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避難スレ

14 ◆O4VWua9pzs:2008/03/06(木) 01:44:16 ID:V9mKCRT6

黄金の神殿の中央に光の粒子が集まり、形を成していく。
そこには、毅然と佇む一匹の龍。
全身を金色の鱗を覆わせ、神々しいまでに金色のオーラを漂わせる金の龍。
金龍―――クェーサーである。

クェーサーはリドリーを見据えると。
「時は満ちた。銀龍フォティーノ亡き今、お前は器として役目を果たす時が来たのだ」
リドリーは表情を変えず向き合う。
「我は銀龍に代わって、歪みに満ちた世界を正し、新たな世界を創造し、監視せねばならない。
 我らは復活したのだ。運命はもう近くまで来ている。
 我らは融合し、一つになった。だが、フォティーノがいる限り、交代することは叶うことはなかった。
 しかし、フォティーノは死んだ。この殺し合いの舞台で消え去ったのだ。
 銀龍をも屠る力を有する者がこの舞台に蔓延っているのだ。
 我らは人間如きに殺されるわけにはいかない――――この意味が分かるな?」
「はい」
リドリーは小さく頷く
「そうだ。リドリーよ。お前の力では最後まで生き残れない。
 我らはトゥトアスの秩序を監視しなければならないのだ。ここで倒れるわけにいかないのだ」
「………」
「さて、始めようではないか。案ずることはない。
 お前の意識は取り込まれ、完全に我のものとなる。
 お前は何も心配いらな――――」

「――――クェーサー……」


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