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ここだけ魔術のある世界
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参加する際の注意事項
・俺Tueeeeeeeeeeeや、厨設定、強さのインフレはほどほどに
・魔法は「魔元素設定」に沿った設定であることが望ましい
・『中の人の』安易な気持ちで人(自キャラ、NPC含む)を殺すな。死んだら生き返りません。
・鬱展開とシリアス展開は違います。ただし、↑と共に『キャラとして』相応しいなら問題はありません。
・場の空気は出来るだけ読もう。カオスな時もあります
・書きこむ前にリロードを
・描写はできるだけ丁寧に。認識のすれ違いを避けるためです。
・本スレの出来事は演技ですから恨まぬように、また演技に私怨を持ち込まない。
・眠い時は無理せず寝ましょう 健康を損ねないように
・多数対少数の場合は、少数の中の人たちのことも考えよう
・スルーされてもめげない
・一番重要なのは楽しませること、そして楽しむことです。
イベント、ストーリー展開に関する注意事項
・乱入されても泣かない。乱入が嫌なら先に断っておきましょう
・あまりにも無茶な振りをしない。されて困る事はしない
・次の日に持ち越す事も考えよう。
・単なる自己満足はほどほどに
・イベント発生場所に貴方のキャラクターが居る可能性がありますか?
・相手のキャラクターとの関係はどんなのですか?
・自分のキャラは何事にも首を突っ込むキャラですか?
・乱入する前にレスをしっかり読もう。
スレ立ては
>>900
>>950
>>980
>>1000
今日の一言
「まじめになっちゃだめだ そのほうが上手くいくんだ」
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>>950
「―はっ……!」
倒れこみ、打たれた場所を押さえながらなんとか起き上がろうとするリッキー。
「……デュアリスト……(やっぱり、さっきそう言ってたんだ……)」
「ダーク……? い、一体、何のつもりなんですか?」
(何聞いてるんだろう。どう考えてもこの人はぼくと戦うつもりでいるのに)
--その頃・自宅--
ルシア『警告はしといたよ。
……正直なところ、アタシはフィリスを守るのだけで手一杯なんだ。いや……』
『え、あー、リッキーにも気をつけるよー言っときますね。
そんじゃ、気をつけて』
訪ねて来ていたルシアを見送るジェフ。
『忘れる前に言っとくかー。んでもなーんか信じらんねーなー……』
とにかくリッキーに念話を飛ばした。
《おーいリッキー、聞こえるかー?》
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>>951
「俺は無抵抗の弱者を壊す趣味はないよ、少年…力のある奴を片っ端から壊したいんだ」
会話になっているように見えない問答
「デュアリストなら特別な力くらい持っているだろ?俺と戦ってくれよ…相棒の霊がいるんだろ、君にも」
と、そこに冷たい風が吹いた。
リッキーには見えるだろう。東方の武者の井出達をした霊の姿が。
…そしてそれが、悪霊だと言う事も。
「分かりやすく言うと、だ…デュアリストなら俺と戦えと言う事さ」
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>>952
「(ジェフリーさん、今それどころじゃ……)」
《うぇ? まさかいとしのリーズさんとデート中だった?》
「(違います!……街で、デュアリストの……)」
《そのデュアリストのことなんだけどよー、デュアリスト狩りのデュアリストが帝都にいるらしーんだよ》
「デュアリスト狩りの……デュアリスト……」
立ち上がるリッキー。
《ルシア姐さんでもやべー相手らしーから気をつけろって……》
「(ジェフリーさん……その人の名前聞きました?)」
《? レイジっつーらしいけどそれがどーかしたよ?》
「(今、その人と会っているところです!)」
「どうしても、ですよね……」
--自宅--
『な、なんだってー!!!』
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>>953
「そうさ、俺はデュアリストを狩るデュアリスト…」
リッキーの言葉に頷くレイジ
「愚問は止せよ、戦う気がないならお前を殴ったりはしない」
そして何時までも霊の姿が見えない事に気付き
「お前、相棒は傍にいないのか?」
そう、問いただした
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>>954
「……そうですか」
《おいリッキー! そっこー叩きのめしてやっから早く呼べ!》
考えるように下に向けていた視線をレイジに向けた。
「ええ、今はぼく一人です。
最初から手の内の全てを見せるつもりはありません!」
ライザーからグレイヴを取り出し、構えた。
(戦うしかないなら……! ジェフリーさん、もう少し待ってください!)
