したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

ここだけ魔術のある世界

1名無しの魔術師:2011/11/21(月) 04:52:24 ID:aE0iMq0A
混乱防止のため、既にイベント進行中等の場合は極力もう一つのスレで。

参加する際の注意事項
・俺Tueeeeeeeeeeeや、厨設定、強さのインフレはほどほどに
・魔法は「魔元素設定」に沿った設定であることが望ましい

・『中の人の』安易な気持ちで人(自キャラ、NPC含む)を殺すな。死んだら生き返りません。
・鬱展開とシリアス展開は違います。ただし、↑と共に『キャラとして』相応しいなら問題はありません。

・場の空気は出来るだけ読もう。カオスな時もあります
・書きこむ前にリロードを
・描写はできるだけ丁寧に。認識のすれ違いを避けるためです。
・本スレの出来事は演技ですから恨まぬように、また演技に私怨を持ち込まない。
・眠い時は無理せず寝ましょう 健康を損ねないように
・多数対少数の場合は、少数の中の人たちのことも考えよう
・スルーされてもめげない
・一番重要なのは楽しませること、そして楽しむことです。

イベント、ストーリー展開に関する注意事項
・乱入されても泣かない。乱入が嫌なら先に断っておきましょう
・あまりにも無茶な振りをしない。されて困る事はしない
・次の日に持ち越す事も考えよう。
・単なる自己満足はほどほどに。
・乱入前に…
 イベント発生場所に貴方のキャラクターが居る可能性がありますか?
 相手のキャラクターとの関係はどんなのですか?
 自分のキャラは何事にも首を突っ込むキャラですか? の3点を確認しよう。
・乱入する前にレスをしっかり読もう。
スレ立ては
>>900 or >>950 or >>980 or >>1000

358シカゴ・クロックベル:2012/05/30(水) 03:07:56 ID:???
>>353-354>>357
針が飛び出したことにより
攻撃を踏みとどまる。

「遠近どちらでも対応可能のようだな。
 攻撃されると反応するのか?
 無暗にあちこちに手を出すより、確実に一体ずつ倒していくんだ!」

踏みとどまった位置から、針を出した汚染獣に対して
双鉄鞭から流した剄弾を飛ばした。

359エスメラルダ:2012/05/30(水) 03:15:05 ID:???
>>357
手ごたえはあったが、貫通はできなかった
その直後、全身から鋭い針が突き出る もはやこれまでかと思ったが…

「きゃ! あ、ご、ごめんなさい。つい…」
アオイの機転により、なんとか窮地を逃れた

「正面から戦うには難しいようですね。ではこれで!」
手に電撃弾を作り出し、それを汚染獣めがけ放つ

360クライア:2012/05/30(水) 03:15:50 ID:SVtv/fVA
>>355>>356
「報酬か、さすが生徒会長の妹だ、目の付けどころが違うな」
クライアもそれくらいの発想力は持ってそうだが、その手があったかといわんばかりの反応だ。

汚染獣の反応もないまま、一層の探索を進めていく調査隊は、開けた場所に出た。木材などでしっかりと補強された広場だ。おそらくは一層の中でもとくにダイトが掘れた場所だったのだろう。

「…少し冷えるな、地下だからか?」
と、辺りを見回しながら先を歩くクライア。ビシリ、と何かを足で割った音がして視線を下に向ける。
この大陸では久しく見ない霜を踏んだようだ。

「おいおい、冷えすぎじゃないか?しかも…ハインドマン、このあたりの空気の鮮度と汚染獣の反応を調べてくれ」

361アオイ:2012/05/30(水) 03:21:58 ID:SVtv/fVA
>>358
剄弾を受けた蛹の汚染獣は反撃に魔弾を放とうとする。エスメラルダの雷撃を受けた者も同じようだ。
アオイは発射態勢になった蛹を順に狙いをつけ、自身の剄を流した兵装の刀身で蛹型汚染獣の頭部を斬り飛ばした。

「おそらくですが、遠近両方への対応はできないみたいですね」

362ショウ:2012/05/30(水) 03:23:28 ID:???
>>356 >>360
(こういう所は血の繋がりだなぁ)

目ざといと言うか何というか、ショウも苦笑せざるを得ない。

開けた内部を隅々まで見渡していたが、ふと、大袈裟に身体を震わせた。
クライアも口に出した事だが、鉱山内の寒さを感じ取ったのだろう。

「みょ、妙に寒くないですか、此処。確かに陽も当たらない場所ですけど」

さみーさみー、とボヤいている。
しかしクライアが何か気づいたのか、シェリに指示を出したのを見て、彼女からの報告を待つ事にした。

363シェリ・ハインドマン:2012/05/30(水) 03:37:10 ID:???
>>360>>362
「ショウ、今何か考えましたか?」

ちらっと、目の据わった表情でショウを見た。
紛れもなく生徒会長の妹だった。

そして目を瞑ると、シェリの体をピンク色の剄が包む。
そしてそれはシェリの長い髪にまで流れ端子が開けた場所を調べる。

「ここはどうやらメットを付けなくても大丈夫な空気があるようです。
 ……待って下さい。反応があります…これは、汚染獣!」

「一体だけ反応があります」

364シカゴ・クロックベル:2012/05/30(水) 03:43:57 ID:???
>>361
「同時に対応は出来ないということか。
 しかし嫌な感じがする。早めに始末をしておきたいところだ」

シカゴも汚染獣の頭部を叩き潰す。

365クライア:2012/06/25(月) 20:34:40 ID:SVtv/fVA
>>362-363
「やっぱりか…」

空気の汚染がないと聞いたクライアは率先して保護マスクのメットを外した。
思い切り深呼吸までして、安全だということを示している。
そして周りの者に「怖くないから外してみろ」と言ってきた。

「反応に対して汚染獣の気配がないのはここから遠い位置にいるってことだな…よし、行ってみるぞ」

フェイス「隊長、何故汚染がないと分ったんですか?」

「歩きながら話す。ハインドマン、汚染獣のそばに行きたい、ナビを頼む」

366ショウ:2012/07/11(水) 01:10:49 ID:???
>>365
「え、ちょ――えぇっ!?」

クライアの行動に驚き、止めようとするも間に合わず、更に驚く羽目になった。
そして恐る恐るメットを外し、本当に大丈夫である事にやはり、驚きを見せた。

「何で此処だけ大丈夫なんですか?」

既にフェイスが尋ねているが、同じ疑問をクライアにぶつけた。
余談だが、目の据わった表情を見せたシェリ(>>363)から少しだけ距離を取りながら歩いている。

367シェリ・ハインドマン:2012/07/11(水) 01:44:38 ID:???
>>365-366
「汚染獣はここから道なりに進んで行くと
 必然的に遭遇します。一体だけですが、
 逆に考えれば群れでいないとなると」

「既に雄性体以上になっている可能性が高いです」

368クライア:2012/07/25(水) 01:24:56 ID:SVtv/fVA
>>366
「俺も正直眉つばな話だと思っていたんだが…"地下空洞は汚染を免れている"っていう説があってな」

「証拠はさっき踏んだ霜だ、汚染が進んだ大地にはほとんど水分が残らないはずなのに、ここはなぜか冷えていて水気があるだろう?」
この話を聞いたのは一年ほど前だそうだ。『学術都市クレン』という都市から一時的に赴任してきた教師の護衛任務の際に話を聞いたという。

>>367
「汚染がない場所にいる汚染獣か…さて、どうするか」
メットを改めてかぶり、試案顔になるクライア。

「雄性体ならこの人数で仕留められる、先に進むためにも排除した良いかもな…」

>>全員
「よしお前ら、俺を先頭中央に左にショウ、右にフェイス、あと全員は後ろに回ってT陣形をとって進むぞ」

369ショウ:2012/10/04(木) 03:23:54 ID:???
>>368
「ああ、言われてみれば確かに」

答えるとショウは、はぁ、と白く染まった息を漏らした。

「ふと気になったんですけど、此処が汚染されていないのは
 『地下だから』なのか、それとも『冷えているから』か、どっちなんでしょうね」

指示された位置取りの後、何気ない疑問を発する。
まだ汚染獣の姿も見えていない状況だ、少しでも暇を潰したいのかもしれない。
無論、周囲の警戒を怠っている様子は無い。

