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はじめましてマイセルフネットワークです

11知的障害関係者:2012/11/13(火) 00:13:00
「障害者の性」問題を通して、新しい「性の公共」を考える 坂爪真吾
http://blogos.com/article/50055/

「障害者の性」問題を解決するための非営利組織「ホワイトハンズ」代表の坂爪真吾さん。
障害者への射精介助を中心に、現在は全国18都道府県でケアサービスを展開している。
事業立ち上げのきっかけや今後の活動などについてお話を伺った。
(聞き手:荻上チキ)

■性産業の社会化
荻上 『セックス・ヘルパーの尋常ならざる情熱』が話題ですね。ホワイトハンズの活動をはじめてから何年目になりますか。

坂爪 2008年からスタートして今年で5年目になります。

荻上 活動内容はどういったことを?

坂爪 「障害者の性に関する尊厳と自立を守る」という理念を掲げて、性的な面でのケアサービスを行っています。自力で射精行為ができない重度の男性身体障害者に対する、射精の介助がメインです。介助方法は、普通の訪問介護と同じ倫理・サービス基準で、スタッフが介護手袋をはめてローションを使って介護します。

荻上 どうして、事業を立ち上げようと考えたのですか?

坂爪 私は元々社会学を勉強していて、大学時代は上野千鶴子ゼミに所属していました。その時の研究テーマが「ジェンダーとセクシュアリティ」。その中で風俗を研究しようと思いついたんですね。

私の出身は新潟県ですが、高校卒業後の浪人時代に、地元のソープで働いている女性と話す機会がありました。「ソープってどんな利用者が来るんですか?」と訊ねたら、70〜80歳の年輩の方が多くて、彼らは朝一番に年金を握りしめてやってくるという話を聞いてびっくりしたんです。歳をとっても性欲というのはきちんとあるんだなと。それが風俗に興味をもったきっかけです。

荻上 「性=健常者の若者たちのもの」ではないと認識したきっかけであったと。

坂爪 東京に出てくると、池袋や渋谷などの風俗街で調査をはじめました。研究を進める中で強く疑問に思ったのは、性というのは人間の自尊心の基盤であるにもかかわらず、今の社会の中で、性に関して受けられるサービスは、なぜ風俗しか存在しないのだろうか、ということでした。

性欲と並んで、同じ人間の基本的欲求である「食欲」で例えれば、街中、どこを歩いても、ハンバーガーやコーラだけを売るようなファストフード店しか存在せず、それ以外に食べるものの選択肢が無いので、皆がそれを食べ続けて、心と身体の健康を害している、というような状況です。

「風俗が悪い」という単純な批判的感想ではなく、「風俗以外の選択肢が無いことが悪い」という感想を抱きました。


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