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>>955
「良いねぇ、それじゃあお前の相棒が来るまでふんばってくれよ…今は夕暮れだ、殺風の力は万全となる」
「容赦は……しないぜ?」
殺風『夏千ノ殺風―――推参』
soul mode/type dark!!
非常にもジェフリーがいないリッキーに対し、容赦なくソウルモード状態になるレイジ。
「『さあ、楽しませてくれ!!』」
二つの男の声が響き、レイジはその右手に血の滴る刀を出現させた。
「行くぞ!!」
『参るぞ!!』
そして大きく踏み込んで横一閃に剣を振るった
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>>956
《ちょ、待ーてーよ!》
「っ!」
一歩退きつつ右手を引き、左手をグレイヴの鍔の根元に添えて、振るわれた刀を刃で受けた。
「(まずは距離を取らないと……)
やっ!」
さらにもう一歩下がりつつ、鍔で刀を押しのけつつグレイヴの石突を振り上げる。
「(言いたいことはわかってます! その代わりに―)」
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>>957
「おっと!!」
振りあげられた石突をのけぞって回避するセイジ
『中々だが、これはどうだ?』
金髪が黒髪に変色し、レイジと殺風が素早く入れ替わる
バックステップで後退する事でリッキーの思惑通りになるが、手早く刀を鞘に納めて構える
それが居合だと悟った瞬間、殺風は竜巻のように荒々しくリッキーへと斬りかかった
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>>958
回避された瞬間に振りかぶり、頭上で回転させつつ持ち直す。
「はあっ!」
大上段から斜めに振り下ろす。
「(居合―)」
気付いたところで、振り下ろすグレイヴをとめることは出来ない。
むしろリーチを生かして接近するまでに斬りつけるのみ。
たとえ刃は通り過ぎられても、柄が殺風の肩を打ち据えるだろう。
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>>959
殺風『ぬう!!』
居合による一撃がリッキーの胸を斬り一条の傷を与える、浅い
その代償に、グレイヴの重い一撃が殺風の肩を痛烈に打ち据える
が、次の瞬間リッキーの眼前で黒髪は金髪に再び変色する。それと同時に刀が消えた。
「―――ハァッ!!」
大きく踏み込んだレイジはリッキーの懐に潜り込み、肘による打撃をその鳩胸に見舞った。
肘打ちは武術家のソレだ。リッキーは受け身をとれなければまた再び乱暴に地面に倒される。
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>>960
浅い傷は意に介しない。むしろ覚悟の上だった。
が、さっきも感じたことだが―
「交代が……速い!?」
対応しきれず、鳩尾に一撃が食い込む。
肺の中が空になるかとの錯覚を感じながら受身を試みるが、
グレイヴが手元にあるためかなわず地面に倒れた。
その瞬間、グレイヴを離すフリをしてライザーに触れる―
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>>961
「フ、一人でも中々やるじゃないか」
打たれた肩を回しながら、レイジは口を開く
「交代が早い、か…俺が今まで倒してきたデュアリスト達も皆同じ事を言っていたよ」
「まあ俺も最初こそはいちいちsoulchangeなんて手順を踏んでいたが、いつの間にかね」
殺風『我とレイジの縁(えにし)は深い―――これが変わり身の速さにも影響を与えているのだろう…』
リッキーがライザーに触れた事には気付かず、レイジは手招きをする
「さあ早く立てよ!夕刻ってのは短いんだ…殺風の本気はまだ見せきっていないんだからな!」
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>>962
―Soul Mode
「おらよっ!」
倒れた体制から、跳ね上がるように両足蹴りを飛ばす。
小柄なリッキーとはいえ、肘打の届く距離しか開いてないのなら足は届く。