370クライア:2012/10/04(木) 03:59:09 ID:SVtv/fVA
>>369
「俺は"冷えてるから"だと思うな…医学でも良く言うじゃないか?菌ってのは極寒の場所じゃ活動できない…みたいな話」

この大地の汚染は病原菌が原因ではないのだが、確かにそんな想像をしてしまう。

「汚染された地下道もないわけじゃないしな…」
慎重に進みながら、ショウの疑問に返事を返すクライア。

371ショウ:2012/10/04(木) 04:11:19 ID:???
>>370
「なるほど……確かに言いますね」

「ちなみに、僕もどちらかと言われれば『冷えているから』派です。
 地下だから大丈夫だって言うなら、地下施設でも作ってしまえば安全な筈だし」

クライアの言う通り、既に汚染された地下空間も存在している。
汚染を免れた原因が地下だから、というのは理に適った物ではないだろう。

最も、人が活動出来るレベルの冷えた空間――汚染を免れた理由としては、それだけとも考え難い。

「魔術師が何百何千と集まって、準備万端の上で一斉に氷結系の魔術を発動したら汚染された空気が消えたりしないかなぁ」

372クライア:2012/10/05(金) 03:05:34 ID:SVtv/fVA
>>371
「そいつはおもしろい案だな、学園都市に戻ったらショウのアイディアって言って提案してみるか」
ハハハと緊張をほぐす為か、他愛のない会話で笑いながら進んでいく。
しかしやがて誰もが無言になり、先頭を歩くクライアが足を止める。

「近いぞ」
気付けば、足元の土はすっかり雪に覆われていた。
地下に行けばいくほど温度が下がっているようで、進めば進むほど空気が澄んでいる。
汚染獣が近くにいるはずなので、さすがにクライアもココでメットを再び装着したが、奇妙な話だ。

「ハインドマン、この先の様子を見てくれるか」

と、シェリに端子を飛ばす指示を出すクライア。

373クライア:2013/01/02(水) 03:55:23 ID:SVtv/fVA
足元は真冬のように白い雪で覆われ、地下坑道はランプの光に雪の照り返しと岩場の関係で薄青く照らされていた。

「この先にいるのは一体か……」

シェリが飛ばした端子によって、現在地から数十m離れた先に一体の汚染獣が居る事が判明した。
この一体が氷結している原因だろうと思われる。

「よし、俺と……そうだな…ショウ、キース、ケヴィンで先行するぞ」


「残った連中はここで待機だ、狭い洞窟内で戦闘になったら集団じゃ動きにくいからな」
意外にもショウを含めた1年生を指名するクライアだった。
これにはケヴィン、ユンスンも驚いて眼を見開いている。

374ショウ:2013/01/02(水) 04:04:34 ID:???
>>373
「……本気ですか?」

疑問を投げかける。当然と言うべきか、他の1年生組と同様に驚きを見せている。

「出来れば理由を聞きたいです、隊長。
 いや、卑屈になってる訳じゃないんですが、戦闘を想定するなら他に適任があるのではないかと」

なお、そう語るショウの表情から怯えといった類の感情は見受けられない。決して怖がっていたりするわけではないのだ。

375クライア:2013/01/02(水) 04:12:54 ID:SVtv/fVA
>>374
ケヴィン「そ、そうですよ隊長…別に怖いとかじゃないけど、他に適任者の方が…」

「端子によって分かっているこの先の空間の広さを考えた結果さ」

「ヒューガルデンの装備(大剣・5小隊メンバー)じゃ振り回しづらい、フェイスの装備(トンファー)は未確認汚染獣とやり合うには近接過ぎる」
近接過ぎる=情報のない汚染獣と戦うにはリスクが大きい

「キースは言うまでもなく後衛に適任だ」

「さらに、ショウとケヴィンの剄技は俺のと同じで遠近に使い分けれる」
サラサラと理由を述べていくクライア。

「フェイスには万が一に備えて待機してもらわないといかんし、シェリを前に出すわけにいかん」

「くわえて借り者のレフ(5小隊メンバー)よりはチームワークを取れるお前らを固めたほうが動きやすいだろ?ちなみに今回ユンスンを選ばなかったのは装備と人数の都合だ」
ユンスンはフェイスよりもさらに近接の拳武芸者だ。未確認汚染獣の相手はフェイスと同じ理由で避けたのだろう。

「うーむ…こういうとあて馬にされてるように感じるか?だったらメンバーを変えるが…俺を信じてくれるならこのまま一緒についてきてくれや」

376ショウ:2013/01/02(水) 04:17:34 ID:???
>>375
「なるほど、分かりました」

一通りの事情を聞き、納得したように頷く。

「いえ、そんな事は無いですよ。
 何を考えてそうしたのか、という点が聞きたかっただけなので――というわけで、指示通り同行させて頂きます、隊長殿!」

大げさに一礼して、クライアの指示に異論が無い事を告げた。
他の1年生二人組みはどうなる事やら。

377クライア:2013/01/02(水) 04:27:22 ID:SVtv/fVA
>>376
ケヴィン「ぬぐ…ここで何か言ったらそれこそカッコ悪いじゃないかよ!俺だって文句ないっすよ」

キース「相変わらず、他人を焚きつけるのが上手い奴だぜ…」
それぞれ対象的な反応だが異論はないようだ。

「よーし、チームの気持ちが一つになったとこで進むとするかぁ」
ニッと笑い、ロングソード型の術式兵装を片手に先頭を歩きだした。

「フェイス!万が一の時は端子で連絡する。その時は他の連中を指揮して撤退するんだぞ」

フェイス「…万が一が起きないと信じています隊長、お早い御帰りを…」
他のメンバーと共に待機し、見送るフェイス副隊長の表情には多少の不安が混じっていた。


―開けた空間―

四人で先へと進むと、また更に気温が落ちているのを感じるだろう。
次の坑道へとつながる連絡部に出たらしく、多少広さのある場所に出た。

楕円形、広さは30m弱で高さは二階建ての建物ほどある…そして
その中央に、白く、巨大な獣のような汚染獣が身を丸めて眠っているのが見える。

少なくとも、これまでショウを含めた一年生は確認すらした事のないタイプの汚染獣だった。
形状的には以前廃村内で交戦した獅子型汚染獣を思わせるようなシルエットをしているが……。


キース「休眠中ってやつなのか?」
息をひそめて侵入したのが幸いしてかまだ汚染獣に動きはみえないが、キースが静かに疑問を口にした。

378ショウ:2013/01/02(水) 04:36:17 ID:???
>>377
「それじゃ、いってきまーす」

汚染獣との戦闘が予想されるというのに、ずいぶんと楽観的な様子であった。
ショウなりに場の雰囲気を和らげようとしていたのかもしれないが。


――

「うわ、さむっ」

小声でボヤきつつ、周辺を見渡す。
更に低くなった気温のせいか、情けない表情であちこちを見渡していたが、空間の中央で眠る汚染獣を見て真剣な面持ちとなる。

「……どうなんだろう、見た目通りなら休眠中で合ってると思うんだけどな」

キースの疑問に返答して、正体不明の汚染獣の様子を注視する。
武器として用いてきそうな部位はどこか、実は起きていたりしないか――少しでも外見から分かる情報はないだろうか?

