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ここだけ魔術のある世界
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既にイベント進行中だったりした場合は、極力もう一つのスレを使いましょう
参加する際の注意事項
・俺Tueeeeeeeeeeeや、厨設定、強さのインフレはほどほどに
・魔法は「魔元素設定」に沿った設定であることが望ましい
・『中の人の』安易な気持ちで人(自キャラ、NPC含む)を殺すな。死んだら生き返りません。
・鬱展開とシリアス展開は違います。ただし、↑と共に『キャラとして』相応しいなら問題はありません。
・場の空気は出来るだけ読もう。カオスな時もあります
・書きこむ前にリロードを
・描写はできるだけ丁寧に。認識のすれ違いを避けるためです。
・本スレの出来事は演技ですから恨まぬように、また演技に私怨を持ち込まない。
・眠い時は無理せず寝ましょう 健康を損ねないように
・多数対少数の場合は、少数の中の人たちのことも考えよう
・スルーされてもめげない
・一番重要なのは楽しませること、そして楽しむことです。
イベント、ストーリー展開に関する注意事項
・乱入されても泣かない。乱入が嫌なら先に断っておきましょう
・あまりにも無茶な振りをしない。されて困る事はしない
・次の日に持ち越す事も考えよう。
・単なる自己満足はほどほどに
・イベント発生場所に貴方のキャラクターが居る可能性がありますか?
・相手のキャラクターとの関係はどんなのですか?
・自分のキャラは何事にも首を突っ込むキャラですか?
・乱入する前にレスをしっかり読もう。
スレ立ては
>>900
>>950
>>980
>>1000
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>>950
「ああ、俺も同意見だよ」
腰に手をあてて、ため息をつく
「上手い事身を隠してるから、おおごとになってないだけなんだと思う…ちょっと、警戒しておくか」
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>>951
「ひょっとして、想像以上にデカイことに足突っ込んじゃってんのかな俺たち……」
今更ながら、大法螺吹いたことを後悔しているジェフだった。
《事件かもしれないってなると、むしろ張り切ると思ったけど……明日雪かなあ》
(うるせー、どーなるか読めねー時は別問題なんだよ)
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>>952
少し勢いが落ちたジェフに比べ、リアナは落ち着いていた。
(まあこんな森に潜んでる奴なら大したことはないと思うけど…油断しないようにしないとな)
「とりあえず引き受けたからには解決しないとな、大丈夫だろ?ハンターと魔術師が二人いるんだぜこっちは」
と笑いかけると先に歩いていく
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>>953
「おう、まーったくもって問題ナシ!
俺とリアナの前には解決できねーもんはない! な!」
《調子いいんだから……》
「っととと、俺が先行くって!
正直言って、前衛タイプなんだよ俺。得意なのは拳闘だし!」
リアナを早足で追い越して前を歩く。
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>>954
「そうかい、なら久しぶりに後衛にいさせてもらうよ」
道を進んでいくと、段々と人の通った形跡が強く見られるようになってきた。
茂みの方へと無理矢理進んでおり、途中でウィンドバードの巣の近くを数人が通ったせいでウィンドバード達が木を荒げたのだろうと推測できる。
「おっと、これが問題の『何か』が運んでいたものか…」
ジェフ達の目の前に、いくつかの木箱が姿を見せた。
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>>955
「うーわ、この足跡完全に人の集団じゃん」
《(魔物じゃなくてよかった……)》
と、目の前に木箱。
「あー、これもしかしなくても隠れてんの盗賊だろ。
で、逃げんのに邪魔になったかなんかで盗品置いてった、
あるいはここに隠したつもり、ってか」
「このジェフリー・シャムロックのいる限り、帝都に悪は栄えねーぜ!
なーんてな。さて、何を運んでたのやら、と……」
木箱のひとつを調べ始める。
開け口か何かはないか、
仕掛け(こっちは主にリッキーが気にしている)があったりしないか……
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>>956
木箱に大した仕掛けなどはない。簡単に蓋を開ける事が出来た。
中に入っていたのは古びた書物の数々だった。
もしや大量の魔道書の盗品かとも思われたが、中身は絵本などの児童書や堅い学者が読んでそうな参考書の数々だった。
……森に不法投棄でもされていたのだろうか?
