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死者が雑談するスレ

4いきなりパロネタでさーせんwww:2007/11/26(月) 17:41:28 ID:fLXOwSDw
ここは何という町だったろう?
夕焼けに照らされた綺麗な町並みの見える小綺麗なカフェ。それはわかる。
だが、この町自体に見覚えはないし、テーブルの上の紅茶もいつ注文したか記憶にない。
ついでに言うならテーブルの上に伝票もない。
そして何より不思議なのは、今こうして店の中を見ても店員らしき人影が見えないことだ。
「……………どうなってるんだ」
首を傾げてテーブルに戻る。
するとどうだ。先程まで聞こえなかったはずの機械音が、前方の曲がり角の向こう側から聞こえてくるではないか!
(…………誰かいる)
警戒をしながらゆっくりと足を進める。
これでも武術の心得はあるのだ。何故か手元に剣がないが、ある程度のことなら対処できるはずだ。


「あ……の、すみません」
曲がり角を曲がり見えたもの。
それは無防備な背中を晒しながら何かの作業に没頭する青年の姿だった。
「……おや、どうかしましたか?」
とりあえず悪い人ではなさそうだ。
その考えは直感に過ぎないのだが、体は直感に素直に従い警戒を解く。
振り返った青年の顔は――人の良さそうな細い目は、どこかで見たことがあるような気がした。
「え……と……何をやってるんですか?」
どこかで見たことのある道具に目をやり、どこかで見たことのある青年に尋ねる。
「リバースサイドをしてるんです。僕の知り合いが、こっちで使う武器もなければ道具もないって言っていたので、少しは役に立つかなと思ったので」
青年はアシュトンそっくりの声でそう返した。
その細い瞳は、小さすぎてよくわからないが澄み切っているように思えた。
――この人は、強い。
本心から仲間のことを想っているんだ(ついでに、仲間のためという大義名分があるから罪悪感を感じてないのかな、とも思った)
「……でも……もしそんなことをしているのがバレて、新聞沙汰になったりしたらどうするんですか?
 その途端友人に切り捨てられるかも知れないし、まともな仕事にも二度とつけなくなったらどうするんですか?」


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