「んじゃこっちは、俺の本気見せてやるぜっ!」
レイジを足場に勢いを付けて立ち上がったリッキーの髪は、赤ではなくダークブロンド。
「言っとくけどよー、俺とリッキーの縁(ゆかり)も結構強い、らしいぜ!」
右手のひらを上に向けて言い放つ。
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>>963
「!!」
ドガッ!と言う打撃音と共に後ずさるレイジ。両足蹴りをかろうじて防いだ様子。
「お前が少年の相棒か…俺の名はレイジ、相棒の霊は殺風…所謂悪霊らしい」
リッキーと時と近い自己紹介をするレイジ。
「さあ、ようやく互いの手札が揃ったんだ、楽しませてくれよ」
『さて、ようやく互いの手の内が揃ったのだ…楽しませてみよ』
喋りながら、再び金髪が黒く染まり刀を構えるレイジこと殺風
『チェストォォォォオ!!』
剣の柄を両手でしっかりと握り、振りあげざまに咆哮しながら突進。
間合いに入ると同時に刀を振り下ろした。
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>>964
「そのとーり! 俺こそリッキーの…相棒、ジェフリーだ!
悪霊だかなんだか知らねーが……やられたらやり返す!」
《相手は格闘と居合を得意としてます!》
「任せとけ! ―エレメント・イグニッション!」
手のひらの上に小さな火が現れた。
それは大きな球体へと成長していく―
「喰らえぇぇぇっ!」
手のひらにやや余るサイズになったとき、
一歩引いてからジェフは前へ踏み切りジャンプ。
その勢いと共に火球を向かってくる殺風に投げつけた。
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>>965
『ぐおおおおお!?』
「魔術…!?少年の…リッキーの相棒は魔術を使うのか!」
炎に呑まれて足を止める殺風。火に包まれながら後ずさる
『ぐ、う…おおおおお!!!!!』
両手を広げて殺風は叫びながら灰色の不気味なオーラを放出して炎をかき消す。
悪霊の気が炎を喰らったのだろうか?
「変われ殺風ェッ!!」
目まぐるしく人格が入れ替わり、今度は金髪の青年、レイジとなる。
まだ煙を纏うその身体で地を蹴り跳躍する
そして壁を蹴り―――いや、壁を二歩走り、飛び膝蹴りをジェフリーへと放った
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>>966
「よっしゃあ! 大成功!」
リッキーがいきなりジェフを呼ばなかったのはこのため。
レイジらは知らないが、魔術使い慣れていないジェフがより早く効果的に放つため、
呼ぶ前から魔術のイメージを強く持つように頼んでいたのだ。
「って消えた!?」
《すごいオーラ……!》
「マジ変わんの速っ!?」
《きます!》
「うおっと!」
身体を横に向けて回避を試みる。
が、変わり身の速さに驚いてしまったためわずかに遅れ、腕にもらう。
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>>967
「チィ!!」
左足から着地してすぐさま右足を軸に蹴りを振り上げる
おそらくこれもジェフの腕に防がれるだろう
凄まじい格闘の後にレイジは再びジェフ達から距離を取る
夕刻はもうじき終わり、夜の帳が訪れようとしていた
「良い頃合いだ…さあて、見せてやろうか殺風?一歩先のステージに進んだ俺達の力をな」
『待ち焦がれたぞ、レイジ』
二つの悪意が重なる――――Dual mode/Dark dual!!
灰色の輝きがレイジの身体を包む
そのあとに立っていたのは金髪の青年―――つまりレイジだ。
しかし、纏っているオーラは殺風そのもの…!
「デュアルモード…だったか?実戦で使うのは初めてだが、せいぜい楽しもうじゃないか?」
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>>968
「ってぇ〜。でもよぉ、俺もケンカは得意なほーだ!!」
続く蹴りを防御。反撃の左ストレートを打ち込むがこれは距離を取られかわされる。
追撃を叩きこもうとしたときだった―
《あれは……デュアルモード!?》
「ちょ、ちょ待ーてーよ! あれぜってー今自分からなったよな!
