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ゆうぐれカフェ

14ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/23(日) 14:28:35

   (ゆうぐれカフェ 〜羽花side*)

「………!きゃっ、」

 私の間違っている問題をそっと指差し説明するゆうちゃんが、急に短い悲鳴をあげた。
 ぱっと顔をあげて見るとそこにゆうちゃんの姿は無い。

「ゆ、ゆうちゃ……っ?!」

 突然の状況をうまく理解できずに、ただただゆうちゃんを探しに行くためにゆうぐれカフェから出た。
 お願い、無事でいて………!

     ∞ 〜ゆうぐれside*

「っ………ライアさま…………」

 突然人間界でも魔界でもない、草一本さえない広い広いおわりの見えない真っ白な部屋へとワープした。
 ここに呼び出されたということは、ライアさまによるお話をいただくことになっている。
 ライアさまのライアは嘘吐きという意味。だからゆうぐれは、ライアさまのことなんて信じない―――

「ゆうぐれ……お前はまた客と仲良しごっこをして………随分悪い奴だな。」

 ライアさまがくすりと笑い声を零すと、ゆうぐれを見下してくる。
 それに反抗するようにきっと睨んで言い返した。

「別にっ…仲良しごっこなんてしていません。」
「では何故役目を果たしていない!」

 ライアさまがゆうぐれの言葉に被さるように、早口で怒鳴った。
 それにビクリと震えだすゆうぐれを見ながら、話しを続ける。

「お前の役目は――人間界と魔界の者を惑わすことだよな。こんな世界、滅びてしまえと願うように……違うか?」

 そんな役目、果たすわけないじゃない。
 心では言えても口じゃ言えない。
 何で、何で世界を支配しようとするの?
 精一杯、自分の出来ることを考えてから問いに答えた。

「………違う……ゆうぐれはそんな酷いことに協力なんかしませんっ………!」

 これで殺されたとしても、いくら苦しい扱いをされたとしても悔いは無い。
 羽花さまが無事ならば……………ゆうぐれ、いつの間にか頭の中が羽花さまでいっぱい。
 こんなゆうぐれでも、消えたら羽花さまは悲しんでくれるのかしら………

「………ほう、中々面白い答えだ。だが、面白いだけで生きていけると思うな!」
「っ………や、」

 ぐいっと強引に腕を捕まれて、少し抵抗するもののすぐに太い縄で縛られる。
 そして睡眠薬っぽいものの液体を飲まされた。

     ∞ 〜羽花side*

「ゆうちゃん、ゆうちゃん!」

 一体何処へ行ったの?
 もしかして、もうカフェに……
 たくさん考え事をしながらカフェに戻ると、やっぱりゆうちゃんの姿はなかった。
 また探しに行こうとドアノブに手をかけると、誰かの声が聞こえる。

「待て、羽花。」

 え?と思い振り向くと、しゅんっとゆうちゃんが消えていったのと同じような感じで誰かが現れた。
 誰かの隣には、眠ったゆうちゃん………!

「ゆ、うちゃ………?どうして、」
「ゆうぐれが仲良しごっこなんてするからねえ、」

 誰かはケラケラと笑いありえない言葉を言った。
 仲良しごっこ………?ゆうちゃんが?

   (うだうだすみません><byねここ)


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