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ここだけ魔術のある世界
1
:
名無しの魔術師
:2011/11/21(月) 04:52:24 ID:aE0iMq0A
混乱防止のため、既にイベント進行中等の場合は極力もう一つのスレで。
参加する際の注意事項
・俺Tueeeeeeeeeeeや、厨設定、強さのインフレはほどほどに
・魔法は「魔元素設定」に沿った設定であることが望ましい
・『中の人の』安易な気持ちで人(自キャラ、NPC含む)を殺すな。死んだら生き返りません。
・鬱展開とシリアス展開は違います。ただし、↑と共に『キャラとして』相応しいなら問題はありません。
・場の空気は出来るだけ読もう。カオスな時もあります
・書きこむ前にリロードを
・描写はできるだけ丁寧に。認識のすれ違いを避けるためです。
・本スレの出来事は演技ですから恨まぬように、また演技に私怨を持ち込まない。
・眠い時は無理せず寝ましょう 健康を損ねないように
・多数対少数の場合は、少数の中の人たちのことも考えよう
・スルーされてもめげない
・一番重要なのは楽しませること、そして楽しむことです。
イベント、ストーリー展開に関する注意事項
・乱入されても泣かない。乱入が嫌なら先に断っておきましょう
・あまりにも無茶な振りをしない。されて困る事はしない
・次の日に持ち越す事も考えよう。
・単なる自己満足はほどほどに。
・乱入前に…
イベント発生場所に貴方のキャラクターが居る可能性がありますか?
相手のキャラクターとの関係はどんなのですか?
自分のキャラは何事にも首を突っ込むキャラですか? の3点を確認しよう。
・乱入する前にレスをしっかり読もう。
スレ立ては
>>900
or
>>950
or
>>980
or
>>1000
2
:
猫又
:2011/12/25(日) 23:46:24 ID:jEnouwss
--路地裏--
やあ猫又君、昨夜はお楽しみでし……
「あ゛?」
いえ、なんでもありません。
3
:
ヒース
:2011/12/31(土) 02:10:42 ID:SVtv/fVA
-スノール地方-
大流氷目指し一路北へと進む一行。夕方になり寒さが一段と厳しくなりかけてきた頃、先頭を飛んでいたヒースが新しい街を発見した。
「皆、今日はあの街で宿を取ろうか?今日はまた一段と寒くなりそうだし、無理に進む事もないだろう」
そう言ってトラジー、エルらに振り返る。
4
:
トラジー
:2011/12/31(土) 02:13:00 ID:???
>>3
「そうだな。私はまだ30%の力も出していないが
そう無理をして進むこともないか」
無駄に自分の余裕さアピールをしている
5
:
ドラゴンライダー
:2011/12/31(土) 02:16:38 ID:bIJBCczA
>>3
エル「異議なし!」
ガル≪チビたちも疲れて眠っているようだしな≫
マントの前をしっかり締め、風に負けないよう声を張り上げるエル=ノア。
ガルズラの声は直接頭に響くため、こちらは大声を出す必要もない。
>>4
エル「さすがだトラジー、俺の倍程度の力しか使っていないとは」
張り合うのに50%の力を消費している。
6
:
ヒース
:2011/12/31(土) 02:25:35 ID:SVtv/fVA
>>4-5
「では俺が疲労困憊なので街に泊まるとしよう」
と一人張り合わない男、ヒース。
いつものようにヒースの誘導で街の近くへと降りていく竜と竜乗り達。
-ロックアイスの街-
竜の存在を認知しているこの土地ではゼットンやガルズラ達が降りてきても混乱する事なく街に入る事が出来た。
無論、彼らは街の外で待機してもらっているが。
今回の街はロックアイスの街と言い、以前訪れたスノールの町と同じく雪に覆われた土地だ。
スノールよりも都会だが、それでも帝都と比べるまでもない。
特別な名産品はなく、各地への中継地として宿商売で繁盛しているようだ。
「と、言うわけで宿の数が多い街だそうだから場所に困る事はなさそうだな」
7
:
トラジー
:2011/12/31(土) 02:29:47 ID:???
