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新方式・言いだしっぺが色々揃えてバトロワ
262
:
◆05fuEvC33.
:2009/04/28(火) 20:55:27 ID:EICFbijQ0
「会場に移動した際、参加者にはこの様なデイパックに入れて支給品を配る。
中には水や食料から会場の地図や参加者の名簿等の他に、ランダムで武器が入っている。
それは剣かも知れないし銃かも知れないし、或いは更に強力な武器かも知れない。
まあ、開けてからの楽しみと言う奴だな」
何がおかしいのか、死神博士は低く笑う。
「更に諸君等が、より積極的に殺し合いを進める為の褒美も用意している。
3人を殺した者には、こちらから褒美を与えよう。
1つは追加の支給品一式。地図や食料等の一式にランダムの武器を、もう1セット支給してやろう。
1つは参加者1人の治療。命の有る限り、手足がもげようが内腑を無くそうが完全に治してやる。
1つは参加者1人に関する情報。何処に居るかつまり位置と、どんな状態かを教えよう。
また死した参加者が対象ならば、その者が何処でどの様に……そして誰によって殺されたかも教えよう。
とにかく3人を殺せば、この3つの内何れかを選ぶ事が出来る。欲しい褒美を首輪に向け要求すれば、即座にそれに応えてやる」
武器まで配るとは、何処までも用意の良い事だ。
それに3人を殺した際の褒美。
これらは、恐らく予め死神博士が用意していたものだろう。
しかしその言質を今この場で取り付けたのは、船井……。少なくともそう話を誘導していた。
何故ならあいつは先程、言外にこう要求していたのだから。
『自分達の様な一般人が積極的に殺し合いに乗り易い様、便宜を図れ』と。
しかも後にその事を指摘されても、そんな意図は無かったと言い訳が効く形でだ。
もしかしたら、思い過ごしかも知れない。船井には本当に、そんな意図は無かったのかも知れない。
だが、カイジは知っている。船井が、どれ程卑劣で悪辣で狡猾な人間であるかを。
だからどうしても、悪意の有無を疑ってしまう。
「それでは、そろそろ『バトルロワイアル』を始めようか」
黒に覆われていた空間が、次第に光に包まれていく。
それに伴って人の姿が、本郷も、一文字も、董卓も、真紅も、船井も
そして自分の姿さえ光に包まれ、見えなくなっていった。
余りに突然の予期せぬ事態……。
カイジは動転するが、抗い様も無く全身が光に飲み込まれていく……。
「案ずるな。光が晴れれば、『バトルロワイアル』の会場に付いている。そしてその時点で、殺し合いの始まりだ。
忘れるな! 生を許される者は、たった1人だと言う事を!! そして心せよ! 生き残りたければ、己の力で運命を手に入れる他無いと言う事を!!
では、最後になったが……諸君の健闘を祈る! フフフ、フハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」
死神博士の狂騒的なまでの笑い声。
やがてそれすら聞こえなくなり、意識毎光に飲み込まれていく。
殺し合いが始まる? 本当に?
……嫌だっ! ……馬鹿なっ! 何で……何で自分がこんな事にっ!!?
誰かっ……。
誰でもいいっ……!
この狂った……狂った…………狂った悪夢から、オレを解き放ってくれ!!
その思考を最後に、カイジは完全に光に飲み込まれた。
その運命の行方は、まだ誰も知らない……。
【桜田ジュン@ローゼンメイデン 死亡】
【一日目 0:00 バトルロワイアルスタート】
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