「ふーむ、変な書物はないね…っと」
ガサガサと周囲に人の気配が近づいてくる
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>>957
「……なんだこりゃ」
拍子抜け。
《こっちは絵本、これは……大学の参考書、かなあ?》
「なんだよー、こんなとこにあるからちょっと期t 《ジェフ》」
人の気配に、たるみかけた精神の糸が張りなおされる。
「おいでなさったらしいな。
おうおう! んなとこで隠れてないで出て来いよ!」
威勢良く挑発。
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>>958
リアナは何時でも動けるように身構えていた
出てきたのは10数人ほどの男達だ。魔術師や剣を手にした者たちばかり。
男「…違うようだな」
「違う…?一体何が?」
リアナのその言葉に反応するように、男達は剣を向けたり魔術を仕掛ける為に身構える。
男「迷い込んだのか何かは知らないが、可哀想だがここでの事は忘れてもらうぞ」
いきなりだが、やはりまっとうな者たちではないようだ。
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>>959
(げっ! ……なあ、多くね?)
《これだけの箱をここまで運んできたのなら、むしろ妥当だと思うけど》
「あ?
わりーけど、そー言うわけにゃあいかねーな!
今すぐにここで何してたか言ってくれんなら別だけどよ」
左前腕を顔の正面で立て、右腕を腰に構える。
まるで手首の腕輪を見せ付けるかのように。
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>>960
(これで全員…ってわけでもなさそうだけど、近くにこれ以上の気配はないっぽいな)
ジェフの後方に下がるリアナ、言葉の通り今回は後方に徹するつもりだ。
男「俺達はここに運んできた書物を置いておいただけだよ、だが人に見られるわけにはいかないんだ」
男2「何、抵抗しなけりゃ一瞬で終わりにしておいてやるよ!」
そう言って、剣を持った男達が4人ほど一斉に襲い掛かってきた。
「右側は任せろ!」
リアナは即座に動きを見せる、左手にオレンジ色の魔弾を生み出すとすぐさま敵二人へと投げつけて吹き飛ばした。
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>>961
「それはそれで変な話じゃね?
別に見られて困るヤバイ本でもねーじゃん」
「やなこった! ―”ナックルスラッシャー”!」
掛け声と共に、左手首の前を右手に横切らせる。
横切る右手に現れる、脇にブレードを携えた手甲。
「っしゃあ! こっちは任しとけ!」
そのまま手甲で剣を受けると、真正面から右へと払う。
さらにその勢いを利用して左方の敵に蹴りをお見舞いしておく。
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>>962
「ヒュー!良い蹴りだな!!…おっと!」
更に向かってきた敵の剣をかわしてリアナも女性とは思えない勢いで男の顔面を殴り倒す
男1「チッ!二人相手に何てこずってやがる!!やるぞ!」
後方に控えていた魔術師達が魔弾を造り、こちらへと放ってきた。
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>>963
「おいおい、この程度かよ!」
さらに正面の敵へ右ストレートを叩き込んで軽く距離を取らせる。
《この隙に!》
「おう! ”イグニッション”!」
離れた隙に、全身に眠る魔力を覚醒させる。
―なぜかは不明だが、そうしなければ魔術を使えないようなのだ。
知っている範囲でのデュアルソウル達はそのようなことはないというが……。
そこへ乱れ飛んでくる魔弾。
「っておわっ!」
飛び下がって魔弾を回避。
「お返しだ! ハァァァ……」
手甲をつけた右手に集う火の魔力。それは次第に球状となる。
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>>964
男「良い気になるなよ!」
魔術師達が順番に魔弾を放っていき、休む暇もない。
「チッ!数に任せた攻撃はタチがわる―――」
リアナの動きが突然鈍くなる。
その隙を狙うと言わんばかりにいくつかの魔弾に被弾してしまった。