せんせーの話じゃ、緊急時にしかなれねーんじゃ……」
《ぼく達もあれ以来変われないのに……》
殺風のオーラに一歩下がる。
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>>969
「これが『一歩先のステージ』の力ってやつだ…次のステージに行く為に、俺達に壊されな!!デュアリスト!!」
『これが「一歩先の者の舞台」の力という物だ…更なる高みに到達する為、我々に討たれよ!!デュアリスト!!』
共鳴するレイジと殺風の声、それと同時にレイジは地を蹴り疾走。灰色のオーラを纏いその拳を握りジェフへと迫った!!
<続>
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>>943
「生きてる人形?そんなのあるわけないでしょ。
どうせ人形に悪魔が入ってるとかそういうことなんじゃないの?」
全く信用していない楓
つんつんとおでこを押している。
>>944
「え、あ、うん分かった!」
ネクロに続くように工房を後にした。
さてネクロの試したいこととはいったいなんだろうか。
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>>971
―工房外―
繁華街から離れた、いわゆるスラム街の一角。昼過ぎの時刻でも人は少ない。
ネクロは自分の掌を見つめながら、口を開いた
「熱属性魔術は、楓の言った通り『熱を操る魔術』と言う可能性が高い」
「火で水は消せない、氷で湯は沸かせない…嘘や偽りだらけの話はつまり『正反対』と言う事実を指していると思う」
ゆっくりとネクロは術式を組みあげて行く。楓にもはっきりと見える。
「『真実の中の虚実にこそある真理』ってのは、物事の反対に視点を向けろって事なんだよ」
つまり、とネクロは続ける
「俺達が教わった熱属性魔術の術式を、反対に構築しろって事なのかもしれない!」
額に汗をにじませ、ネクロは構築中の術式を楓に見せる。
確かにそれは黄昏の魔弾の術式と同じものを描いている。
しかし、描く向きは今までやってきた物とは逆さまの方向から造って行っている。
同じものでも過程が違う為、ネクロも非常に繊細に構築しているようだ。
果たして上手く行くのだろうか?
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>>972
普段の術式を逆から作り上げるのだからさぞ違和感があることだろう。
ネクロが慎重になるのも分かる。
「ほらほら、ちゃちゃっとやりなさい」
相変わらず見てるだけなのに指示ばかりする楓
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書物の海の上で天井を見上げる・・・
「智識が足りない・・・あるいは存在しないのか」
ムクリと体を起こし、頭をかく
「否、まだ全ての書物を読んだわけでもなければ・・・欠片でない賢者の石を手に入れたわけでもない、ならば否定はまだ早い・・・」
そう呟くと起き上がってコートの袖に腕を通す
「まだ・・・道はある」
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昔 別世界から一つの小さな魂が飛来した
その魂は緑色の赤ん坊だった、とても小さく弱弱しく、蚊にでも刺されれば死んでしまうような生命力しか無かった。
赤ん坊は悪魔の子だった、この悪魔は虚無をもたらす悪魔だったが、力はとても弱く、低級の中の低級だった。
その赤ん坊が最初に出会った物はとても小さな虫の魂だった、赤ん坊には魂が見えた、その魂を赤ん坊は食べた。
あるいわ、ただ口に運んでみただけだったかも知れない。
赤ん坊はそのまま虫の魂を食べ始め自らの体内に取り込み自分と同化させた。
何年も何年も虫の魂をただ取りこんでいった
気付けば赤ん坊は虫だった。
虫となった赤ん坊は始めてその飛来した場所を動き世界を見た、純粋な世界 生と死と産まれ壊れて行く世界
その世界の中その虫はまた魂を取りこみ始めた。
初めは、自分よりも小さな魂しか取りこめなかったが、それを繰り返して行く内にどんどんと大きな魂も取り込むことが出来るようになった。
気付けば虫は動物だった。
動物となった虫はより取りこむ速度を早めて行った、色々な場所に赴き、魂を取りこんだ
ある時の事だ、動物は人の赤ん坊の魂を取りこんだ その時今まで無かった何かが取り込まれていくのを感じることが出来た。
しかしそれが知性と知るにはまだ足りていなかった、興味を持った動物は人の魂を取りこみ始めた、
初めは赤ん坊を、次は子供を、輝き放つ大きな魂を取りこめぬ動物は小さな、矮小で汚らしい魂から集めた。
気付けば動物は人の形になっていた。
その頃には知性を持っていた「それ」は自我というものを手に入れた。
気付けばソレは ヴァニティーとなっていた
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「アハ」