>>5
「実は私はまだ10%しか力を出していないんだ」
遠くを見つめながらそう答えた
ゼットン(俺なら100%の力でエルを踏むけどな)
>>6
「なるほど、雪の味が少し違う気がする」
しゃりしゃり
「どこの宿に泊まるかわくわくするな!」
8
:
ドラゴンライダー
:2011/12/31(土) 02:32:53 ID:bIJBCczA
>>6
ガル≪せいぜい温まってくるがいい≫
エル「拗ねんなよ、あったかいの置いてくから」
魔術で熱を放つ光の球を生み出し、留守番ドラゴンズの近くに設置する。
エル「おお、結構でかい街だな。
これは宿にも期待できそうだぜおい」
>>7
エル「おいおいゼットン、そんな短足じゃ俺の身長分も足上げられないだろ」
言いつつダッシュで離れる。
エル「さーて街に繰り出すか!・・・トラジーに変な癖がついちまったな」
9
:
ヒース
:2011/12/31(土) 02:39:10 ID:SVtv/fVA
7-8
「では適当な宿を探そうか…うおあっ!?」
そう言って歩き出そうとしたヒースが突然曲がり角から現れた白い馬に裾を引っ張られて倒れた。
白い馬の方を見てみると、なんと羽根が生えているではないか。
北の大地に生息すると言う、天馬と呼ばれる種族だろう。
しかし、その天馬が一頭のみで街を歩いているのは酷く不自然だ。
10
:
トラジー
:2011/12/31(土) 02:41:42 ID:???
>>8-9
「大丈夫かヒース殿っておお!!
なんだこの馬は!羽があるぞエル殿!ほら羽だ!」
興奮気味に馬を眺める
「この馬も空を飛ぶことが出来るのだろうか」
11
:
ドラゴンライダー
:2011/12/31(土) 02:45:36 ID:bIJBCczA
>>9
エル「うおっ、ヒースが馬に食われる!すげえっ」
2、3歩下がって警戒態勢。
エル「なにこれ、もしかして天馬ってやつ?いわゆるペガスス。
こいつ一頭だけか。この街じゃ放し飼いしてんのかね」
>>10
エル「落ち着けトラジー、よく見ろ。馬に羽が生えてるだけだ。な?」
ヒースを助けようともせず呑気に眺める。
エル「飛べるんだろうなー、天馬って言うぐらいだし。
・・・俺も天馬に乗ったらモテるかな」
12
:
ヒース
:2011/12/31(土) 02:49:01 ID:SVtv/fVA
>>10-11
「騒いでないで助けてくれ!」
その間もヒースは天馬にぐいぐい引っ張られている。どうやら公園の方に連れて行きたいようだ。
「止めろバカ!防寒具の上着がほつれる!」
天馬の羽は大きく、白い天使のようだった。
見れば背に鞍がついているから乗り手がいるのだろう。
13
:
トラジー
:2011/12/31(土) 02:55:01 ID:???
>>11
「む…本当だな。言われてみれば馬にただ羽が生えているだけだ。
よしこの馬を羽馬と名付けよう。いや、もっと可愛い名前がいいなぁ」
「ん?モテる?エル殿、誰にモテるつもりなの?
そこらへんをこう、詳しく教えてもらいたいが」
無表情でエルを見る
恐い!
>>12
「ふむ、試しに乗ってみよう。
乗りこなせるかは分からないが、引き摺られていては大変だ」
天馬に跨って乗ろうと試すトラジー
14
:
ドラゴンライダー
:2011/12/31(土) 03:00:09 ID:bIJBCczA
>>12
「そ、そうは言われてもよ・・・。俺も天馬なんて初めてだし、下手に刺激したら噛まれそうじゃん。
ヒースに来てほしいみたいだし、ちょっと様子見ようぜwwwww」
明らかに楽しんでいる。
>>13
「いや、こいつは天馬って言って・・・まあ良いか羽馬で」
いいや
「え?いや、違うんだ、別に明確な対象がいるとかじゃなくてだな・・・」
謎のオーラに押され退く。
「言葉の綾というか、そういうつもりじゃ・・・、助けてヒース」
15
:
ヒース
:2011/12/31(土) 03:03:47 ID:SVtv/fVA
>>13-14
「助けてほしいのは俺だ!」
エル・ノアに怒鳴るヒース
トラジーが乗った事で一瞬パカパカと足をばたつかせたが落ち着いてヒースの裾を放した。
天馬はそのままエル、ヒースにもついて来いとアピールしながら公園にゆっくり歩を進めた。
今のところ乗り心地は馬と大差ない。
公園に入ると白い雪に覆われている以外人の姿はなかったが…
?「ひーん…助けてくださーい!!」
と、上の方から声が聞こえた。
16
:
トラジー
:2012/01/02(月) 01:16:18 ID:???