彼女の動きを見るに避けられない攻撃ではなかったはずだ、一体なぜ。
「がは…!!」
そのまま木の根元に逃げるように倒れ込んだ
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>>965
「っだーうぜぇ! とりあえず喰らっとけ! 【ファイアーボール】!」
回避しながら、火球を敵陣へ投げつける。
「リアナ!?」
彼女の異変に気付き、駆け寄るジェフ。
当たりそうなものだけをなんとかブレードで払いつつ、
追撃者の鳩尾に拳を叩き込んで駆け寄る。
《リアナさんにとって、今のは避けられないものじゃなかった……。
どうして急に……。魔弾が原因ならぼくたちにも影響があるはずだけど》
「大丈夫か、おい、どーしたんだよ?」
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>>966
ファイヤーボールを受けた敵は火だるまになり、慌てて地面に転がって火を払っている。
駆けよると、リアナは過呼吸気味で酷く動揺している。
原因は敵の魔弾ではなさそうだ。
「ひ……ヒ…火は……駄目だ…く、くるな…!!もって、くるんじゃない!!」
眼の焦点もあっておらず絞り出すように拒絶の言葉を出している。
男「てこずらせてくれたな!!だがお荷物を抱えては!!」
男が両手に魔弾を作って二つ同時にジェフとリアナに向けて放つ。
ジェフは飛びのいてでも避ける事は出来るがリアナは動けない。
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>>967
「うぇ? 火……って……」
《まさか、リアナさんは火が苦手……。
いや……苦手どころじゃなくて、恐れているもの……!?》
「え、そんな、ちょ、ちょ、ちょ」
無情な魔弾が放たれた。
《駄目だ、避けたらリアナさんに当たる!》
「ちょ、待ーてーよ!!!!!」
《気休めにしか、ならないかもしれないけど―!》
―Live Mode
咄嗟にジェフと変わるリッキー。暗い金髪が赤く染まっているが、誰も見る余裕はないだろう。
リッキー「ダークショット!」
威力はかなり低いが、魔弾に闇の魔弾を放つ。
少しでも威力を相殺して、ダメージを軽減させるのが目的だ。
軽減にしかならないのはわかっているので、リアナを自らの背で庇う。
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>>968
闇の魔弾とぶつかりながら敵の魔弾がリッキーの背中に直撃する。
結構な痛みを伴うが威力は軽減されてるので命に別状はないはずだ。
「カハ…は…・あ………!!」
異常な量の汗をかきながらも、リアナは正気を取り戻そうと深呼吸をしようとしていた。
今のままでは自分が邪魔な荷物になってる事を自覚してるらしい。
男「なんだ、髪の色が…だが何処まで庇えるかな?」
魔術師達がジリジリと距離を詰めてきた。
殴り倒された剣士の何人かも身体を起こしている。少しばかり旗色が悪いかもしれない。
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>>969
「くぁ……っ!」
ジェフ(リッキー!?)
「(……大丈夫、ぼくの身体はそんなにヤワじゃないから……)」
とは言うが、かなりの痛みだ。
もし自分一人ならこの時点で逃走に移っているだろうとリッキーは思う。
「(夜までは時間がありすぎる……ぼくの闇では切り抜けられそうにない)」
それでも立ち上がり、ジェフが呼び出したナックルスラッシャーを粒子に、そしてグレイヴに変えて構える。
どこまで持つか不明だが、多対実質一ではこのほうが比較的有利だろう。
ただ、この状態で切り抜けたのではジェフの―リアナをナンパした弟の立つ瀬がないが……。
(火がダメだったらどーすりゃいーんだよ!
あー!他になにかねーのかよ! 俺、昔は音とか使ってたらしーけど覚えてねーし!)
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>>970
剣士「てこずらせやがって!!」
男「待て、もう一人は動けないし頭を使え…」
魔術師が指示を出すと剣士達は剣で斬りかかる事をやめて、なんと投げる姿勢に入った。
一つ二つならば弾けるだろうが同時に5本以上の剣を投擲されてさばき切れるだろうか?