かつての緑の赤ん坊がそこに居た
「アハハ」
かつての虫がそこに居た
「アハハハハ」
かつての動物がそこに居た
彼は街を見下ろす時計塔に居た
彼はヴァニティーとなった今でも緑の赤ん坊でもある、彼は虚無を望んでいた
性質がそうだったのだ
この街の雑多な状況はとても許せるものでは無かった
それに理由をつけることなど 出来ないほどに
「つまラない」
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>>971
「あるわけないって言われてもおいら実際ここにいるじゃんかー!
それにおいら悪魔じゃないし、こことは違う世界で生まれたから
こっちの世界の常識は通用しないかもよー! おでこ押さないでー」
信用されないのもまぁ無理はないが、一応超大雑把に言い訳。
>>972-973
「鏡の向こうが本当の世界みたいな?」
余計思考をややこしくするようなことをつぶやくランタナ。
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>>973>>977
「くっ……!」
逆さまに術式を組みあげて行くと、変化がすぐ見て取れた。
ランタナは知る由もないが、熱属性魔術…黄昏の魔弾の術式は構築していく過程で夕焼け色の光を放っていく。
しかし、逆の過程で構築していった結果、それは青白い光を灯していった
さらに、周囲の温度が少しずつ下がっているのを感じる
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青い空と蒼い海が何処までも続く大空を飛び続ける三頭の竜。
△のフォーメーションを組んでいる
先頭を飛ぶのはドラゴンライダーであるエル・ノアと相棒の竜、ガルズラ
右後方を飛ぶのはパシュツルプス王国の竜騎士にして自由騎士のヒースと相棒アスタリオン
そして左後方を飛ぶは竜乗りトラジーと竜使いシャーリー、トラジーの相棒のゼットン
この四人と三頭の竜は進路を北に向けて飛び続けている。
途中立ち寄った所で防寒具を手に入れているが、そろそろ地に足をつけて休みたい
ヒース「皆、あれが見えるか?」
と、突然ヒースが声をかけてきた。見やすくするため、槍で方向を指している。
少し距離を進んだ方向に大地があった。しかし、真っ白に染まっている事から雪に覆われているのが分かる。
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>>979
エル「ひーはー!」
なんかテンション高い。
エル「あん?ああ、丸見えだぜ。ありゃ陸地だ!!」
ガル≪ありがたい、翼を休められる≫
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>>979
「あっ、陸地! なんだか久しぶりですね!」
『! きゅー♪』
白い大地から冷たい雪があると思ったのか、
シャーリーの友達、雛竜オリビンがはしゃぎだした。
「うん、きっと雪でいっぱいだよ!」
対するシャーリーもうれしそうではあるが、若干不安げだ。
……これまでの旅を振り返れば無理はないかもしれない。まだ11歳なのだから
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>979
「おー白いぞ!真っ白だ!」
身を乗り出して落ちかけるトラジー
ゼットン(俺飛べるわーまだ二百時間は飛べるわー)ちらちら
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>>980-982
アスタリオン<寒冷地か…鱗ばかりの俺達には少し堪えるかもしれんな>
生まれは火山地域のアスタリオン
「では、着地体勢に入ろう。俺がリードするから、まだ元気なゼットンがその後ろ、そして俺達で創ったルートでガルズラの順番で降りてきてくれ」
そう言うと、ヒースがアスタリオンに降下の合図を出して高度を下げ出した
「この辺りは俺もいよいよ知らない土地だな」
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>>982
ガル≪じゃあゼットンは降りなくて良さそうだな。
好きなだけ飛んでて良いぞ≫
しれっっ
>>983
ガル≪む、了解した≫
エル「俺様が最後だと!?まてまて、それは間違った選択だ!」
しかしエルの言葉を無視して降下するガルズラ
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>>982
「トラジーさん危ないですよ!」
咄嗟に支えるシャーリー
>>983
『ぅきゅきゅきゅきゅ〜♪』
氷竜の雛であるオリビンはむしろかなり嬉しそうである。
ゼットンの背中でさっきからおおはしゃぎである
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>>983
ゼットン(俺がガルズラのフォロー?それは間違っているぞ!)