>>14
「エル殿はだな、こうもっとしっかりとだな。
賢者様だからすごいのは当然なんだが、私の方ももっと見るべきだぞうん」
>>15
「おっと、こうかな?ふむ、竜とはやはり乗り心地が違うな」
しばらくバランスを取るのに苦労したが、やがて公園へと辿り着いた。
「声がするな。上からするが
私たちのように竜乗りか?」
そう言って見上げた
17
:
ドラゴンライダー
:2012/01/03(火) 23:45:24 ID:bIJBCczA
>>16
「そ、そうだな。すまんトラジー・・・ん?ドユコト?」
後半の意味がすんなり脳に浸透せず、首をかしげる。
>>15
「いやーめんごめんごwwww」
ヒースの背中を叩いて天馬に着いていく。
「ん?公園か。なんだってこんなところ・・・え?」
声につられ、なんで?と上を見上げる。
18
:
ヒース
:2012/01/04(水) 01:23:37 ID:SVtv/fVA
>>16-17
上を見上げると、積もった雪で真っ白に染まった大きな木があった。
その中でひときわ大きな枝になんと、女の子が引っ掛かっていた。
女の子「あの…どなたか知りませんか助けて頂けませんか?一人じゃ降りられないんです」
枝の先に衣服が引っ掛かってぶら下がっている状態だ。
どうしたらそんな事になれたのだろうか?
「…どうやらその天馬はあの少女の相棒らしいな…」
ピンチの主の為に助けを呼んでいた…と言う所だろう。
19
:
トラジー
:2012/01/04(水) 02:26:35 ID:???
>>17
「賢者様でも分からないことは分からないでいいんだ
今のセリフは忘れてくれ。口が滑ったの」
>>18
「……人がいるな」
感想を述べた
「これは素直にヒース殿かエル殿に頼んだ方が良さそうだ」
20
:
ドラゴンライダー
:2012/01/04(水) 02:59:11 ID:bIJBCczA
>>19
「そ、そうなのか?トラジーがそう言うなら気にしないでおこう」
「(あとでガルズラに訊いてみよう)」
>>18
「・・・・・・」
さりげなく移動し、女の子のスカートの中を覗きたい。
スカートじゃないなら絶望だ。スカートを履いてなさい。
「なるほど、やはり俺の睨んだ通りだな。賢い天馬だ」
神妙に頷く。
「ていうか何やってたらあんな場所に・・・。
まあいいや、ジャンケンで負けたやつが助けようぜ」
21
:
リルハ
:2012/01/04(水) 03:12:41 ID:QJVMEmsk
ネクロ宅ロビーで魔術書を読みふける退院明けのりるは
「・・・・・・」
22
:
ネクロ
:2012/01/04(水) 03:15:02 ID:SVtv/fVA
>>21
「お、お茶でも飲みますか?」
もはや突然、家に現れる事には慣れたネクロ。
長らく入院していたリルハが元気そうで何よりと思う事にした。
「にしても退院できてよかったっすね」
23
:
リルハ
:2012/01/04(水) 03:19:13 ID:QJVMEmsk
>>22
「お、ネクロ君。久しいな。退院してからというもの体調は万全だが
どうやら精神が安定しなくてな。やはり読書が一番安らぐ・・・っとまあ
ここは君の家だったな。勝手知ったる様にすまないな。エントがいると思ったんだが。」
24
:
ネクロ
:2012/01/04(水) 03:23:43 ID:SVtv/fVA
>>23
「いえ、気にしないで寛いで下さい、俺も言え空けることが最近多いから返って助かるし」
「エントですか?そういや今日はまだ見てないですね…アンチョビが切れてたから買いにいったかな?」
精神が安定しない…それは大丈夫なんだろうか?とネクロは考えつつ、二人分のお茶と茶うけをテーブルに置くのだった。
25
:
リルハ
:2012/01/04(水) 03:29:10 ID:QJVMEmsk
>>24
「ふむ。」パタン、と本を閉じる
『基礎魔術経典』は特に落ち着く。基本に立ち返る事で考えが纏まる気がするよ。」
間を置き、徐に口を開いた。
「・・・ネクロ君、君は不思議には思わないか?」
26
:
ネクロ
:2012/01/04(水) 03:31:21 ID:SVtv/fVA
>>25
「基本に立ち返る…ですか」
基礎的な教科書で気が落ち着くものだろうか?