「く…俺が……不甲斐ないばかりに…!」
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「掃除、食事、雪かき、洗濯・・・」
休暇もらったので家事手伝い。
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>>971
「(覚えて……? 確かにジェフはドッペルゲンガーから変化した後、今の姿に戻るまで……)」
精神領域で頭を抱えるジェフの言葉に、何か掴みかけるが、
「!」
《ちょ、ちょまそーくる!?》
飛来する剣がそれを許さなかった。
「全部は無理でも、せめて、リアナ…だけは守る!」
グレイヴを身体の前で回転させ、弾こうと試みる。
「(時間だけでも稼ぎたい、けど、恐らく敵は投げっぱなしでは済まさないはず……!)」
回転させながらも、まだ弱い闇の力をグレイヴに通し始める。
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>>973
リッキーの動きで投擲された剣はリアナに届く事はなかった。
しかし一本の剣がリッキーの左足を傷つけた。
魔術師「じっくり確実に葬ってやるよ」
今度は魔術師達が再び魔弾を撃つ準備にかかる。そこで
リアナ「…うおおっ!!」
身体を無理矢理起こしたリアナが魔弾を二発放ち、五人いた魔術師のうち二人をのし倒した。
リアナ「ぐ…まだ、視界が廻ってやがる……!!」
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>>974
「ぐっ!」
よろめき倒れ掛かるも、なんとかグレイヴを大地に突き立て杖として持ちこたえる。
とはいえこれでは的にしかなるまい。
「《リアナ!》 ……【ハイディング】!」
リアナが作ってくれた隙を逃さず、闇の力を解き放つ。
自身とリアナを闇で包み、敵手から身を隠した。
《つってもこれ、どんだけ持つんだよ!?》
「(よくて、10秒……それよりジェフ……)」
ただの時間稼ぎのフェイントにしかならないのは術者自身が知っていた。
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突然姿を隠した事に敵も驚いているようだ。しかし状況は良くない。
リアナの方はようやく落ち着きを取り戻しつつある
「チッ…最初に話とけば良かったな……悪い、俺のせいで……ジェフ?」
髪の色と雰囲気が変わってる事に今更気付いたようだ。
「何がどうなって…くそ、まだ手が震えてやがる……!」
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>>976
「いや、いいんで……俺こそ、聞いておかなかったから……」
できるだけジェフではないことを悟られないように振舞う。
《それより何だよ!?》
「(フリッツさんに擬態してた頃に使った風術は覚えてるよね?)」
かつてのジェフがドッペルゲンガーとして擬態した人の名を挙げるリッキー。
かく言う彼自身もかつて、ファントム(身代わり)として擬態した事のある人。
互いの関係を知らぬ時の、共通の記憶。
《お、覚えてるよーな……感覚はなんとなくっつーか……》
「(ぼくも少しは覚えてる。だから、その感覚を思い出せばもしかしたら!)」
《そっか!俺が自由に火を使えるよーになったのも感覚からだったよな!》
リアナや敵には聞こえない会話と頷きあいがかわされ、リッキーはデュアライザーに触れる―
―Soul Mode
闇のベールが消え、リアナと暗い金髪のジェフの姿が敵手の視界にまた映り始めた。
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>>977
魔術師「フン、姿を消して何事かと思ったが、悪あがきだったか…さて、これでしまいにしようか!」
魔術師達は既に魔弾を放つ準備を整えていた。
「…何発かは、防いで見せるから…頼むぜ、ジェフ」
ジェフが何かを狙っていると感じたのか、援護に回ろうと身体を起こすリアナ。
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>>978
「リアナ……わりー、頼んだ!」
痛み、血を流す左足を半ば庇いながらも、体勢を立て直す。
手にしたグレイヴは再びナックルスラッシャーへ姿を変え、右の拳に装着された。
《いくよ、ジェフ―》
構えを取ったまま、集中するように瞼を閉ざすジェフ。
《―風が舞い上がるように巻き起こって……》
(身体中を駆け巡り満たしていく……んで、アイツの決まり文句は―)
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>>979
