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避難所用SS投下スレ11冊目
354
:
ウルトラ5番目の使い魔 52話 (8/19)
◆213pT8BiCc
:2016/12/23(金) 09:49:22 ID:q6J2gu7Y
しかしエースもひるみはしない。今度は腕を水平に突き出して、ゼブブの首を狙った三日月形のカッター光線を発射した。
『ホリゾンタル・ギロチン!』
その首置いてけと放たれた光刃を、ゼブブはしゃらくさいとばかりに縦一文字の斬撃で斬り砕く。だがエースはそのときには、二枚の光刃をXの形に重ねて撃ち放っていた。
『サーキュラー・ギロチン!』
一枚の光刃は切り払えても二枚となるとそうはいかない。ゼブブは自分を四等分するべく向かってくるエネルギーのカッターを止めるために、急ブレーキをかけると、額を光らせて全身に電磁波の防御幕を形成した。
一瞬、スパークしたような稲光がゼブブの体にひらめくと、サーキュラーギロチンのエネルギーははじかれて砕かれ、ゼブブは無傷な姿を現す。そして肩を揺らして笑うゼブブに、才人はいぶかしんだ様子でつぶやいた。
〔見えないバリヤーか?〕
それ以外には考えようが無かった。となればやっかいだ、近接戦では武器を持ち、飛び道具はバリヤーで無効化する。攻防ともに隙が見られない。
が、ゼブブの余裕もそこまでだった。上空を旋回するファイターEXから地上のエースに向かって我夢の声が響いたのだ。
「そいつの電磁波シールドは目の部分は覆えません。目を狙ってください」
エースははっとし、ゼブブはぎくりとしたのは言うまでもない。我夢は以前の戦いで別個体のゼブブと戦ったことがあり、そのときの経験からゼブブの能力は把握している。
弱点がわかればこちらのものだ。エースは我夢のアドバイスに感謝しつつ、ゼブブの目を狙い、右手を突き出して菱形の光弾を連続発射した。
『ダイヤ光線!』
光の弾丸がゼブブの急所を狙って殺到する。しかしゼブブも、急所を狙われるとわかるならば当然そこを守ろうとする。
ダイヤ光線が当たる前に、ゼブブは両手を顔の前でクロスさせて目を守った。腕は電磁波で守られているので光線をはじき、見守っている人たちから落胆の声が流れた。
しかし、エースは次の手を考えていた。電磁波での防御ということは、光線ははじかれるし、物理的な攻撃も反発されて防がれる。実際、ガイアもかつてのゼブブとの戦いではそれでかなりの苦戦を余儀なくされた。だが、そういうふうに攻撃が効かないということで、逆にエースにひらめいた手段があったのだ。
ゼブブは目を守ったことで、一時的に視界が失われている。そこを逃さず、エースはゼブブの腕をめがけて両手を突き出し、合わせた手の先から白色の霧を噴出して浴びせかけた。
『ウルトラシャワー』
霧は強力な溶解液となってゼブブの腕にまとわりつき、ゼブブの皮膚と剣を瞬く間に腐食させていった。ゼブブはそれを見て慌てふためくが、時すでに遅しであった。電磁波の反発力でも、空気の対流に乗って入り込んでくるガスに対しては無力だったのだ。
電磁波シールドを突破され、武器をボロボロにされたことでゼブブはうろたえている。その隙にエースは空高くジャンプして、直上からの急降下キックをお見舞いした。
「トオォーッ!」
ゼブブは頭部の二本の角から電撃を放って迎撃しようとしたが狙いが甘く、外れてしまった。エースのキックでゼブブの頭で火花が散り、悲鳴と共に角の一本がへし折れる。
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