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名古屋大学経済学部4
139
:
名大名無しさん
:2015/02/16(月) 17:25:41
大阪の橋下市長が、「大阪都構想」を唱えているが、二重行政の無駄を無くすために必要なのは、
「大阪都」ではなく、「大阪郡」(大阪カウンティー)なのである。
アメリカやカナダ、イギリスなど、英語圏の国々で採用されている「郡システム」こそが、
日本に必要な行政機構なのだ。
「郡」(カウンティー)という組織は、自治体ではない。
アメリカならば「州」の出先機関であり、日本ならば都道府県の出先機関である。
つまり、都道府県の行政組織である。
基本的には、都道府県内にある1個〜10個の市町村を、単一のグループにまとめ、このグループが存在する区域と
その区域を管轄する都道府県の行政サービス機関が「郡」(カウンティー)である。
一つの都道府県には、3個〜15個の「郡」(カウンティー)が設置され、郡内には1個〜10個の市町村が所属する。
大阪府に「郡システム」が導入された場合、「大阪市」は「大阪郡」となり、「大阪郡」の中に、
東京都の23区のような「準市」と呼ぶべき「区」が設置される。これらの「区」には
区の住民の信任投票によって任命された5人の議員で組織された「区議会」が設置される。
区議会議員は、各区に1個ずつ設置された半官半民の自治組織である「自治会」(「タウン理事会)が候補者を選び、
有権者に対して推薦する。
この候補者を、有権者の「信任投票」によって区議会議員に選任する。つまり、議員の選任に政党は介入できない。
「大阪郡」は、15個の「区」によって構成される。区議会議長が「区長」を兼務する。
大阪市長は「大阪郡」の代表を兼任し、大阪郡全体の行政を統括する。
つまり、大阪府の「大阪市地区」に関係する行政は、「大阪郡」(正式名称=大阪市および郡)に委任されるのである。
これは、大阪府公務員の一部が、大阪市(大阪郡)に移籍することを意味する。
「大阪郡」は、大阪府内における最大の「郡」(カウンティー)となるであろう。
そして、「大阪郡」以外にも、大阪府内に8個〜10個の「郡」が設置されることになるはずである。
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