379クライア:2013/01/02(水) 04:42:47 ID:SVtv/fVA
>>378
汚染獣の顔、頭部は休眠中らしい姿勢で確認はできないが、前回戦った獅子型との大きな違いはすぐに確認できた。
まず、前後の足を守るように結晶のようなプロテクターが確認できる。
さらに背中を守っていると思われる鬣は白い霧のようなものを噴出しており、それが冷気を帯びている事は一目瞭然だった。

「さてさてどうするか…寝起きを攻めるのが一番賢いんだが、何時起きるかも分からないんだよな…かと言って、今攻めても強固になってる汚染獣の外郭を破ることは難しい」
ホント、厄介な生き物だぜと愚痴りながら煙草を取り出そうとポケットをまさぐるクライア。
しかし既にメットをつけていることを思い出して止めるのだった。

キース「遠距離から仕掛けて無理やり起こして、すぐに追撃ってのはどうだ?」

「流石キース君、悪くない案だがタイミングはかなりシビアになるぞ?うっかりしちまえば寝起きで期限最悪な汚染獣とココでダンスをするハメになるぜ」

380ショウ:2013/01/02(水) 04:52:53 ID:???
>>379
(あの結晶、足を潰し難いのは厄介だな……
 しかも鬣から噴き出してる霧っぽいの、如何にも攻撃に使ってきそうだな……ふぅむ)

諸々の情報をまとめた結果『先制攻撃で大ダメージを与えるのは不可能に近いだろう』と判断出来てしまった。悲しい事に。
それでも何か有効打は無いかとひたすら考え込んでいたショウだが、

「……クライア隊長、確か炎属性の剄とか使えませんでしたっけ?」

ふと思い出したように、クライアに問いかけた。

「あいつ、この環境下で平気で寝てる様子からしても正に『氷』っぽい感じですよね。
 寝起きにアツいの一発ぶちこむとか、どうでしょう」

物理攻撃で仕掛けるよりは効果がありそうだ、と続ける。そもそもクライアが炎属性を扱えたら、の前提だが。

381クライア:2013/01/02(水) 05:00:28 ID:SVtv/fVA
>>380
ショウの発言に、ケヴィン達もそう言えば…とクライアへ視線を向けていた。

「良く人の剄技を覚えていたな、感心感心」
そう褒めるクライアだが、何時だったかの小隊対抗戦でショウにその剄技をモロに振るったのはこの男本人だ。
痛みを持って技を記憶したショウが忘れるわけがない。

「やっぱそう考えるのがセオリーだな…よし、ありったけの火力叩きつけてやるとするか…」


「俺が奴さんに一撃叩きこんだら、起き上がりにお前らの全力を一発ずつお見舞いしてやれ」

「そのあとはケースバイケーズだが、基本的には距離を保ちつつ裏取りでダメージ与えていくぞ」
この戦術はキースの弓による挑発が鍵となりそうだ。彼にはかなりの運動量が要求されそうだが、超人的な回復力を持つショウについてくるスタミナの持ち主でもある。
おそらくは心配いらないだろう。

「各自配置につけ、俺はもう構えちまうぞ!」
両手でロングソードの術式兵装を握り、剄を放出してその刃へと纏わせていく。

382ショウ:2013/01/02(水) 05:11:50 ID:???
>>381
「そりゃあ印象的ですからね、そりゃあもう」

精一杯の皮肉のつもりで答えた。

「――了解。全力でぶちかましますよ!」

クライアに続くように『風月・紅』を抜刀し、構える。
柄を逆手で握り、腕を背中側へ引くようにした独特の構えは、最早お馴染みとなった剄技『ドライヴ』のそれだ。
刀身に流し込まれる剄は真紅に染まり、その濃度を着実に増している。

動けなくなっては元も子も無いので文字通りの全力では無いが、それでもショウにとっては相当量の剄が放出されている。
こちらは準備万端のようだ、後はケヴィン、キースを待つだけだろう。

383クライア:2013/01/02(水) 05:19:44 ID:SVtv/fVA
>>382
キースは三人から離れた位置に、そしてケヴィンはショウから見て左側に位置した場所について槍を構える。
それを確認したクライアが剄を一気に練り上げる。術式兵装に埋め込まれたダイト(宝石)が剄に熱を帯びさせていくのが分かるだろう。

「竜炎刃―――そぉぉおらぁぁああっ!!!」
気合の入った叫びとともに剣が振りぬかれると、竜を模した炎が休眠状態であろう汚染獣へと食らいついた。
その衝撃で洞窟内が多少揺れ、また炎と化した剄の熱気で氷が溶けていく。

数秒と待たずに汚染獣が悲鳴…否、咆哮とともにその身体を起こした。
背中を守る鬣から白い煙が一気に噴出し、自身を焼く炎をのみ込んでいく

身体を起こした事で汚染獣の全容が確認できる。
獅子型汚染獣と非常に似通っているが、その頭部だけは別物だった。
能面のような細い眼に人と同じような作りと鼻と口、どこぞの邪教の女神像か何かのような顔がこの汚染獣の不気味さを際立たせていた。

氷獅子とでもいうべきか、この汚染獣は眠りを妨げられた事に怒り、そして咆哮を高らかに上げた。
しかし、クライアは怯むことなく檄を飛ばす

「今だ!!一気に叩きこめ!!」

384ショウ:2013/01/03(木) 18:18:42 ID:???
>>383
(気色悪い顔しやがって……!)

露になった不気味な面を見て、不快感を隠す事なく舌打ちする。
しかし、それによって攻撃の手を緩める事はなく、むしろ、ショウの手に力が篭った。

「――ッラァ!!」

クライアの合図を聞くと、即座に刀を振り抜いた。真紅の剄が衝撃波となり放出される。
仲間の協力があったとはいえ、大型の汚染獣の体をも両断した一撃だ。
狙いは汚染獣の頭部。まっとうな生物であれば大ダメージは免れられない筈だが、はたして。

385クライア:2013/01/03(木) 19:56:28 ID:SVtv/fVA
ショウに続くようにケヴィンが槍を突き放ち、巨大なニードルのような剄弾を放つ

まだ態勢の整っていない氷獅子の右足の結晶にケヴィンの剄技が直撃してよろめく。
そこへ、真紅の衝撃波が頭部へと叩きこまれた。
攻撃の衝撃で半歩後ろにずり下がる氷獅子の汚染獣へ、後方にいたキースが詰めとばかりに10発の矢に剄を込めて連射する。
足を守る結晶にいくつも突き刺さり、ショウの攻撃で頭から顔へ斜めに傷の入った頭部にも振るわれる。

矢が突き刺さり、白い霧のようなものが汚染獣の傷口から噴出してあたりを薄い霞で覆う。
一層、辺りが冷え込んだ。

「全員後退!汚染獣の動きが確認されるまで追撃は待て!」
悪くなった視界を警戒してか、クライアから自分の近くまで後退するように指示が飛ぶ。

386ショウ:2013/01/03(木) 20:16:49 ID:???
>>385
指示に従い移動する。

「白い霧っぽいの、傷口からも出てきましたね。
 中途半端にダメージ与えて放っておくと面倒な事になるかも」

周辺の気温が下がった事と、視界が悪くなった現状を認識してボヤく。
もちろんボヤきつつも警戒は怠らず、足に剄を纏わせていつでも対応できるようにしている。

387ヒューガルテン、レフ組:2013/01/06(日) 22:10:31 ID:zO62fPMo
--鉱山内・待機場所--
ヒュー「寒いwww俺の出番マーダー?」
レフ「指示があるまで動かない。」

ヒューガルテンの足元の地面にはなぜかナイフが刺さっている。
レフが牽制のために投げたものだ。

誰に対しての牽制かは言うまでもない。

388クライア:2013/01/14(月) 02:21:31 ID:SVtv/fVA
>>386
「時間をかけるとやばいかもしれないな…
 これだから固有体ってのは面倒だ」

ケヴィン「固有体って決めつけて良いんですか?」

「獅子型と特徴が一致してて付加要素がある汚染獣…って事は固有体相当って事だろ?
 さて…どう動く…」

キース「…見ろ!」

白い霧の向こう側で、白い獅子型汚染獣がショウ達を睨んでいた。
そして口を開けて一吠え――同時に中空に幾つもの鋭利な氷柱が出現した。

それらは全て、ショウ達武芸者の方を向いている。

「…回避行動!」
クライアが叫んだ直後、氷柱は一斉にショウ達へと放たれた。

389ショウ:2013/01/14(月) 02:40:17 ID:???
>>388
仲間達が話している様を尻目に、右手から剄を放出、球体の形へと変化させる。
大したダメージにもならないだろうが、せめて牽制してみるべきか等と考えていたのだ。
しかし、霧の合間から見えた汚染獣が浮かべる氷柱に戦慄する。

