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避難所用SS投下スレ11冊目

511ウルトラマンゼロの使い魔 ◆5i.kSdufLc:2017/02/01(水) 03:51:43 ID:B.yuTipo
 ウルトラホーン。タロウやウルトラの父に生えている角だが、これはただの突起ではない。
他のウルトラ戦士の全てのエネルギーを吸収することが出来る神秘の器官なのだ。現実の
タロウも、ウルトラベルを入手するのにウルトラ族の肉体でも耐えられない環境を作っている
ウルトラタワー内に立ち入る際に、ウルトラホーンの力でウルトラ兄弟と合体し、スーパー
ウルトラマンとなったことがある。
「私は年老いた。ジュダを倒すには、若いお前の力が必要なのだ! 早速超ウルトラ戦士に
なるための特訓を始めるぞ!」
「はいッ!」
 タロウに施す特訓に取り掛かろうとするウルトラの父に、ゼロが問いかける。
『ウルトラの父、俺にも何か手伝えることはないでしょうか?』
 しかしウルトラの父はゼロの申し出を断った。
「気持ちはありがたいが、いつまでも君に頼りっぱなしではいられない。それにこの特訓は
エネルギーの消耗が激しい、危険なものだ。他人に任せる訳にはいかない」
『けど……』
「大丈夫だ。年老いたこの身だが、己の息子に稽古をつけるだけの力は残っている。君はタロウが
超ウルトラ戦士の資格を得ることに成功することを祈っていてくれ」
『……分かりました』
 ウルトラの父にそこまで言われては、反論することは出来ない。ゼロも大人しく身を引いた。
 タロウの最後の特訓は、ウルトラの父が放つエネルギー光線をウルトラホーンで受け止め、
エネルギーを余すところなく吸収するというものである。しかし己の許容量を超えるエネルギーを
その身に受け止めるなど、容易に出来るものであるはずがない。ゼロに丹念に鍛えられたタロウに
とっても非常に困難なことであった。
「うぅッ、くぅッ……!」
 それでもタロウは、何度失敗しようともめげずに特訓に向き合い、チャレンジしていった。
全ては宇宙の悪魔ジュダを打ち破り、真の平和を世界にもたらすため。本当のウルトラ戦士に
なるという熱い思いが、タロウの身体を支えているのだ。
 だがしかし、ジュダはタロウの特訓の完了を待ってはくれなかった!

 暗黒宇宙で、復活を果たしたジュダが高笑いを発する。
『ワハハハハハハ! わしは遂に復活した! ウルトラの戦士たちよ、五万年前の恨みは
必ず晴らしてやるからな!』
 ウルトラ戦士への復讐を目論むジュダは、その手始めとして地球に目をつけた。
『わしがひと声掛ければ、全ての悪の怪獣が動き始めるのだ! ウルトラの戦士よ、お前たちが
愛した地球を、我が怪獣軍団が破壊し尽くしてくれるわ! 行けぇッ、怪獣たちよ!』
 ジュダの命令により、地球に恐怖の怪獣たちが押し寄せる!

「ギャアアアアアアアア――――――!」
 ジュダの命令の影響により、東京を走る河川の中から、液体大怪獣コスモリキッドが出現!
「アハハハハハ! アーハハハハハハハハハッ!」
 更に河川敷の地中からは再生怪獣ライブキングが現れた!
 二体の怪獣は口から火炎を吐き、町を手当たり次第に焼き払い始める!

「ゲエエゴオオオオオオ!」
 コンビナートにはムルロア星から飛来した宇宙大怪獣ムルロアが襲来した!

「キイイィィィィィ!」
 野山を突き破り、百足怪獣ムカデンダーが姿を現して町を攻撃する!

『ウオオォォォ―――――!』
 市街地には泥棒怪獣ドロボンが侵入し、棍棒を振り上げて建物を叩き潰す!

「ギイイイイイイイイ!」


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