魔術師「死ねぇっ!」
そう叫ぶと魔弾が二人めがけて一斉に放たれた。
リアナはすぐさま術式を編んで反撃を撃つ。
ジェフに直撃するものを優先的に相殺していった。
魔術師「チ!しぶとい!」
弾幕が張られ素手になった剣士達は動く事は出来ない、チャンスが巡ってきた。
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>>980
「《 ”俺は風” 」》
そのキーワードと共に、ジェフの周りを風が取り巻いた。
弾幕の向こう側の敵手は知る由もないだろうが、
リアナには、どこかで聞き覚えがあるかもしれない。
左腕のデュアライザーが緑の光を淡く放つ。
右手に風が球体をなすよう集う。
ジェフが目を開いた。
「いっけぇぇぇぇぇっ!!!」
右手を振りかぶり、風の集団を剣士達に投げつけた。
それは弾幕を敵手に押し付けながら、自らも一瞬の烈風となって敵陣で乱舞。
体勢を崩させるには十分な風力があった。
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>>981
剣士「う、うわあああ!?」
烈風の勢いは凄まじく、瞬く間に敵の陣営が崩された。
魔術師「な、なんだこの風は!?つ、強すぎる!?」
リアナ「コイツは…!」
気がつくと、魔術師達は吹き飛ばされ散り散りにされていた。
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>>982
「……出た」
風を叩きつけた本人も驚いていた。
「っしゃあっ!! 見たかてめーら!これが俺の―
俺たちの本気って奴だ!」
さっきまでの劣勢と取り乱しぶりをどこかへ投げ捨てて言い放つ。
「まだやるってーんなら相手すんぜ!」
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>>983
魔術師「クソ……!」
剣士「どうする?」
一変して追い込まれる悪人達。表情に焦りが見える。
魔術師「俺達で相手を仕切れる手合いじゃない…ここは、引き下がる!イレギュラーだ、しかたあるまい…!」
剣士「くそ、苦労して集めたのによ!!」
棄て台詞を言いながら、悪人達は一目散に逃げて行ってしまった。
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>>984
「へ、どーだ!」
《って、逃がしたら理由が》
「ってちょ、待ーてーよ! 何の目的があんのかくれーは言え!!!」
追いすがろうとするが、足の負傷でうまく走れない。
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>>985
敵は何も言わずに去って行った。
「どうやら助かったみたいだね…」
よっと、とジェフに肩を貸すリアナ。
「何が目的か知らないけど、確かに下手な事言わなきゃ何が狙いだったか分からないもんな…」
残された教科書や児童書を見て、ため息をつく。
どうにか依頼は成功だ。しかも不審な集団を追い払った事で、報酬にはきっと色がつくだろう。
残された書物は騎士団の方で引き取ってもらう事になった。後でわかったが、各地の書店や図書館から盗難届が出ていたのが殆どだったと言う。
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>>986
「っと、わりー……」
つい女性の肩を借りるジェフ。
《(何だろう、さっき風が起きる瞬間……ぼくの火の力が一瞬大きくなってから風に変わったような感覚がしたような……)》
リッキーが何か引っかかりを感じているようだが、気付いてなどいない。
「にしても、ここまで派手にやってくるほどのことには見えねーんだよなー……」
とにかく、引き上げて報告の流れとなった。
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>>987
「あー気にするな、俺がヘマこいたのが悪かったんだしな」
報告を済ませ、予想以上の報酬を得ることに成功したジェフ達。
場所はギルドの外へうつり
「いや、まあしかし今日はなんだかんだで楽しい一日だったよ、ありがと」
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>>988
「いや、なーにこっちこそ!
リアナがいなきゃどーなってたことやら。
でも意外だったなー、リアナにも苦手なもんがあったなんてさ」
なんだかんだで上機嫌なジェフ。
何も言わないが、リッキーの機嫌もいいことだろう(報酬的な意味で)。
「ところでさ、この後も余裕あったりする?
