっているだけに、薬局への報酬が減れば、その分が医療機関に回ってくる可能性も出てくるからだ。


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