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ゼロの奇妙な使い魔 対サル用書き込みリレー依頼板

961ゼロと奇妙な隠者:2013/05/13(月) 18:16:27 ID:EkL5/BY.
「な! おめえそれは言っちゃなんねえ事だぞ! 大体娘っ子もお前らも伝説の剣を何だと思ってやがる!」
 貴族と剣の言い争いも恒例行事。黒髪のメイドは意にも介さず、まだ手の付けられていないパイを手に取ると、ジョセフへと差し出した。
「ふふっ、ジョセフさん。沢山食べて大きくなるんですよー」
 大きく開けた口の中へパイを落としてもらい、ジョセフは嬉しそうにパイを飲み込むとシエスタの足元へ身を摺り寄せた。
「あっ! こらジョセフ、何ご主人様以外の女に媚売ってるのよ!」
「あらミス、ジョセフさんと私はとーっても仲良しなんですよ? こんなに可愛い虎さんをしかってばかりの怖いご主人様より、ご飯上げて可愛がっちゃう私の方がずーっといいですよねー?」
 がぁう、と虎が暢気に鳴いて、四つ巴の口喧嘩が発生するのもまた日常茶飯事。
 伝説の担い手と伝説の使い魔は、そんな肩書きなど関係なくじゃれあっていた。

 ――シエスタはそれから学院のメイドを数年勤めた後に故郷のタルブ村に帰り、丈夫で働き者の夫を得てブドウ栽培とワイン作りに専念する。
 シエスタが完成させ、村の恩人である英雄の名を冠した「ジョースターワイン」は、ヴァリエール家の晩餐会に供され、トリステインでも屈指の高級ワインとして名を馳せる事となる。

 ――ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは、ウェールズ王と共に手を取り合うアンリエッタ女王の側に付き従い忠誠を誓う女官として、使い魔である巨大虎と共に歴史書に名を残す事になる。
 彼女が虚無の担い手であった物語は世間に聞こえる事は決してなかったものの、彼女の誇り高い生涯はヴァリエールの子孫達に語り継がれていくのだった――


ゼロと奇妙な隠者 完

962ゼロと奇妙な隠者:2013/05/13(月) 18:19:29 ID:EkL5/BY.
以上で投下終了します。
長い事放置してしまって大変申し訳ありませんでした。
ヤマグチノボル先生のお別れの会に行けない代わりと言っては何ですが、
こうして投下をしようとしたらホスト規制食らってましたチクショウ
ヤマグチ先生のご冥福をお祈りします。



そしてジョジョ第三部アニメ化を祈願して、「ジョセフがタルブ戦後も帰らなかった場合」で
書いて行こうと思っています。
期待しないで待っててくれれば幸いです。

963名無しさん:2013/05/13(月) 18:31:20 ID:65i7LyGg
乙!
支援できなくてサーセンした!

964名無しさん:2013/05/13(月) 20:23:39 ID:zFTQ/Pgc
お疲れさまでした!
今度の休みの日にまとめて読ませてもらいます。

965名無しさん:2013/05/13(月) 23:32:42 ID:94uVb72E
乙乙!
待ってるぜ〜

966名無しさん:2013/05/14(火) 15:03:54 ID:ulW7WlYQ
更新乙乙!
ずっと待ってた!
これからも待ってるよ!

967ゼロと奇妙な隠者:2013/05/16(木) 00:11:29 ID:nwVKw83w
本スレに投下しようとしてもやはりホスト規制食らってダメなので、
誰か代理投下お願いしたい次第


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