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△▼△アポロチョコ▲▽▲

333327:2003/11/06(木) 18:32
AU(?)である上にベタなのでオソルオソル書き込みましたが
皆様が萌えをお恵みくださって続きを読めてウマー!!!でした。ありがとう!
まじで続きを考えてなかったヘタレなので、よろしければどうにでもしてください。
というか読ませてください。人様のを読むほうが萌え(*´∀`*)です。
とりあえず>329-331様の後に続けて、こんな展開があったらいいなあというのを。




若い男の息はすっかり上がっていたが、先ほどからしきりと何かを
問いかけようとしていた。
化粧の男は眉を片方上げて、無言で先を促した。
(眉を描くとあなたの顔はすっかり違って見えるね。だから昼間会った時
すぐには気がつかなかった)
汗でかすむ視界をぬぐいながら、今日こそ聞かなければと思って
いた事は何だっただろう、と記憶の底を必死でかき回した。
「あの…歌…」
「なに?」
「初めて出会ったときに口ずさんでいたのは何の歌?
英語じゃなかったね」
短い髪をまだらに染めた男は、頭を枕に擦り付けるようにして
大きく伸びをした。
「私は空虚なんだ」
「………わかるように話して?」
「私の中には何も無い。だから誰とでも出会えるし、なんでも吸収できる。
外国語の歌も、新しい知識も、目に映るさまざまな小さなことも。
それを私は覚えておく。物を貯め込む趣味はないけど、記憶は
層になって私の中に積み重なる」
「あの歌もあなたが集めたものの一つなんだね?
僕はあなたの歌を聞いて、話をしたいと思ったんだよ」
(すっかり最初の目的を忘れて、あなたに溺れていたけど)
「そう。いつどこで覚えたのかは忘れても歌は忘れない。
誰かと出会って別れる。でもそのことを五感で覚えておく。
歌を覚えて、そして次の国、次の街に行く」
若い男はやにわに身を起こして、隣に寝そべる綺麗な顔を覗き込み
本当に聞きたかったことを尋ねた。
「いつ!?いつこの国を発つの?」
唇が近づいてきて、それきり返事をもらうことは出来なかった。




ぶちきれたチョコちゃんが何をするかはお好みで。
なを、ここは笑いどころじゃありませんのでヨロシコ。 <眉を描くとあなたの顔はすっかり違って


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