リルハの正面に位置する椅子に座るネクロ
「不思議って…何が?」
27
:
リルハ
:2012/01/04(水) 03:37:32 ID:QJVMEmsk
>>26
「魔術、だよ。普段から私達が口にしたり、行使する、魔術だ。
経典や学園で習う物が多いが、その実、誰も源泉を探せない不確定な奇跡。」
28
:
ネクロ
:2012/01/04(水) 03:41:36 ID:SVtv/fVA
>>27
「魔術が不思議……考えた事もけど、言われてみると確かに…
使える俺達からすると、既に何気ない物になってるけど…使えない人からすりゃまさにちょっとした奇跡、ですね」
「魔術の源泉か…諸説ありますがしっかりした根拠のある話はないしな」
29
:
リルハ
:2012/01/04(水) 03:47:24 ID:QJVMEmsk
>>28
「ごく一般的な魔術師が魔術を行使する為に必要な物二つ、さてネクロ君、なんだったかな?」
まるで悪戯めいた、教師が教え子をからかう様な笑みを称え、リルハは問う。
30
:
ネクロ
:2012/01/04(水) 03:50:09 ID:SVtv/fVA
>>29
「ちょっとリルハさん、俺の事馬鹿にしてるんですか?」
こちらも笑みを浮かべながら、リルハの問いに応える。間違えていたら赤っ恥もんだが。
「この世界に存在するマナと呼ばれる存在、魔元素と…術を構築するために必要な術式…この二つじゃないんですか?」
31
:
リルハ
:2012/01/04(水) 03:55:48 ID:QJVMEmsk
>>30
「流石優等生だな。ミスカトニック卒なだけはある。
さてそこに魔元素と、術式を行使する為に必要な、回路がいるんだが?さて、なんといったかな?」
物凄く楽しそう
32
:
ネクロ
:2012/01/04(水) 04:01:45 ID:SVtv/fVA
>>31
「魔術回路ですよね?術式を構築するための、いわば使用者の魔力の通り道」
こちらも凄く久しぶりなジャンルの会話なのかノリノリで話している。
「神経や血管みたいなイメージで創れって教わりましたよ」
33
:
リルハ
:2012/01/04(水) 04:07:53 ID:QJVMEmsk
>>32
「そう、魔術回路は私たちの身体の中の道標。
回路の耐性が大きい身体ほど、魔術の行使に利便が効く。
逆に耐性が小さければ・・・・簡単な魔術で命を落とす事になる
私の様に・・・」自嘲的な笑みを浮かべながらリルハは呟いた。
34
:
ネクロ
:2012/01/04(水) 04:10:49 ID:SVtv/fVA
>>33
「え?」
リルハの魔術回路についての話は自分も知っている事だった。
むしろ、魔術を学ぶ環境にいる者なら大体は知っているものだった。
それよりネクロが疑問に感じたのは、リルハの次の言葉だった。
私のように・・・?