よかったら祝杯挙げにいこーぜ♪」
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>>989
「う、五月蠅い!誰にだって苦手なものはるんだよ!…祝杯か、良いな」
「久々に一仕事したわけだし、付き合うよ」
と、リアナも乗ってきた。そして二人は適当な店に入る。
「…では、依頼成功を祝って!」
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>>990
「まっ、そんなところがまたカワイくて好きだよ?
っと……カワイイは失礼だったかなー?」
***
「おう、かんぱーいっ!」
グラスを触れ合わせて、一気飲み。
「ぷはー!
あのさリアナ、なんか今更な感じもするけどどの辺住んでんの?
また何度でも会いたいしさ……」
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>>991
同じくグラスを傾け、酒を飲む
「何処に住んでるか?…あー…そいつば…!?」
突然喉が荒れたような声になるリアナ
「マズ…!?」
ボンッ!と煙が噴き出してリアナが包まれる
「げほ、ごほ…あー…アルコールの成分が薬の効果を分解させるのか…!?…あ」
出てきたのは、リアナと同じ特徴を持った青年だった。
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>>992
「うぇ、リアナどした?
おわ!?」
Bomb!
( ;゚д゚) ……
(゚д゚; )
( ゚д゚ )
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>>993
「…………」
「さ、さいならー!!」
代金を置いて、一目散に店から出ていくリアナもといネクロ。
ジェフにとっては何がなにやら、リッキーにとってはそう言えばそうだったと言う結末だろう。
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>>994
「え、つまり、リアナはリアナで、でも女じゃなくて、おとk……」
《えっと、気付いてなかっ、た?》
「ちょ、ちょちょちょちょちょちょ……」
やっと手にしたと思った恋の予感が、リッキーの駄目押しもあって一瞬にして―
「 ち ょ 待ーーーてーーーよぉぉぉぉぉぉぉぉ............ ! ! ! 」
その後、言え言わないで兄弟喧嘩になったのは別のお話。
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―クリスマス、それは子供達の一大イベント
いい子も悪い子も普通の子もみんなサンタがプレゼントを持ってきてくれることを楽しみにしている、それは今も昔も変わらない
…だが、大人の場合はそうはいかない
子供達の要求にいかに叶えるかが大変なのだ
特に難しい要求が来れば尚更で……
そしてライタもそんな苦労をする大人の一人な訳でして……
ライタ「クリスマスは子供の一大イベント…ってのはいい…だがよ……」
靴下の中に入っている四人分のサンタへの手紙
スバル
リュカ
フウカ
そして使い魔のポラリス
みんなの手紙に書かれた手紙を読み頭を悩ませる
ライタ「俺だって頑張って可能な限り叶えたい……叶えたいが……」
スバルの手紙
「サンタへ
理想のおむねを下さい
(D以上を要望) スバル」
ライタ「無理に決まってるだろう!!!サンタじゃなくたって絶望しかねぇよ!!!サンタさんをなんか別なもんと勘違いしてるんじゃないかスバル!!!お前の胸の成長は絶望的なんだよぉぉおお!!!」
しばらくして息を調えリュカの手紙を読む
リュカの手紙
「サンタさんへ
魔術の本を下さい
リュカ」
ライタ「魔術の本……?」
魔術の本……これがどういうものかいまいちイメージができないのだ
魔術が詳しく書かれた本
魔術のかかった本
或いは魔導書……
ライタ「魔導書は無理だな……でも普段あんまり我儘言わない分サンタには素直にお願いしてるかもしれないしな……うーん」
つづけてフウカとポラリスの手紙を読む
フウカの手紙
「サンタさんへ
お母さんを下さい」
ポラリスの手紙
「お母さん」
ライタ「おむねに続いて超難問キタ――――('A`)―――――――!!!!!!!!」
ライタ「無理無理無理無理無理!!!無理だよ!!!お母さん下さいって要は俺に結婚しろって意味だろ!?相手がいないよ!!!第一結婚するにしてもすぐには無理ですよ!!!」
頭を机に叩きつけながら悩み苦しむライタ
ライタ「難問だよ……超難問……幾度となく戦場を駆けてきたがこんなに絶望的な戦場は久々だぜ………」
果たしてクリスマス
ライタは願いを叶える事が出来るのか……?
