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△▼△アポロチョコ▲▽▲

171萌えるさすらい人さん:2003/10/24(金) 15:11
>169
お言葉に甘えさせてもらおう。ってかリレーSSなのか?(w
167タンに続けて

聞き覚えのある声。
ホテルの灯りに浮かぶ長身のシルエットは、頂戴した“セックスシンボル”なんて称号を軽く笑って
いるとしか思えない、まるでアメリカの田舎からきたトラファルガー・スクエアの観光客みたいな
古びたダスターコートとカウボーイハット。
「…それに、ひどい恰好だ」
なつかしい青い目が優しく笑った。
それだけで、胸の奥が潮の満ちてゆくようにずきりと高鳴った。
それだけで、行き場なく溢れて自分を壊しそうになっていた感情が流れだした。
まばらな街の人影は立ちつくす青年に一寸、奇異の目を向けはするものの、毎夜見慣れた
どこかの酔狂、とまた知らん顔して通りすぎてゆく。くしゃくしゃに乱れた巻毛の奥の横顔が
誰なのか、ましてや雨に濡れたその茶色い瞳に浮かぶ表情など知るよしもなく。
「どこ行ってたんだよ…ばか…」
ぴしゃん、と雫の弾ける音をたてて、勢いよく振り出した拳は男の掌の中。
それはこっちが訊きたい…と苛める気にはさすがになれず、男は小さく肩を竦めて青年のその手を
そっと引き寄せる。雨に打たれた子犬の毛皮みたいな、上等なスーツの湿った肩を軽く抱いて。
「着替えようか?」
黒い巻毛の頭が小さくうなずいた。
キャブを呼び止めて、行き先を告げる。
「ブルックリンへ」

…SignLanguage見てたら、ブルックリンのアトリエ(?)で制作中のVの写真があったので。
奴の潜伏先(w だったりして。


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