「リルハさん、私の様にってどういう…」
35
:
リルハ
:2012/01/04(水) 04:15:10 ID:QJVMEmsk
>>34
「ふふ、君には言ってなかったかな。私の身体は非魔法属に近い。
インレジスタブル(非魔法属体質)だ。魔術回路を開くには酷く、酷く相性の悪い身体だ。」
36
:
ネクロ
:2012/01/04(水) 04:17:30 ID:SVtv/fVA
>>35
「そんな身体で、今まで魔術使ったりしてたって言うんですか…?!」
インレジスタブル…ミスカトニックに在学していた頃に受けた講義で名前だけは聞いていた。
「身体が魔元素や魔力の流れを受け付けないって事ですか?でも貴女は宮廷魔術師になるほどの腕を持っていて…」
37
:
リルハ
:2012/01/04(水) 04:24:49 ID:QJVMEmsk
>>36
「ネクロ君、それを効率化して、私を助けてくれたのが
"これ"だよ」
基礎魔術理論を掲げながら、
「理は魔術を効率化する上で最も重要なものだ。」
38
:
ネクロ
:2012/01/04(水) 04:27:41 ID:SVtv/fVA
>>37
「理…」
「つまりリルハさんは理論的な実践を用いて、本来は身体が受け付けない魔術を行使してきたって事なんですか?」
39
:
リルハ
:2012/01/04(水) 04:31:44 ID:QJVMEmsk
>>38
「魔術理論を実践し、具現化することで代理魔術回路を補填している、といってもいいかもな。
だが存外苦でもないさ。」
肩を竦めながら言ってのける
40
:
ネクロ
:2012/01/04(水) 04:37:28 ID:SVtv/fVA
>>39
「口では簡単に言えませすけど、誰にでも出来る事じゃありませんよ」
コト、と中身がなくなったカップをテーブルに置く
「理論を追及しながらも『感覚的』なものを要求してくる魔術には魔術回路がどうしても不可欠だ、それを代理演算みたいな理論で補填するなんて容易な事じゃない」
「普通なら1年で終わる修業も、リルハさんのやり方じゃ倍以上はかかるかもしれない…そんな事をやってのけたなんて、リルハさんはやっぱり凄いですよ」
41
:
リルハ
:2012/01/04(水) 04:44:14 ID:QJVMEmsk
>>40
「・・・・・・だが、魔術師として半端な適性の私が魔術の行使人たり得るのは
いささか虫が良すぎるのではないか、と時々考える・・・・。
いつか、この身体のジレンマが、いつか、軋轢を生み出し、誰かを傷つけるのではないか、と。」
42
:
ネクロ
:2012/01/04(水) 04:52:13 ID:SVtv/fVA
>>41
「虫が良いって…リルハさんは努力を重ねてきたんですよ?その結果じゃないですか!」
「…それに、俺の師匠、アスガルドは言ってました」
『魔術に善し悪しは無い、使う者の心次第』だって」
「リルハさんと言う存在は、俺から見れば魔術に適正の無い人にも希望があるように感じられます…青臭い、薄っぺらい感情だって笑うかもしれないですけど」
43
:
リルハ
:2012/01/04(水) 05:04:31 ID:QJVMEmsk
>>42
ハッと何かを思い出したような顔をしたがすぐに笑みを戻し
「賢者の言葉か、随分説得力がある」
<<賢人というのは似たような事をいうのだな・・・>>
忘れていた、メアリ先生に最初に言われた事・・・
いいリルハ?魔術師は回路や魔元素や術式で行使する物ではないの。
魔術は・・・・
「魔術師教団も教典の目録に付け加えて置くべきだな」小さく笑いながらいう。
『魔術は心で行使する物ーーーーー。』
44
:
ネクロ
:2012/01/04(水) 05:09:04 ID:SVtv/fVA
>>43
「悪魔みたいな男の言った言葉とは思えないですけどね」
言ったネクロは何処か恥ずかしげだった。
「教団の経典にそんなロマンチックな目録はつけれないでしょう」
と返した。
その後も二人は魔術の源泉などについて語り合っただろう。
45
:
名も無くもない魔法道具屋
:2012/01/08(日) 02:27:55 ID:???