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モルゲン「みなさん、準備はよろしいですか?」
「「「『OK!』」」」
モルゲン「それでは行きましょう! 待っているこども達のところへ」
クリスマスの夜。
帝都の一角にある一軒の家から4台の荷車が次々と走り出した。
ささやかに飾られた荷台に積まれているのは、プレゼント。
サンタクロースを待つ帝都のこども達の、親達から託された贈り物。
リッキー「それにしても、おとうさんとカールさんが手伝いに来るとは思ってなかったよね」
ジェフ『おう。おかげで去年よか楽だし、感謝カンゲキってなー!』
リッキー「そのまま帰って来いって意味だろうけどね」
知る人ぞ知る帝都名物、紺色の服を着た”見習いサンタ”は今年も街を行く。
「あ、そろそろ1件目だ」
『っしゃ、明るくいこーぜ!』
二人で一人の紺色サンタが、最初の家の玄関を開いた。
「『メリークリスマース!』」
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ライタ「………やれることはやった…後はサンタに文句を言ってくれ」
プレゼントをこっそり置いて自分は1人、ローストチキンとシャンパンを持って店の屋根に上がる
ライタ「……結局今年も家族とか……たまには女の子と一緒とかでも良いよな……いくら俺だっt、ん?これは……」
冷たいものが頬に付いたかと思えばそれは次第にゆっくりと月に照らされながら降ってきた
ライタ「ホワイトクリスマスか、サンタも粋な計らいをしてくれらぁ」
月の光に照らされた雪はまるでサンタを迎える妖精達がやってきたかの様に神秘的で美しいものだった………
─そしてこれは次の日の朝、25日の事─
スバル「サンタさんがまた願ってるのとちがうのを!?」
スバルに届けられたプレゼントは【ゴブリンでも作れるお料理2000種】、ライタはつまり料理を学びなさいと言いたかったのだ
リュカ「な、なんですかこれはぁ!!?」
リュカのプレゼントはライタが以前買った【虫食いの偽物魔導書】
しかしリュカが欲しかったのは魔術を学ぶ本でライタは深読みしすぎたのだった
……一方
フウカ「…サンタさんありがとう」
フウカのプレゼントは【大きなお母さんくまのぬいぐるみ】
フウカは実はこれが欲しかったのだがサンタへの期待と興奮でついぬいぐるみと書き加えるのを忘れていたのだった
そしてポラリスも似たようなぬいぐるみがプレゼントされ彼女も喜んでいるとか
そして功労者のライタは……
ライタ「へぇぇぇくしっ!!!!くそぅ!!!サンタは俺に風邪をプレゼントってか!?リア充爆破しろぉぉぉぉおお!!!!」
ちゃんちゃん
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ネクロ家の一室 俗にいう子供部屋
なぜか小さなクリスマスツリーに短冊を結んだ糸が巻きつけられている しかもなぜか貯金箱も供えられている
七夕か何かと混同しているのか、昼を過ぎてもぐーすか寝ているライナスにしかわからない
その短冊には「おねえちゃんといっしょにくらしたい」ととても汚い字で書いてある…
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―ウィル家―
「よい、しょ…」
こっそりと家族たちの部屋に入るウィル
その手にはウィルなりに考えたプレゼントを持っている
「まずは…これと、これ」
ドールたちの部屋にはスケッチセットとティーセット
「で、二人には…仲良くしてもらわないとね」
それぞれ気づかれないようにヒルダとアシュレイの部屋へ入る
プレゼントしたものは…二人で一対のブレスレット
「今年も無事に年越しできそうだな…」
一通りプレゼントを配り終え、ゆっくりと眠ることにした
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