ゼットンの頭を叩きながらトラジーがヒースの後に続く
「雪を食べる為にスプーンが必要だな」
>>984
ゼットン(ははは、仕方がないから団体行動に付き合ってやろう)
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>>984-986
ヒースは素早く人の気配がない場所を選び、そこへ向かって安全飛行で降下していく。
そのまま左にズレて地面へ着地する。後ろの二頭が着地するスペースを確保させる為だ。
アスタリオン<ヒースは竜騎士…竜乗り同士の連携行動には慣れている。軍隊仕込みだが、信頼して良い>
トラジー、エルも問題なく着地出来るだろう。
ヒースは一足早く降り立っていた
「寒いなしかし……だけど幸いにも街が見えるぞ」
と、自分達のいる場所から右方向を指した
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>>986
ガル≪団体行動が取れるようになったとは、私は嬉しいぞゼットン
そんなゼットンの後ろに続いて降下する。
>>987
ガル≪ああ、もちろん信頼してるとも≫
スペースを開けてくれていたお陰で、スムーズに着地できた。
エル「まあ良しとしよう!
よーし地面だ!寒っ」
ガルの背中から飛び降り、マントの前をしっかり合わせる。
エル「おお、街が近いと楽ちんだお。今夜は飲むぞー!」
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>>985
「シャーリー、谷には雪がないから珍しいぞ」
支えられながらも身を乗り出すことをやめないトラジーであった。
>>987
「おー突撃だ!」
ゼットンがずしんと着地するとトラジーはまだ誰の足後もない新雪に飛び込んだ。
ぼふっ
そして埋まった。トラジーは犠牲になったのだ。新雪の犠牲にな
>>988
ゼットン(俺様一人だけだと団体行動なんか必要ないがな。強すぎて)
「一人ではそもそも団体とは呼ばないからな」
ゼットン(……)
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>>987>>989
「ボクも行きます!」
『きゅー!』
ゼットンの着地と同時に、トラジー同様雪に飛び込むシャーリーとオリビン。
そして埋まる。
オリビンの短い緑の尻尾がばたばたしている。
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>>988-990
「大丈夫かお前達!?」
埋まったトラジー、シャーリー、オリビンを助ける為に駆けよるヒース
「エル、手伝え!」
エルにトラジーを引っぱり出してもらい、ヒースはシャーリーを引っ張り上げ、オリジンの尻尾を掴んで助けだす
「とにかくあの町に行こう、この地域の地図が買えるかもしれないしな」
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>>989
ガル≪ほう、トラジーに1本とられたようだな≫
ハハハ
エル「おいおいトラジー、そんなにガッつくなよ。雪は逃げないぜ!」
よいしょ、とベルトかその辺を掴んでトラジーを引っ張り出す。
>>991
エル「おう、宿も確保したいしな」
トラジーを救出し、ガルズラの鞍から荷物を下ろす。
ガル≪では私たちはこの辺で待機か≫
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>>991
「ぷはっ! あはは、埋まっちゃったね」
『きゅっ!』
「あ、あそこですね。今度はどんな場所だろ……」
『きゅー』
-
>>991
ゼットン(ヒースは過保護だな。そんなに心配しなくても
こいつらはあの谷で育った野性児だから問題ねえよ)
雪をむしゃむしゃゼットン
>>992
エルに救い出されたトラジー、きっと二頭身とかの構図になっているに違いない。
「私としたことが事を急いてしまったようだな。