帝都のどこかの裏路地。
魔法道具屋、もといリビア・B・ファミリアが帝都に現れてから早数年の時が経た。
彼も一時期は何故か女体化したり、情けない男になってしまったりしたが、
今ではそんな過去も何処へやら、特に何事もない平穏な日々を淡々と過ごしていた。
「はぁ、今日も客は来ずか。どうなってるんだ、全く」
こんな場所に魔法道具屋を構えているんだから、やくざ者の一人や二人、でかい依頼を持ちかけてもきてもいいだろうに」
カウンターに右腕の肘をつけ、リビアは不満気に言った。
依頼を持ちかけようにも、ここが件の魔法道具屋であると分かる様な看板などは立っていないのだが。
「や、面倒事に巻き込まれたがるのは俺らしくなかったかな。それに今の俺は……」
"ハチャメチャな力もないのだし"と、自虐的な事を思うのであった。
46
:
クラッド
:2012/01/13(金) 02:19:19 ID:SVtv/fVA
学園都市アレグレット 学園内会議室
定例の小隊長全員出席の会議、ここ何日かは都市の周辺や内部の事情は落ち着いていた。
そんな時だった。
「…以上が来月各隊に支給される費用だ、要望がある場合は後で理由等をまとめたレポートを提出するように」
「さて、何時もならこれで終わりなんだが今日はもう少し隊長方に付き合ってもらわないといけない」
頬杖をついてクラッドはため息をついた
「最近、荒野都市カーツの汚染獣の被害が急増しているという報告を受けた」
荒野都市カーツは高齢の都市精霊に守護された都市国。
都市精霊の力の衰えで満足な防衛力や資源を作れずにいる状態が長く続いている。
ここアレグレットに所属してる学生達の中にも、多く出身者がいる。
「これに対し、なんらかの対策を取る必要があるのだが、各隊長らの意見を聞きたい…何かあるかい?」
47
:
シカゴ・クロックベル
:2012/01/14(土) 00:08:35 ID:???
>>46
(以前より増えたな…みんなの活躍のお陰だな)
部隊への支給された費用が増えたことに内心喜ぶシカゴ
喜びの最中に聞いた話は汚染獣の話だった。
「新たな都市精霊はまだ育ってないのですか?」
48
:
クラッド
:2012/01/14(土) 00:18:36 ID:SVtv/fVA
>>47
「残念ながら現在の都市精霊…ハルティアは新たな都市精霊を生み出す事が出来ない状況になるようだ」
「現在の荒野都市の状況は悪循環の一途をたどっている…精霊は衰えてしまっているからすぐにでも新しい精霊を育てる必要がある…しかし、その為には加護の力を育成に使わなければならない」
椅子に深く座りなおし、解説をするクラッド。
「するとどうなる?元々高齢が理由で満足に働かない加護が更に弱くなり、より都市が危険に晒されてしまう」
「都市精霊は都市を守るために、結局は衰えた力を必死に繋ぎとめるしか出来ない、都市国も打つ手がない」
その言葉は正確に荒野都市の状況を語っていた。各部隊の隊長達は続ける言葉を見つけられずにいる。
「……この状況の改善は難しいだろう、荒野都市の精霊の後釜と育てる為には各都市が増援を送る必要がある」
「だが、私個人としてはその必要はないと考えている」
ざわめく会議室。
助けを求める荒野都市を見捨てようと言うのか。
49
:
シカゴ・クロックベル
:2012/01/14(土) 00:22:58 ID:???
>>48
「それはどういうことでしょうか?