「っ!」

クライアの叫びを聞くと同時に横へ跳躍し、回避を試みる。
そして、体勢こそ整っていないが構わずに、右手に収束させた剄を汚染獣めがけて投げ放った。

390クライア:2013/01/15(火) 01:32:36 ID:SVtv/fVA
>>387
待機組の方に、戦いの振動らしき揺れと音が届く。
どうやら大型と戦っているらしい。
>>389
クライア等三人も放たれた氷柱を回避すること成功する。
ショウの放った剄弾は汚染獣の膝に炸裂するも、あまりダメージになっていない様子だ。
しかしその行動が、汚染獣の意識をショウへと向けさせる事になった。

「ショウ!奴がそっちに行くぞ!キース、フォローだ!」

クライアの叫びに応じて、キースが剄を通した矢を連射して汚染獣の背中を攻撃する。
ショウの行動が、最初にクライアの提案した裏どり戦術を結果的に成立させたようだ。
その恐ろしい顔をショウの方に向けていたが、眼球はギョロリとキースへと向いたのが
汚染獣の正面に居たショウには分かった。

391ショウ:2013/01/15(火) 01:52:04 ID:???
>>390
回避からの着地を成功させ、汚染獣を見やった。

「……来いっ!!」

こちらへ意識が向いた事を確認すると、クライア達から少しでも距離を離すように移動する。
キースのフォローが入るまでのごく僅かな時間の出来事だ。
大した距離は開かないだろうが、キースを除く二人が次の手に取り掛かる余裕は出来たのではないだろうか?

(キースの方を――それなら!)

意識が逸れた瞬間を逃さず、汚染獣へと斬り掛かる。狙いは、先ほど剄弾を命中させた膝。

392レフ&ヒューガルテン組:2013/01/15(火) 02:08:33 ID:RKYxA1bM
>>390
レフ「あーこれ、マジ大物じゃん?」
ヒュー「うはwwwみなぎってきたwwwww俺も行ってk」

何かが風を切る音。

レフ「ホントに落ち着きないんだからー」
ヒューガルテンの足元のナイフが増えていた。

393クライア:2013/01/15(火) 02:12:20 ID:SVtv/fVA
斬りかかり、ショウの放った刃が汚染獣の膝に振りおろされた瞬間

ガキッ!と鉄か何かが擦れるような音が空間に響く。
氷のようなプロテクターに守れた膝に刃は届かず、途中で止まってしまったのだ。
しかし痛みはあるのか、汚染獣は唸りを上げながら再びショウに視線を向けた。
そしてその強靭な右前脚を振り上げた瞬間――――

ケヴィン「おらあああああああ!!」
振り上がった前足に飛びつくように槍を思い切り突き立てるケヴィンがいた。

さらにクライアが炎を纏った兵装を振りぬき、キースがダメージを与えた背中に追撃を与える。
汚染獣は苛立つように咆哮し、右前脚に槍を突き立てたまま粘るケヴィンを振りおろそうと
身体を大きく揺らし足を振るい出す。

ケヴィン「うわああああ!!は、離すかよぉ!!」

394ショウ:2013/01/15(火) 02:38:24 ID:???
>>393
「ケヴィン、助かった!」

迂闊な行動だったが、命拾いしたようだ。
ケヴィンが必死で耐えている間に、刀の柄を一度、二度と捻り上げギアを起動させ、剄を巡らせる。
熱を帯びたように赤く光る刀身――威力が増大したそれを鞘に収め、抜刀の構えを取る。

「膝が無理なら顔は……どうだ!!」

ギアにより攻撃力、抜刀速度を上昇させ、さらに剄をも加えた抜刀の一撃が放たれる。狙いは不気味な顔面の目元だ。
外見から、能面じみた顔には膝を覆うプロテクターほどの防御力は無いと判断したが、どうなるか――。

395クライア:2013/01/15(火) 03:41:41 ID:SVtv/fVA
>>394
今度は硬度に阻まれる事なく、刀型術式兵装は美しい軌道を描いて振りぬかれた。

汚染獣は動きを止め、1秒ほど全てが静止したようになる。
ケヴィンが不格好な態勢から槍を引き抜いて汚染獣から離れた直後、能面のような顔に横一線の傷が走り、紫色の血渋木を凍りついた地面にまき散らした。
汚染獣は悲鳴を上げるとまたも白い霧を噴出しながら跳躍し、4人から大きく離れた位置に着地した。

「どうやら顔にそこまで強度はないみたいだな…
 …考えたくないが、人を食い過ぎて形を覚えやがったのか?」

以前戦った、女性のフォルムに進化した蝶型の汚染獣を思い出す。
アオイの話では、より多く人を捕食した汚染獣は人間型への擬態、変化に進化が傾く事が多いと言っていたはずだ。

396ショウ:2013/01/15(火) 04:20:09 ID:???
>>395
「その可能性は高いですね。
 顔だけ明らかに身体から浮いてますし、何かのきっかけ無しに独自の進化をして変貌した、とは考え難いですよ」

クライアが漏らした疑問に答える。


(多くの人を捕食した結果だとして……気になる点がいくつかある)

(鉱山内部の様子からして、奴がここを根城としているのはほぼ間違いない。
 そして此処は『汚染獣の巣があるかもしれない』として廃棄された鉱山だ。
 廃棄された時点では、都市の人間がはっきりと存在を認知するような活動を奴はしていなかった。じゃなきゃコイツの情報が都市に届いてる筈だ)

(廃棄が決まってから、都市周辺に居た汚染獣が多くの人を捕食した末に進化して、この鉱山を見つけて根城にした?
 たぶん、そう考えた方が妥当なんだろうけど……何かが引っかかる気がする)


「……いや、まずは目の前の敵を倒す事に集中だな。うん」

何かを考え込んでいたらしきショウが、ぼそりと呟いて刀を構え直した。

397レストランの日常:2013/09/21(土) 10:17:14 ID:???
倍返しマン「バイガシダッ!」

常連A「えっ?」

倍返しマン「バイガエシダッ!!」

常連B「おいおい、なんなんだよ」

倍返しマン「ジューバイガエシダッ!!!」


レストランでは、今日も何事もなく平和に時間が進んでいく。

398モルゲン:2013/09/21(土) 21:46:43 ID:ovdfPgQE
--帝都・商店街--
「今日もいいお天気ですの♪」
今日も街をお散歩中。

「それにしても……みんないつ帰って来ますの?」
兄アーベントは仕事で、
リッキーとジェフは西大陸へ行ってしまい、一人留守を預かっているのである。

399エメ:2013/09/28(土) 18:32:57 ID:???
某所

「人間の住む世界は日差しが強いぜ」

日焼けで肌が真っ黒になった。

400名無しの魔術師:2013/11/05(火) 19:21:06 ID:???
浜辺に屯し、海を眺めている集団がいる。
集団の視線に先には、波乗りと呼ばれるサーファーたちが各々の趣味に没頭している。

「……でさぁ、ソイツ、うっかりしてサイフうちの店に置いてっちゃったんだよね」

「へぇー、やべーじゃん」

集団は自由に雑談しながらも、視線を波乗り達に向けている。
その時、少し強い海風が浜に吹き渡った。

「あ」

目には見えないが、海風に乗って魔元素の波が大きく揺らいだ時、波乗り達もボードの上に立ち、神経を尖らせた。
その内1人が勢いよく波に乗り出した。

「……」

「……」

その波乗りは、波に乗った勢いでそのまま水柱と色鮮やかな粒子の尾を引いて、宙に飛びあがった。
……が、乗り切れずにすぐ水中に落下した。

「あぁー」

「ほんとザンネン」

「オレならもっと攻められるけどね」

「でもオマエ、こないだ落ちてボード壊したじゃん」

乾いた笑いが集団たちの間に響く。

これがワムと呼ばれる最近流行りのスポーツである。
基本的には安全を考慮し、このように海上で行われる。
そして、数人の達観した気になっているチームが浜辺で眺めているのだ。