確かに雪を美味しく食べる為には準備が必要か」
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>>992-994
「しかし雪を甘く見ては駄目だ、思わぬ怪我をする事だってある」
このパーティのおかんと言うポジションが板に着き始めている気がするヒース
「よし、それじゃあ行くとしよう、町で宿を取れればガルズラ達も近くに呼べるしな」
数分、雪の道を歩く一行。町に入ると、入り口付近に人が集まっていたので声をかけてみた。
町人1「ああ、旅の方々かい、いらっしゃい。ここは【スノールの町】と呼ばれる雪に囲まれた小さな町さ、名物は甘い雪菓子なんだが…」
町人2「申し訳ない、今は旅の方々を歓迎する事が出来ないんだ…」
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>>994
エル「そうそう、まずは蜜を用意しないとな!」
>>995
エル「そうだな、雪玉に石入れて投げたら流血したりするもんなあ」
移動移動
エル「へー、スノールの町ね。
え、なんで?雪菓子めちゃ食いたいのに」
ぶーぶー
-
>>995
「そうなんですか? こんなにふわふわなのに」
『ぴー?』
まあ、とにかく行くことに。
「甘い雪菓子だって! おいしそうだね!」
『きゅ!』
お菓子と聞いてちょっとはしゃぐ女の子。
「えっ、何かあったんですか?」
しかし、歓迎できないと聞いて不思議そうな顔になる。
-
>>995
「私たちが他所者だから歓迎されないということなのだろうか?」
頭の上に?マークが浮かぶトラジー
>>996
「なるほど、あのふわふわに蜜。
想像しただけで美味しそうだ!」
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>>996-998
町に着くまでの間に、シャーリーにヒースは雪の多い土地での危険を語った。
横で聞いていたトラジーとエルは笑うか呆れるかもしれない。ヒースの言う危険とは主に騎士団時代の演習などで学んだ事ばかりだった。
さて
聞いた話によると、今エル・ノア達がいる土地は【ノーストン地方】と呼ばれる雪と氷に囲まれた土地だと言う。
四季は存在せず、一年中寒い冬が続いているという。年に一度、四季で言う夏の時期に大吹雪が訪れるらしい。
此処、スノールの町はそんな土地にある町の一つだ。
そして歓迎できない理由は次の通りだった
町人1「実はここから先に、頭一つ出てる山があるだろう?あそこは町と町を結ぶ街道のど真ん中で、あそこにはサファイヤ・ドラゴンが住み着いているんだが…」
サファイヤ・ドラゴンと言うのは非常に頭の良い竜らしい。名前の通りサファイヤのように輝く身体が特徴的だと言う。
その性格は温和で、人当たりが良いので有名らしい…が、ここ最近街道の山が大きく荒らされているのだと言う。
街道の山に住んでいるのはサファイヤ・ドラゴンだけだ。温和とは言ってもドラゴン、これが悪さをしているとなると人々は警戒して町同士の行き来が今大きく減っているのだと言う。
そのせいで、この町はもうじき物資不足になってしまうようだ。
町人1「勿論、宿もありますのでお休みになるのは全然問題ありません、ですが大したおもてなしは出来ないと思います」
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>>998
エル「ああ、あれはガチだぜ!
俺もガキの頃は腹壊すまで食ったもんだ・・・」
涎を垂らして懐かしむ。
エル「しかしどうも雪食える感じじゃなさそうだなあ」
>>999
「ほうほう、そのサファイア・ドラゴンちゃんが怖くて、みんな縮こまってる訳か。
まあビビッちゃう気持ちは分かるが、せめて誰か様子を見に行ったりはしてないのか?」
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