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隣人スレPart18
1192
:
名無しさん
:2015/01/12(月) 14:06:46 ID:zrR2Nzpo0
俺は、おはようのペロペロがしたくて――その欲求が抑えきれずに――やまもんの口枷を外そうと手を伸ばした。
やまもんだってもう、隣人がどんな風にやまもんのことを思っているか理解してくれたはず。無闇に声を上げたりはしないと思う。
口枷に手が掛かる。なぜかやまもんの顔は怯えているように見えた。そんなわけないのに。
口枷が外れて、
「やまもん――」
「このマジキチっ! 近寄るな、触るな!縄をほどいて俺を家に帰せよっ!」
やまもんは絶叫した。
「マジキチ?」
無意識に、俺はやまもんをういろうで殴っていた。無意識なのだから、加減なんかできるはずもない。
パンッ、という甲高い音が四、五回もしただろうか。気が付くと、両の頬を真っ赤に腫らしたやまもんが倒れていた。
酷いことをしてしまったと思う。今のやまもんはあのゆとり共の影響を受けているから、隣人を受け入れてくれるに時間がかかるのはしかたがないのに。
俺は謝ろうと口を開いて、
「ごめん――」
けれどそれは、やまもんのさっき以上の大音量の叫び声にかき消されてしまう。
「配信! 配信するからっ! ニコ生で!」
一瞬、目の前が白くなったような気がした。
顔面を蹴った。
なんで、俺達の気持ちを分かってくれないんだろう。こんなに大切に思っているのに。
馬乗りになって、マックポークを無茶苦茶に叩き付けた。
どうして、あの厨共の名前なんて呼ぶんだろう。よりによって、あの厨共の名前を。
叩くのをやめると、両手を拘束してあるせいで顔を庇うこともできないやまもんは、
ぼろぼろになって鼻からは血を流していた。
「やめて……やめてくれよ……」
弱々しく呻くやまもんにまた口枷をはめて、手足の拘束を確認してからクローゼットに押し込める。
一緒にチン毛鍋をつつこうと思ったのに――。
まあいい。俺らがオカズを漁っている間、ひとりでいれば頭を冷やしてくれるだろう。
そうすれば、誰が本当にやまもんをかけがえなく思っているか理解してくれるはず。
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