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百物語改め四十四話ラジオ

355その:2009/09/01(火) 01:30:53 ID:Xw8XiySk
41/もう一人の私

会社で残業が続いていた頃のこと。
まだまだ仕事も残っているので、気は引けたものの、疲労が限界近くに達していたので、
その日は久しぶりに定時少し過ぎに退社。
私のブース周りには誰もいなくて、離れたブースにいる同僚に声をかけようと
思ったんだけど、なにやら取り込み中の様子。
会釈でも、と思ってしばらく見ていたんだけど一向に気づきそうにないので
そのままタイムカード押して帰った。
次の日。朝出社すると、同僚達が声をかけてきた。
「おはよう。昨日はまた遅くまでやってたの?」
「ううん、定時少し過ぎに帰っちゃった」
と私。
すると、怪訝そうな顔をして、
「え、だって私達22時過ぎにあがったんだけど、
 ○○ちゃんまだPCで何か打ち込んでたでしょ?
 声をかけても反応しないから、テンパってるねぇ、大変だねぇって話してたんだけど」
タイムカードを打つには、私のブース脇を通ることになる。
そのときに彼女達はまだ仕事を続ける私を見て、声もかけたというのだ。

22時・・・爆睡真っ最中でした、私。


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