401レーナ:2013/11/05(火) 19:38:31 ID:???
>>400
「何やってんだろ?」

ビーチで水着でくつろぎながら、おていていく様を見つめる。

402名無しの魔術師:2013/11/05(火) 19:46:59 ID:???
>>401
海では、若者たちが海の波に乗って遊んでいる。

「はっはっはは!」

「全然ダメじゃん」

仲間が魔元素の波に乗り、派手に海に落ちる様子を見て笑うグループ。

「お姉さんも、ワムしにきたの?」

グループの中の洒落た女性が、レーナに声をかけた。
見れば皆ウェットスーツを着ている。

403レーナ:2013/11/05(火) 19:55:05 ID:???
>>402
「ん〜?ワム?初めて聞いたんだけど…え〜っとカッコつけて墜落する遊び?」
「人間だと危険な気がするけど?」

空が自由に飛べる身からすれば、先ほどの行動は墜落しているだけに見えたらしい。

404名無しの魔術師:2013/11/05(火) 19:59:37 ID:???
>>403
「んん〜」

困ったような表情でグループの仲間と顔を合わせた後、
『ここだけ共有NPC&アイテム』の>>15にあるような説明をする

「楽しいッスよ、お姉さん」

最後に、グループの若い男が呼びかけた。

405若いエルフ:2013/11/05(火) 20:02:03 ID:???
若い少女エルフが二人。
一人は全身に刺青の入ったスタイル抜群のダークエルフ。
もう一人は長い金髪が美しいスレンダーなエルフ。

互いに体型の美しさを強調できる水着を着ている

だが、金髪エルフの表情は暗い。
横と比べられるからだろうか?

406レーナ:2013/11/05(火) 20:09:25 ID:???
>>404
「へぇ…楽しそうだね?あ、でも道具なんて持ってないんだけど…」
頷きながら説明を聞く。

407名無しの魔術師:2013/11/05(火) 20:13:09 ID:???
>>405
>>404とは別の二人の男が話しかけてきた。
ボードを持ってはいるが、だぼだぼのジャージ姿で、見るからに初心者だ。

「お姉さんたちもやるの?」

「俺たちとご一緒しない?」

>>406
「ウェアとかなら、そこで売ってるよ」
女性が指差す先には、海の家がある。

「ボードは高いから、私の貸してあげるよ」
女性は、ピンク色の可愛らしいボードを持ってきてくれた。

408若いエルフ:2013/11/05(火) 20:21:03 ID:???
ダークエルフの方は一瞥くれただけで視線を逸らした。

金髪の方は優しく笑い、一番可愛く見える俯き気味の角度をとり、

「いえ…私は怖いので見ているだけです…」
(うわー、見るからに金持ってなさそうだわー)

409名無しの魔術師:2013/11/05(火) 20:27:58 ID:???
>>408
金髪のエルフの仕草に、二人とも心を射抜かれたようだ。

「そういわずにさぁ、やってみようよぉ。俺が手取り足取り」

「俺がやって見せるから、ちょっとそこで見てて!」

「あっ、ズルいぞお前!」

男の片割れが慌ててジャージを脱ぎ、パンツ一枚で自分のワムボードを抱え、渚に向かって走り出し、浜の途中でこけた挙句に持っていたボードが頭にあたった。

410レーナ:2013/11/05(火) 20:29:22 ID:???
>>407
「ありがとうね。ちょっと待ってて…」

ショップの中に入り、ウェアを購入。

「ん、ちょっと苦しいかも…」

一応サイズに合わせたようだが少々きつめのようだ。主に胸が

411名無しの魔術師:2013/11/05(火) 20:33:32 ID:???
>>410
「おい……」
男性陣は息をのんでレーナのウェア姿に見とれている。

「それで、海の波の、もっと上の波を感じるのよ。最初は難しいけど……」
女性は快くボードを貸してくれた。

412若いエルフ:2013/11/05(火) 20:40:46 ID:???
「あんたやりなさいよ」

金髪は営業スマイルをやめダークエルフに指図した。
ダークエルフはクールな表情を崩し、

「やだ…怖いのやだ…」

「あ?」

「う…やる。やるよ」

黒髪褐色のダークエルフが立ち上がり倒れた男に近づき、ボードを広いあげた

「借りる」

もちろん一連のやり取りは男達には聞こえていない。
顔に少し幼さが残っているが、レーナに負けず劣らずのプロポーションをしており、ビキニの水着が良く似合っている。

413名無しの魔術師:2013/11/05(火) 20:47:50 ID:???
>>412
「お姉さん?お姉さーん!?」

ボードを半ばぶんどって海へ向かったダークエルフの背後で、転んだ仲間をゆすって起こす男。

海の方では既に数名の波乗り達が海の波に乗り、魔元素の波にも乗り、各々楽しんでいる。

414レーナ:2013/11/05(火) 20:51:48 ID:???
>>411
「うん、やってみるね。」
手首にしていたシュシュで髪をまとめて海に入る。

(波の上の波…どんな感じなんだろう?)

415名無しの魔術師:2013/11/05(火) 21:07:13 ID:???
>>414
「いやー、むずいっしょ」

「初めてでしょー」

浜辺では、男たちが割と真剣にレーナを見守っている。

既に海で波に乗っている波乗り達は、皆、海風に乗ってやってくる魔元素の波に乗り宙を舞っている。
もしレーナが魔元素を見る事ができれば、また、海風に乗って魔元素も波を作る事を知っていれば、
「そういうことか」と理解することはできるだろう。

後は、その波に乗る勇気とテクニックが物を言う。

416若いエルフ:2013/11/05(火) 21:11:23 ID:???
>>413-414

ミディアムロングの髪を纏め、ねじりを加えてアップにし、バレッタで止めた

ゆっくりと、海に入っていき、流し目で男達を見る。

「…ふん」
(うー…男の人しかいない…恥ずかしいな)

傍からみれば品定めとも取れなくない。

(あ、女の人もいる…でも…
)

417レーナ:2013/11/05(火) 21:20:13 ID:???
>>415-416
「うーん…」
周りを見渡してみて、ほかの波乗りたちの動きを観察する。
皆、波と風のタイミングに合わせていることを感じる。

(あ、もしかして…)

今度は魔元素の流れを感じてみる。
タイミングは同じだ。

「うん、なんとなくわかった。やってみるね。」

次に来た波と風のタイミングに合わせて、ボードに乗り波に向かっていく。

418名無しの魔術師:2013/11/05(火) 22:01:37 ID:???
>>416
不思議と、海に入ると周りの波乗り達はイケメンに見える。

「どうしたの?……落し物でもした?」

笑顔が似合う波乗りカップルが、ダークエルフに声をかけた。
仲の良さそうなカップルだが、女の方はダークエルフを二度見して、しかめっ面になった。

>>417
「がんばれー」

背中の方では、グループの皆がかたずをのんで見守っている。

419レーナ:2013/11/05(火) 22:08:22 ID:???
>>418
(こう…飛ぶ時みたいに風に…波に向かって翼を広げるみたいに!)

波の頂点を超え、魔元素の波へ乗る。
波を捕まえてほぼ一直線に上空へ向かう。

(すごい…アモルフの言っていたロケットってこんな感じなのかな…?空しか見えない…)

420名無しの魔術師:2013/11/05(火) 22:23:52 ID:???
>>419
ボード越しに魔元素の波を感じる。
普段はあまり考えないが、魔元素の複雑なうねりが次から押し寄せ、吹き飛ばされてしまいそうになる。

魔元素の波に乗っている瞬間は、他から見れば宙に浮いている状態であるが、
ボード越しに、確かに見えない魔元素の上を滑っている感覚がある。
周囲に見えるのは地平線まで見える青空。
そして、海の波音が聴こえる。

魔元素の波が途切れたところで、水中に落下する。
最初の印象は恐かったかもしれないが、水面に顔を出して、初めてワムの楽しさを実感できるだろう。

421若いエルフ:2013/11/05(火) 22:24:10 ID:???
>>418
(わ…睨まれた。どうしよう? 気分悪くさせたかな…)

「別に…何でもないよ」

(うー…気まずいよ…でも飛ばないとゴディに怒られるし…早く飛んで戻ろう)

「飛んでくる」

ダークエルフは逃げる様に波待ちの連中に混ざった。

見計らった様に波が押し寄せ、それに綺麗に乗った。
魔元素への適性の高さと持ち前の身体能力の高さを活かして、高く高く飛び上がった。
そしてバランスを取り戻そうとした結果意図せず、宙返りした。

