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あの作品のキャラがルイズに召喚されましたin避難所 4スレ目

371ウルトラ5番目の使い魔 69話 (4/15) ◆213pT8BiCc:2018/03/16(金) 23:42:02 ID:uSujKvK2
 しかし、傷つき飛ぶ力も失いかけたリュシーにドゥドゥーがとどめを刺そうと杖を振り上げた瞬間、今度は別方向から邪魔が入った。
「ドゥドゥー危ない! 飛べ!」
 はっとしたドゥドゥーが反射的に真上に飛んだ瞬間、彼のいた場所を赤色の光線が貫いていった。ロボットの目から放たれた破壊光線で、もし当たっていたら瞬きした次の景色はあの世だったであろう。
 ヒヤリとしたドゥドゥーは、あの銀ピカ邪魔しやがってと毒づいたが、いくらなんでも反撃できる相手ではない。
 だが、街を蹂躙しようとするロボットに対して、青い輝きがそれを遮った。夜空から気高い群青の光が降り立ち、青い光の戦士、ウルトラマンヒカリが再度ロボットの進行を防ぐために立ち向かっていく。
〔やはりまだ生きていたか。ならば、今度こそ破壊するまで!〕
 ヒカリは白いロボットが自己修復して戻ってきたと判断していた。高度なロボットの中にはマスターがいなくても自己だけで完全解決するものも少なくない。
 そしてその一方、あの宇宙人も空の上から見つからないよう気配を消しながら様子をうかがっていた。
「ヒカリさんも来ましたか。さあて、これで役者が揃ったようですねえ。私と遊びたいという誰かさんも、お手並み拝見させてもらいますよ」
 わざわざこんな回りくどい真似をしてまででかいエサを撒いたのだ。何者がちょっかいを出してきているのか、とくと見せてもらおうではないか。
 ヒカリは白いロボットが高火力を発揮すれば街の被害が甚大になるとして、距離を取り過ぎず、中距離戦で戦うことにした。いわゆる、格闘の間合いからは少し離れ、かといって飛び道具を使うと相手に飛び込んでくる隙を与えてしまうような、そんな距離である。
 しかし対峙すると、ヒカリは白いロボットの動きに違和感を感じ始めた。
〔なんだ? 妙に動きが鈍い〕
 先日戦った時は機械的でありながらも比較的スムーズな動きを見せていたロボットが、今度は妙にぎこちないというか、動作をなにか一回する度に一瞬停止する感じでたどたどしい。
 まだ故障が直りきっていないのか? ヒカリはそういぶかしんだが、第三者の存在を知っている宇宙人は、恐らくロボットの制御AIが改造した誰かの使い慣れているものに書き換えられたのだろうと推測した。
「あの動き……どこかで見たことがあるような」
 一方で、動きが鈍くなった分、ヒカリは前回よりも余裕を持ってロボットに対処することができた。
「シュワッ!」
 ヒカリのキックがロボットの巨体を揺るがし、反撃に振るわれたアームも余裕を持って回避することができた。
 だがロボットは両腕だけでは対処しきれないことを悟ると、頭の後ろから弁髪のように生えている太い触手を伸ばしてヒカリを狙ってくる。その、まるでサソリの尾のように頭越しに伸びてくる攻撃にはヒカリもいったん後退を余儀なくされた。
〔まるで腕が三本あるようだ。少し動きが鈍った程度で安心できる相手ではないな〕
 ロボットの有する底知れないポテンシャルはヒカリをも戦慄させた。ならばこそ、ここで倒さねばならない。


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