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はじめましてマイセルフネットワークです

4知的障害関係者:2009/02/16(月) 20:23:24
 「絶対弱者」への明確な処方箋(せん)は、残念ながら本書には示されていない。

 三浦さんは、大学に落ちることによって「根拠のないプライド」が一度踏みにじられれば、そこから自分なりの努力ではい上がることによって、実力に裏打ちされた「地に足のついた自信」が得られるだろうと指摘する。

 しかし、「根拠なきプライド」の持ち主は受験生だけではない。大学を卒業し、会社に入ってくる新入社員も十二分に持っている。

 私が社会人になった20余年前は、そんなヤワいものは、徒弟制のもとで、完膚なきまでに叩き潰された。ところが最近はそのような新人教育はできない、なぜなら辞めてしまうから、と元同僚は話していた。大学全入時代に突入し、企業が全般的に優しくなった今は、「仮想的有能感」はヌクヌクと生育し放題なのかもしれない。

 一方、渋井さんは、正規雇用が増え、それを絶対弱者が選択できるようになれば、絶対弱者ゆえにニートやフリーターになって生活のリスクを背負ってしまう確率は下がると指摘する。しかし、それでは企業社会で抱え込んで、存在を目立たなくするだけであって、根本的な対策とはいえないだろう。

 対策や処方箋(せん)の解明は、したがって、後続の課題として残っている。

 余談だが、弊サイト編集部内では12月以降、「それ、やります」「それ、できます」と言ったまま一向にアウトプットが出てこないスタッフに対し、「あなたはもしかして、絶対弱者なのですか」と柔らかく言い合い、互いに奮起を促している。渋井さんにはまだ確認していないが、使い方はさほど誤っていないはずだ。


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