「あ…気持ちいいかも…」

圧倒的な開放感に感動を覚えた。

が、しかし水着で激しい動きをした為、胸を隠していた布は飛んでいった。ひょっとしたら開放感の原因はこれかもしれない。

422レーナ:2013/11/05(火) 22:48:12 ID:???
>>420
「プハッ…ケホケホ…」

水面から顔を出し、吸い込んでしまった海水でむせる。

「きもちいかも…」

423名無しの魔術師:2013/11/05(火) 23:02:32 ID:???
>>421
飛んで行った布は、チェリーボーイの頭に優しく落ちた。
チェリーボーイは出血多量が原因で気絶した。

周囲に居り、それを目撃した男性たちは唖然とし、もれなく片割れの女に平手打ちを喰らった。

>>422
そんな感動を覚えた矢先、目の前に>>421が落下してきた。
あられもない姿で現れたダークエルフに驚きを憶えるかもしれない。

424レーナ:2013/11/06(水) 19:41:27 ID:???
>>423
「ち、痴女が空から降ってきた…?」

どうやら状況に頭がついていってないようだ。

425若いエルフ:2013/11/09(土) 21:07:42 ID:???
若いエルフは初めての経験に、恍惚感を覚えながら目を閉じて天を仰ぐ。

あの気持ち良さを思い出しながら。



が、まだ丸出しである。

426名無しの魔術師:2013/11/09(土) 21:13:31 ID:???
>>424-425
「あの……」

気まずい表情でウェットスーツの女性が近づいてきた。

「これ、貴方のですか?ですよね?」

そういって、ダークエルフが先ほどまで胸に着けていた布を目の前に差し出す。
何故か普通に波を楽しんでいたレーナも周囲から視線を浴び、何か恥ずかしい気持ちになった。

427レーナ:2013/11/09(土) 21:22:43 ID:???
>>426
「いえ、私じゃないです、そっちの痴女の方です…」

目をそらして>>425を指差す。

428若いエルフ:2013/11/09(土) 21:25:53 ID:???
やっと、自分の状態に気がつき小さく息を漏らした。

得に動揺する素振りは見せず、別の高揚を覚えながら恥ずかしさのあまり失神した。


「わー、あの子やるわねー」

ケラケラ笑いながらトロピカルジュースを飲む金髪エルフ。

429レーナ:2013/11/09(土) 21:30:33 ID:???
>>428
「気絶しちゃった!痴女のエルフが気絶した!?ど、どうしよう!?」

こちらはパニックである。
とりあえず海から出してやるのが先決だと思う。

430名無しの魔術師:2013/11/09(土) 21:34:39 ID:???
>>427-429
「え、えぇー!?」

周囲の女性たちが集まりエルフを支え、てんやわんやの騒ぎになった。
(男性は大体エルフの胸に意識を囚われた結果、相方に殴られて海の上に浮いている)

431レーナ:2013/11/09(土) 21:39:17 ID:???
>>430
「あ、ビーチに行く前に隠さないと…」

なにか適当に辺りを見回し…

「これでよし!」

ドヤ顔で二枚貝の貝殻で胸を隠す。
火に油を注いでいることには気づかないようだ。

432若いエルフ:2013/11/09(土) 21:41:53 ID:???
運ばれる際の揺れで再び目を覚ました。

が、おっぱい丸出しのまま男性に運ばれている。

(ああ、私これから酷い目に合わされるんだ…泣いても許して貰えない…薄暗い所に閉じ込められて…初めてなのに失神するまでグシャグシャにされちゃうんだ…)

少しだけ心臓が高鳴り再び都合良く失神。

433名無しの魔術師:2013/11/09(土) 21:49:25 ID:fdxwBna.
>>431-432
エルフを運んでいた男性は、背後から女性にヘッドロックをかけられた。

それを見た別の男性が、男女差別だ!と騒ぎだし、海上では男性と女性の盛大なワムバトル(ワムをしながら空中でケンカ)が勃発した。

エルフのために、海上が混沌に包まれた!

434レーナ:2013/11/09(土) 21:56:45 ID:???
>>432-433
「と、とりあえず痴女さんを運ばなきゃ…」

混沌の海上からエルフを抱え、翼を広げる。
ビーチについたら自分のレジャーシートにエルフを寝かせて
胸の上にバスタオルをかける。

「一安心…かな?」

435若いエルフ:2013/11/09(土) 21:58:23 ID:???
ワムバトルに何食わぬ顔で参加する金髪エルフ。
自分だけはしっかり、ウェットスーツで身を包んでいる。そのせいか、残念な胸がさらに残念になっている。

(どいつもこいつもあたしより胸がでかいなんて!)

魔術で身体能力強化し巧みに飛びながら女性の下着を剥がそうとする。

436名無しの魔術師:2013/11/09(土) 22:05:57 ID:fdxwBna.
>>434-435
「やれやれ、どいつもこいつもバトルに気を囚われて、美しく波に乗るという根本の概念を忘れているようだな」

男が、海の波から魔元素の波の上に突入した。
しかし、その瞬間である。
金髪のエルフは女性の下着を剥がそうとするが、波の上の状況はスピーディーに、入れ替わるのである。
つまり、金髪のエルフが下着を剥がそうと思っていた女性は海の中に落下し、代わりにその地点に男が移動してきたのである。
そして……

「あ゛っ!!」

男のパンツがズリ下げられた。

437レーナ:2013/11/09(土) 22:14:02 ID:???
>>435-436
「だ、大丈夫なのか…な?」

ビーチから大空戦を見物する。
きつかったウェットスーツは脱ぎ、ハイレグタイプの白いワンピース水着である。
色気と露出度は比例しないのである。

438若いエルフ:2013/11/09(土) 22:17:58 ID:???
再び目を覚ますダークエルフ。
目の前には美しい女性。

(え…女の人? あ、そっか…私女性にメチャクチャにされるんだ…)

全てを受け入れる覚悟をして紅潮しながら目を閉じた。
どうやら一度スイッチが入ると大変らしい。

一方海では男性のそれを見たエルフが悲鳴をあげて泣き出した。嘘泣きではなく本当に涙を流している。

「えぐっ…この…人がいきなり…」
(けっ、粗末なもの見せやがって。小指の先もないじゃん)

涙を本当に流すなど朝飯前らしい

439名無しの魔術師:2013/11/09(土) 22:22:05 ID:fdxwBna.
>>437
「うっひょー!ハイレグちゃんだぜぇええええ!!ぐえっ!!」

波の上から一直線にレーナに近寄ろうとした男が、他の誰かが発射した魔弾に吹き飛ばされて水没した。
他にも何名か男性が飛んでくる。

>>438
「……」

男は青ざめて硬直し、勝手に水没した。

「金髪エルフちゅゎ〜ん!!」

別の(気持ち悪い)男が飛んできた!

440レーナ:2013/11/09(土) 22:27:08 ID:???
>>438
「あ、気づいた?よかった…」

意識を取り戻したダークエルフをみて安心するも

>>439
「け、ケダモノ!こっちこないで!」

光の弓を作り出し、ボードを狙い矢を放つ。

441名無しの魔術師:2013/11/09(土) 22:46:09 ID:fdxwBna.
>>440
「何ッ!!?」

レーナが放った矢は、向かって来た男性とその背後にいた男性の2人のボードを同時に打ち抜き、
2人同時に海に沈めた。

「うわあああッ!」

「クソッ、今はあっち(女性陣)が優勢だ!撤退だ!!」

悔しがりながら撤退していく男性たち。
男性がビーチから消えた後、女性たちだけで祝杯ムードに包まれた。

今日も、平和と動乱が入り混じる帝国の、ごく一般的な一日が過ぎていく……。

442南大陸 荒野都市カーツ編:2013/11/12(火) 02:33:20 ID:SVtv/fVA
>>396
顔を裂かれた汚染獣は、ショウ達を睨みながらじりじりと後退していく。
クライアも攻めあぐねているのか、どのような指示を出すべきか思考中だ。

