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山田顯義先輩! 僕は後輩の日本大学生です。

361日本衛生学会会頭山田顕義内務卿 日大と日本医大は兄弟校:2020/06/25(木) 17:10:00
長与の衛生行政構想が内務省の衛生行政の路線にも通底しており、
衛生局の行政文化の形成にも寄与したことを明らかにしたことであろう。

それは、明治一五年の山田顕義内務卿による「衛生ノ事タル医学理学等ノ原理ヲ移シテ
政務上ニ活用スルノ方法」であるとの指摘からも明らかである。すなわち、同内務卿は
「医学理学等ノ原理」を「政務上」に活用するため、「衛生ノ大意」に通じた者を必要とした。
より具体的に言えば、「衛生官」を置いて地方の衛生官吏を指導し、「郡区医」の配置を進め、
「溝渠水道家屋等」を改良しようという方針であった。さらに現場において大きな実力を
発揮する警察との調整が必要であった。

明治一0年代はとりわけコレラの大流行により、
甚大な被害がもたらされた。年によっては、コレラの猛威によって一0万人以上の死者を出し、
交通遮断や避病院への隔離のため警察による物理的強制力の行使が即効性の点で優っていた。
衛生局と警保局の折衝よりも全体を統括する内務卿による調整が有効であったことはまちがいない。
これにより長与の構想が「健康保護」事業の推進に帰結したとの知見は従前の研究を補い、
より発展させたものとして高く評価されてしかるべきであろう。


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