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海洋建築工学科について語るスレ

40OGですが:2004/12/01(水) 06:34
私が海洋建築工学科に入学したのはちょうどバブル期の昭和59年のことでした。巷ではキャリアウーマンが流行となり、女性でも専門職を希望するのが当たり前の時代、また建築業界はポストモダニズムの頃で、変わった建築物が雑誌にどんどん載っていた頃でもありました。開発事業も数多く発表され日本だとても華やかに発展した頃。私は有名建築家にあこがれていつか自分もああなれるのだろうと思って大学に入りました。
授業を受けてみて印象に残っているのが実際に建築家としての地位を持っておられ数多くの作品を発表している講師の方々による設計製図は、毎回驚きと発見がありました。特に私たちの頃は非常勤講師に竹山聖氏、小野正弘氏、渡邊明氏などが招かれていたように記憶しています。講師の方々は、若い学生に対しご自分の作品をスライドで説明してくれ設計の考え方をとても丁寧に講義されていました。また、授業を通して建築家としての社会的責任や設計という仕事のおもしろさを教わりました。特に竹山先生とは在学中も卒業後も、事務所に伺ったりし実際の設計業務に触れることが出来、とても影響を受けています。数年前に独立しましたが、事務所を共有している仲間はアモルフ(竹山先生の事務所)出身の人とです。
ゼミナールでは、小林(美)先生の体調のこともありあまり先生の講義を受けられなかったのが心残りでしたが先輩や同期に恵まれました。今でも心に残ることは卒業設計の時、私の模型を2人の院生が手伝って下さったことです。徹夜までして作成していただいた模型は今でも家に飾ってあり学生時代の良き思い出であったと思います。
卒業後、レーモンド設計事務所に9年いたあと独立し住宅、店舗設計、家具デザインと学生時代からの夢を少しずつ実現しています。学生時代から友人も独立し建築家として仕事をしている人が増えてきました。大企業でも倒産するこれからの時代は就職するための大学選びということより自分が何をやりたいかということで大学を選び授業を受けることが大事だと思います。また、今学生の方は単位を取るためだけに講座選びをしないように、感受性の強い20代の頃に好奇心旺盛に色々なことを経験できるような環境に自分をおき、同時に人間関係を広げることを心がけて行くことも大事だと思います。
今後は、社会もデジタル化されていき、世の中のスピードもどんどん速くなっていき人言動ディのコミュニケーションもとりにくい時代になっていきますが本当に大切なことを見失わないようにしていきたいと思います。


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