ケヴィン「ん…ちょ、あれ何だ!?」

ケヴィンが驚いた声を上げるのと同時に、汚染獣が自身の身体に受けた傷から
これまで以上に濃い白霧を噴出した。目暗ましからの不意打ちを警戒しただろうが
地面を砕くような音が一度だけ響いただけでそれ以上は何も起こらない。


キース「……逃げたのか?」

噴出された霧が四散し、視界が晴れると
周囲が凍てついた巨大な空洞が地面に出来ていた。
汚染獣はこの数秒で穴を掘り更に地下に後退したようだ。

「このまま進むか…それとも一度荒野都市に戻るか…」
今回、この鉱山の調査に出向いたのは汚染獣の凶暴化の調査の為だ。
現状では『手強い汚染獣と戦った』事以外に収穫がまるでない。

ケヴィン「い、一度引き返しましょうよ!この先にいるのがアイツ一体ってわけないし!」


キース「だったら猶更、奴を追って始末すべきだろ?
    もし先に汚染獣の群れでもいたら、余計手詰まりになるぞ」
二人の真逆の、しかしそれぞれ決して間違っていない意見が対立する。

443ショウ:2013/11/12(火) 03:28:20 ID:???
>>442
「……みたいだな」

汚染獣が姿を消した事を確認して呟く。

――さて、どうしたものか。
ここで帰ってしまっては調査隊として来た意味が無いに等しい。
時間が有限である以上、一度の調査で少しでも多くの情報を持ち帰らなければ今後の調査に支障が出る。

しかしここで汚染獣を追ったとしても罠の可能性も捨て切れない。
地下に先ほどの固有体(想定)クラスの汚染獣が複数体居たとすれば――どれだけ奮戦しても、このメンバーでは犠牲を免れないだろう。
命あっての物種である。情報が少なくとも、交戦した事実と汚染獣の情報を持ち帰れば今後には生かせる。

それぞれのケースを想定しているケヴィンとキース、どちらの意見も間違っていない。
二人の意見と今までの情報、そして自分の考えを交えて考えた結果――

「――俺は、奴を追って進むべきだと思う。可能ならトドメを刺したい」

と、二人に続いて発言した。

「たぶんだけど……あいつと共に行動するような汚染獣ってのは居ないんじゃないかな。
 周辺を凍らせるような汚染獣だろ? そんな独特のタイプの周辺に他の汚染獣が居るってのは考え難い。
 もちろん、あいつと全く同じタイプが複数居る可能性もあるけど、本当に居るなら此処に居てもおかしくないと思う。
 此処は特に冷えているし、あのタイプからすれば絶好の環境だ。でも、此処にいたのはあいつ一匹」

「それに今ここで引き返したら、次に戻ってきた時にあいつが待ち伏せしているかもしれない。
 氷の壁を作って入り口を塞ぐとか天井に仕掛けた氷柱を落とすとか……色々あるけど、とにかく状況が好転するかと言われれば、可能性は低いんじゃないか」

長々と語った後ふう、と一息つく。
ショウなりに根拠を述べ、キースの意見に賛成した。さて、我らが隊長殿は如何様な判断を下すだろうか。

444ヒューガルテン&レフ:2013/11/12(火) 22:23:58 ID:apoRJ2wg
>>442-443
レフ「なんか一段落ついたっぽいカンジ?」
ヒューガルテン「みたいっすね。ナイフ抜いてくださいw 足元怖いっすwww」

レフ「多分だけど、これ逃げられてるね。けど深手は負わせた……みたいな?」
ヒュー「ちょwなんでわかるんすかwww」
レフ「それは置いといて、あたし達はどう動くべきか、ね。
 一つは前進のための合流、もう一つは殿のためにここで待機」
ヒュー「そもそも何で俺ら待機なんすかw」

レフ「もしここが巣なら、帰ってくるヤツがいるかもしれないじゃん?」
ヒュー「把握w」
レフ「それを踏まえたうえでどうs―ってヒューガルテン!?」

ヒューガルテンは止める間もなく合流しに向かってしまっていた。
レフ「んもう!
 ”隊長ごめんなさい! ヒューガルテンのバカが待機と言われたのにそっちへ向かってます!”」
とにかく状況を端子で報告する。
レフ自身はまだ動かない。
なぜなら、返答が来るまでの間にできる距離なら簡単に詰められるからである。

445クライア:2013/11/12(火) 22:58:44 ID:SVtv/fVA
>>443-444
「お前ら三人の意見はそれぞれでちゃんと正しい」
三人の発言を聞いてクライアは一言そう言った。

「よし、それじゃあ一度後続と合流して班を……」
そこに端子越しに伝わってくるレフの声
クライアはいつの間にか咥えていた新品の煙草を落としてしまった。勿体ない。

「了解だレフ、ヒューはこっちで面倒を見る…確かアイツの装備は大剣だったか?」
と、再び思考する顔付きに数秒なって

「ショウとキースの意見を採用、ただし"偵察"だ」

「気取られないように三人編成で奴を追って、可能なら撃破…数の差がヤバイなら即撤退だ」
そしてそろそろこちらに合流するヒューガルテンにも聞こえただろう。

「メンバーは俺、ショウ、そしてヒューガルテンの三人!残りは悪いが、このクソ寒い広場で待機だ」

「つーわけでレフ、端子飛ばしてるシェリの護衛しながらこっち来てくれ」

446ショウ:2013/11/13(水) 13:50:48 ID:???
>>444-445
「偵察――なるほど、了解しました」

少人数なら接近も撤退も比較的容易いだろう。
自分がメンバーに選ばれた事、意見が取り入れられた事、表には出さないが内心で喜ばしく思う。
さて、あの汚染獣を追跡する事が好機か罠か、前者である事を祈ろう。

447ヒューガルテン&レフ:2013/11/13(水) 19:04:16 ID:apoRJ2wg
>>445-446
レフ「”了解! 言うことじゃないかもですけどあのバカから目を離さないでください!”」
昨夜のヒューガルテンを見ているクライアなら、そのようなことはしないだろうが
レフはその情景を知らないが故に思わず出てしまう。
シェリーを守りつつ新たな待機場所へ向かう。

ヒューガルテン(俺がいたら絶対に逃がさなかったっての。
 追い詰めて、そして戻ってきた奴も全てぶっ殺す!)
その表情にあるのは焦りと、自分あるいは汚染獣へ向けられた憎悪。
普段のバカっぷりは面影もない……
ヒューガルテン「うはwおkっすwww偵察でも何でもするっすwww
 ショウ、よろしくwww」
口調だけはいつも通りだが、なおさらクライアの目には危うくみえる。
恐らく、同じくここカーツで生を受けたキースにも……。

448クライア:2013/11/13(水) 23:00:17 ID:SVtv/fVA
>>446-447
「安心しろ、俺が面倒みるチームで絶対に隊員を欠いたりしねぇさ」
あーあと言いながら落とした煙草を拾いつつ、レフ達を安心させる言葉を口にするクライア。
クライアの手腕ならば信用出来るだろう。一方で

(ヒュー…ちょいと昨日の激励が利きすぎちまったかな?
 ま、ちゃんと面倒みてやりますか)
と、危うさを秘めているヒューガルテンに気取られぬように注意の視線を送っていた。

キース「……」
そしてキースは、何も言わずにヒューガルテンを横目に見るだけだった。

「流石に汚染獣の掘った穴からまっすぐ落ちるのはしんどい
 俺達はこのまま地下への順路を降りて行くぞ?隊列は俺、ヒュー、ショウの順番だ」

「ショウ!信用してっからしっかり背中守ってくれよ?」

449ショウ:2013/11/13(水) 23:32:07 ID:???
>>447
「あぁ、よろしくな」

口調とは裏腹に、明らかな憎悪を宿した表情のヒューガルテンに応える。
気づいていない――などという事はない。この場で問い質す理由が無かっただけだ。事をややこしくするつもりはない。
クライアやキースほどではないが、彼の様子を心配している。

(気をつけた方が良いかもな、なんか危なさそうだ)