その必要がないというのは何か提案があるのかそれとも…」
皆まで言わず、目で訴えかける。
その瞳だけで充分に伝わることだろう
50
:
クラッド
:2012/01/14(土) 00:30:37 ID:SVtv/fVA
>>49
クライア「俺も、その発言の真意を聞きたいですね…生徒会長」
アイネズ「まさか増援を出す費用が勿体ないってだけじゃないでしょ?」
各隊長らも同じ気持ちだった。
「…今から話すことは非情な話になる、だが事実として受け止めてほしい」
「先にも話した通り、荒野都市の都市精霊は高齢、能力は衰え『先』が見えている」
寿命の事だろう。
「都市精霊が新しい精霊を育成するためには長い時間が必要だ、だがその間の都市の守備はどうする?カーツは非常に汚染獣が凶暴で強力な区域だ」
「学園都市や他の都市が増援を手配したとして、犠牲は0にはならない
…新しい…それも産まれるかも分からない新しい都市精霊の為に、果たしてそこまでの犠牲を払う必要があるのかと、私は考えた」
「ならばいっそ、カーツの住民には諦めてもらう方が犠牲は少なくて済む…僕は、カーツの住民に他都市への移住を提案しようと考えている」
カーネル「……都市国の放棄…と言う事か…」
「諸君は鉱山都市を覚えているね?加護を失った都市国の末路はあれだ…あんな犠牲が生まれる前に、避難する方が賢明と私は考える」
クライア「…荒野都市出身の奴らが、それを聞いて素直に受け入れますかね?」
「さあ?そこに関しては理解してもらうしかないだろうね」
51
:
ブルージュ
:2012/01/14(土) 00:44:28 ID:vHO8vApM
>>50
「まあ、感情としては受け入れがたいだろうな」
会議を見守っていた5小隊隊長が口を開く。
「が、己とその家族、知人らの生命と都市どちらがより貴重か。
となれば答えは一つだろうさ」
52
:
シカゴ・クロックベル
:2012/01/14(土) 00:49:40 ID:???
>>50
「しかし…!」
と一度席から勢いよく立ちあがるが、少しの間を置いて座りなおした。
そしてゆっくりと口を開いた。
「ヴューステ教導傭兵団に頼むというのは、どうでしょう?
もちろん私たちの都市が頼むのはおかしな話だと思いますが
彼らなら条件次第では動いてくれるのでは」
53
:
クラッド
:2012/01/14(土) 00:55:23 ID:SVtv/fVA
>>51
セイン「だが都市精霊についてはどうだ?これまで危険があったとは言え、カーツを守護してきた精霊を見捨てることになる
…都市国生まれが、自分達を護ってきてくれた精霊を見捨てることがどれだけ苦痛か分からぬわけではあるまい?」
2小隊隊長も言葉を出した。
>>52
「教導傭兵団の第一目標はこの都市に未だ潜伏する廃貴族の捜索…それを後回しにさせるためにどれだけの根回しや金額が必要か君に分かるかい?クロックベル隊長」
「…カーツは元々、都市防衛力の脆さが問題視されてきた都市国だ、遅かれ早かれこうなる運命なんだと僕は思うよ」
「それとも誰か、カーツを救うための素晴らしい提案でもあるのかな?」
54
:
シカゴ・クロックベル
:2012/01/14(土) 01:01:23 ID:???
>>53
「……」
目を瞑り考え込む
しかしどれも後先の考えない案だ。
学園都市を犠牲にすることは出来ない。
もともと汚染獣とは戦闘を避けて行くのが都市精霊の役目だ。
55
:
ブルージュ
:2012/01/14(土) 01:04:25 ID:vHO8vApM
>>53
「ならば精霊も共に他へと移り住めばいいだろう。
これまで守護してもらってきた恩返しというわけだ」
もっとも……と付け加える。
「ハルティアを説得できる者がいて、かつ、移住先の都市精霊と角付き合わせることのないよう
仲介できる人物がいれば、だがね」
56
:
クラッド
:2012/01/14(土) 01:11:51 ID:SVtv/fVA
>>54-55
セイン「都市精霊を説得なんて無理な話だ、彼らはその土地を守護する事が存在意義なんだぞ?
結局は見捨てるしか選択肢がない事は誰にも分かっている、だからこそ反発も出る、俺達が今考えることはその反発をどう抑止するかだと思う」
カーネル「抑止か……まるで強制退去も視野に入れてるような発言だな」
セイン「そう捉えてもらっても結構だ」
話すべき内容は人命を如何にして守るか、それは同じはずなのに会議室内には嫌な空気が流れている。
クライア「…………」
シカゴと同じく、眼を閉じ黙りこむ12小隊隊長。知将と名高い彼に妙計は生まれるだろうか?
「やはり移住案を提案する方向でまとめた方が良さそうだね、そうなった場合はうちの都市からはどの小隊に出てもらうか…」
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