>>448
「はい、任せてください。指一本触れさせやしませんよ」

ぐっとサムズアップ。準備は万端のようだ。

450ヒューガルテン:2013/11/13(水) 23:59:08 ID:apoRJ2wg
>>448
レフ「はい!」
クライアなら問題はないさ―そうブルージュからも聞かされているレフ。
無論絶対的に信用はしている。しているが……。
レフ(あんだけ心乱れてちゃなにやらかしても不思議じゃないっていうか?
 とにかくあの心境で戦うのはご法度、みたいな……)
「うはwwおkwwww俺真ん中っすねww」

レフ「キース君、あのバカは案外しぶといし?」
こっそりキースに話しかけた声に自信はなかった。

>>449
「剣士同士うまくやろうずwww」
無謀な突撃を仕掛けかねない。―そんな気さえするだろう。

451クライア:2013/11/14(木) 00:14:48 ID:SVtv/fVA
>>459
「おぉ?言うじゃないかルーキー…って言うにはもう場数踏みまくったか」
頼もしい返事をするショウの頭をクライアはガシガシと撫でた。
兄貴分が弟分を褒めるような、そんな感じだ。

「…マジで頼んだぜ、ショウ」
と、ふいに真剣な眼かつ小声で、ショウに何か託すような口ぶりで念を押した。
そして離れると
「殿がうっかりするとやばいからな」
何時もの、隊員たちの緊張をほぐす軽い物言いに戻っていた。
>>450
キース「…まあ、うちの隊長がいるなら大丈夫だろ…」
自信のないレフに対し、キースは隊長への信頼を口にする

「ヒュー、あくまで偵察だぞ?途中で無茶しようとしたら即座に撤収するからな?」
と念を押し、クライアの方も再びレフに顔を向けると

「ま、レフはうちの心配性な副隊長を頼むわ」
と、隠しようのないくらい不安げな表情を浮かべる12隊の副官、フェイスを指した。

フェイス「た、隊の指揮官の安否を気遣うのは副官として当然です!」


>>ショウ、ヒューガルテン
「それじゃあ行くぞ!
 最下層まで逃げられてたら流石に追えないから、
 3人で行くのはこっから二つ先の階層までだ」

そう言うと、クライアは武器のチェックを手早く済ませて順路に従って歩きだした。

452ショウ:2013/11/14(木) 02:11:57 ID:???
>>450
「ああ、早くさっきの奴見つけてぶっ飛ばしてやろうぜ」

相槌と共に答えるショウだが、その内心は穏やかではない。
この都市に思い入れがあるであろうヒューガルテンが、危険を顧みず飛び込む可能性は十分に考えられる。
自分もフォローしていくつもりではあるが、やはりここ一番という場面ではクライアに任せるしかあるまい。

>>451
「! ――はい」

がしがしと頭を撫でられながらも、クライアの真剣な言葉は確かに聞き入れた。
その後の弄るような物言いに困ったように反論していたが、彼なりに合わせたのかもしれない。

「よし……行きましょう」

同じくチェックを済ませて歩き出す。
指示に従って最後尾に居るため、クライアとヒューガルテンの移動に合わせて動く事になるだろう。

453ヒューガルテン:2013/11/21(木) 22:51:50 ID:HoKozm0I
>>451-452
「了解っすwwwwおとなしくするっすwwwwww」
クライアがショウに囁いた言葉など聞こえていない。
やはりいつものような調子で返答してクライアに続く。

レフ「クライア隊長を信じていないわけじゃないんだけどさー……」
キースに囁き返したところで、クライアから声をかけられたレフ。
レフ「はい。この場は任せてください」
そう、極力、状況が許す限りの明るさで返答し送り出した。

偵察班を見送った後、レフはそっとフェイスの傍に寄り、囁いた。
レフ「フェイス先輩、あたしならクライア隊長にも気付かれないで加勢にいけますよ?」
不安なのは自分も同じだと、そして、
待機組の指揮をとるべき立場であるフェイスは今どう振舞うべきなのかを
遠まわしに告げた。

レフ(そんなことにはならないと思うけど、ひょっとしたらアレ使う羽目になるかな?)
誰にも気付かれないように、防護服のポケットに触れた。

454クライア:2013/11/28(木) 03:10:22 ID:SVtv/fVA
>>452-453
下の階層へと足を進める偵察班。進めば進むほど冷気が増していく。
セオリーでいくならば汚染獣の気配や、あるいは進化後の残骸などが眼に着くはずだが…

「凄いなこりゃ、一面真っ白か凍ってるかで判別つかないな」
先頭を歩くクライアが呟いた。粉雪が積もり、天井には氷柱まである。

「汚染獣の残骸でもあれば、少しは先の対策が立てられるのにな…」
現在の階層に汚染獣の気配はない。異常があればクライアが気付くだろうし、そうでなくてもシェリの端子が何か勘づくだろう。


―待機組―
フェイス「!……レフ……」
後輩の気遣いに表情が変わるフェイス。
この場で指揮を託されたフェイスが、不安を感じさせるままでは駄目だ。
数秒、思考するそぶりを見せてから普段の規律正しさを感じさせる表情に戻った。

フェイス「お前の申し出は、正直嬉しい…
     だが、それでは結局隊長の指示を破った事になってしまう」

フェイス「5小隊から預かってきたお前に、命令違反のペナルティなどつけたくない
     ……それに、そんなコトをすれば私が隊長を信用していなかったという事にもなる」
そこまで言って、ふう、と息を吐く。次に口にする言葉をやや躊躇っていたようだが

フェイス「だからこれは"現場の判断"での指示だ
     隊長は機動力を優先して最少構成の偵察隊で向かったが、
     あれでは撤収する際の安全確認が疎かになる」

だから、と続け

フェイス「レフ、もし頼めるなら隊長達の退路の確保をしてほしい」

455ショウ:2013/11/28(木) 18:42:17 ID:???
>>453-454
「その辺に隠れてる……って事はなさそうですね」

周辺を警戒しつつ呟く。
なお、特に活動の弊害にはならないが凄く寒がっている。

「しかし全く見当たりませんね。残骸とか、少しぐらいあっても良さそうなのに」

456ヒューガルテン:2013/11/29(金) 18:21:29 ID:foQB6QWs
>>454-455
「うはw寒いwwwしかも何もないwwwww気配もないとかwwwwww」
ショウに負けず劣らずの寒がりっぷりである。

「ひょっとしたら雪の下とか氷ん中とかなんか埋まってたりしてwww
 試しにブチ割りましょうかwwwww」
ヒューガルテンの兵装―超重量の大剣ならば容易いが、クライアは止めるだろうか。

---待機班---
いつもの表情となったフェイスを見て少しほっとした表情になるレフ。
クライア隊長からの任務―心配性な副隊長を頼む―を無事果たせたと確信したからだ。
それも一瞬。
”現場の判断”に基づく新たな指示を聞いて、顔を引き締めた。
レフ「退路の確保、ですね」
フェイスが言葉に迷った理由も心情もレフにはわかる。
―副指揮官としての懸念と指揮下の者の戦意低下、そのどちらも払拭するためにどうするか。
恐らく自分ではこのような采配はできないだろう、ともレフは思った。

レフ「了解しました! キース君、こっちはよろしくね!」
指示を聞いて風のように影のように偵察班の後を追う。
足音一つなく、シェリであっても気付けないかもしれないほどに―
まるでその場から消えたかのように気配を隠しながら。

457クライア:2013/12/16(月) 02:29:34 ID:SVtv/fVA
>>455-456
「まあ残骸なんて見つけても楽しいわけじゃないしな
 このまま先に進むか…ヒュー、あんまり氷割ろうとするなよ?」

「音は響くし、もしかしたら凍りついた関係で
 この辺一気に崩落なんて笑えない事になるかもしれないからなぁ」

と、本当に笑えない冗談を口にして先へと進むと

「…俺の気のせいか?何か聞こえるな」

ショウ、そしてヒューガルテンの聴力が弱くなければ聞こえるだろう
何か、空気の漏れだすシュー、シューと言う音が。



<レフside>
最少人数構成で調査に出たためか、既にそこそこの距離の開きは出ているようだ。
が、凍てつく地面の霜のおかげで、三人の足跡は確認出来る。
今のところ順調に進軍しているようだ。

一面が凍てついているため、汚染獣の気配もない。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板