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ここだけ魔術のある世界-現代-

1名無しの魔術師:2010/12/01(水) 05:14:26 ID:8MkjBgiU
参加する際の注意事項
・俺Tueeeeeeeeeeeや、厨設定、強さのインフレはほどほどに
・魔法は「魔元素設定」に沿った設定であることが望ましい

・『中の人の』安易な気持ちで人(自キャラ、NPC含む)を殺すな。死んだら生き返りません。
・鬱展開とシリアス展開は違います。ただし、↑と共に『キャラとして』相応しいなら問題はありません。

・場の空気は出来るだけ読もう。カオスな時もあります
・書きこむ前にリロードを
・描写はできるだけ丁寧に。認識のすれ違いを避けるためです。
・本スレの出来事は演技ですから恨まぬように、また演技に私怨を持ち込まない。
・眠い時は無理せず寝ましょう 健康を損ねないように
・多数対少数の場合は、少数の中の人たちのことも考えよう
・スルーされてもめげない
・一番重要なのは楽しませること、そして楽しむことです。

イベント、ストーリー展開に関する注意事項
・乱入されても泣かない。乱入が嫌なら先に断っておきましょう
・あまりにも無茶な振りをしない。されて困る事はしない
・次の日に持ち越す事も考えよう。
・単なる自己満足はほどほどに
・イベント発生場所に貴方のキャラクターが居る可能性がありますか?
・相手のキャラクターとの関係はどんなのですか?
・自分のキャラは何事にも首を突っ込むキャラですか?
・乱入する前にレスをしっかり読もう。

スレ立ては>>900or>>950or>>980or>>1000よろしく頼んだ

583大十字 根暗:2016/05/07(土) 23:52:17 ID:3cQHs10o
>>581
ローレン、沙耶が思い出せないのは仕方ないだろう。
アリアスが言う通り、実際瞬殺だったのかもしれない。

アリアスが素手で戦う理由などはこの後でも明らかになるだろう。
先陣を切って加速し、来た道を戻り草原の風景が広がったところで足を止める。

やや遅れてアリアスと、PK3人組が追いついてくるだろう。

PK剣士「クソ!スコアも逃すし面白くもねぇ!」

アリアス「とりあえずこのまま当初の目的の通りに
     行方不明のPKを探すって事で良いか…P3のアジトに行くしかないのがつらいとこだな」

PK傭兵「マジでアジトに殴り込みかよ」

アリアス「殴り込みじゃねえよ、潜入してバカを助けて帰るだけだ
     その際の戦闘でのスコアを譲るって話だったろうが」

584大十字 根暗:2016/05/07(土) 23:54:25 ID:3cQHs10o
>>582
―城下町エリア近く―
「チョロかったかどうかは分からないけどな…
 何が理由で襲ってきたか判明してねぇし」

と、肩を貸していた騎士をおろして座らせてやる根暗。

騎士「…助かったって礼は言いたいんだが、アンタ等何者なんだ?
   装備見る限りじゃLostWorldに来たばっかりって感じだけど…」

585ローレン:2016/05/08(日) 03:11:26 ID:???
>>583
「戦闘が発生しないに越したことはないけどな。
 まぁ囚われてる連中を見張っている奴はいるだろうから」

向き直って語る。

「体力は大丈夫か?
 問題なければ行こう」

586瑠璃垣一味:2016/05/08(日) 15:10:47 ID:???
>>584
瑠璃垣「私のことをご存知ないと!?私は」

二条「コイツは魔術師のルイ(瑠璃垣)、
私は剣士でミツルギ、
こっちの彼女が弓使いのゆきにゃん(相川)だ。
あと1人、仲間はいるがわけあって此処には居ない。
ご察しの通り、君を助けた彼(根暗)以外は全員初心者だ」

瑠璃垣に任せるとまたややこしくなると判断したのか、
瑠璃垣の言葉を遮って、世話焼きの二条が3人をまとめて紹介する。
二条が真顔で"ゆきにゃん"の紹介をした事により、瑠璃垣の憤慨や相川の緊張感も解けた様だ。

瑠璃垣「まぁー…わけあってP3などと言うチームには所属しているけれど、積極的にPK行為に助力する気は毛頭ありませんの」

587名無しの魔術師:2016/06/08(水) 21:23:07 ID:3cQHs10o
>>585
アリアスが頷き、他三人のPK達もしぶしぶと言った感じで従う。
5人のPKがここからは一緒に行動することになる。

一行は草原を再び歩き、P3のアジトである古城が見える丘で立ち止まる事になった。

アリアス「潜入って言ってもどうするかねぇ
     忍び込めそうな場所をコソコソ探すか」

PK剣士「誰か囮になって入口からふつうに入るってのは?」

PK魔術師「バカ、そいつが捕まったら意味ないだろ」

古城はその印象の通り、城壁の何か所かに穴が開いていたりしている。
それ以外では、正面門以外に入口らしいものは見当たらない。

正面門には二人のプレイヤーが門番として立っているのが遠目に分かる。

588名無しの魔術師:2016/06/08(水) 21:28:08 ID:3cQHs10o
>>586
二条のゆきにゃん発言に吹き出しそうになるのをこらえる根暗。
騎士は瑠璃垣達の様子を見て、警戒を解いた。

騎士「俺はハイマ、君らを初心者なんて言ったが俺もLostWorldに来たばっかりさ
   普段cocomagiではチーム戦をメインに遊んでいた…チーム名はバロック」

根暗「チームバロックって言えば西東京地区の大会で優勝したこともあるチームだよな?
   前にゲーム雑誌で読んだぜ」

ハイマ「個人じゃぱっとしないけどな…俺はここに一緒に飛ばされた友人を探しているんだ」

589ローレン:2016/06/10(金) 18:54:53 ID:???
>>587
「俺たちがエンド並みに強ければ問題解決なんだが…
 世の中そんな甘くないからな」

エンドとの戦闘を思い返しつつ、そう冗談を言う。

「まあ手薄なところから侵入するのが常套手段だろう。
 と言っても入り口があの正面にしかないじゃねーか!」

特に理由なき暴力がPK剣士を襲う!

「城壁の穴からうまく入れるだろうか」

590PKチーム:2016/06/10(金) 22:59:16 ID:3cQHs10o
>>589
特に理由のない暴力によって悶絶する剣士!

PK傭兵「アイツがなんでENDINGなんて名乗ってるか知ってるか?」

PK魔術師「どんな奴もアイツと戦えば終わっちまう、文字通りエンディングだからだろ?
     あと名乗ってるんじゃなくて仇名な。別のプレイヤーネームだったけど
     仇名のエンドって呼ばれることが多くなって名前変えたのがホントの話らしいぞ」

アリアス「夢の壊れる雑談はここまでにして、城壁の穴に向かおうぜ
     誰か一人くらいシーフでもいれば良かったけど…まあPKじゃ仕方ねぇな」

PK剣士「うぐぐ…アサシンなら何人かいるけどな…」
アリアスを先頭、よろけるPK剣士を最後尾に古城の裏へと回り込み、手近な穴を探す。
ちょうど人が一人通れる程度の穴があるが、中が暗い為何処に出るかは検討がつかない。

591瑠璃垣一味:2016/06/10(金) 23:34:57 ID:???
>>588
二条「なるほどな。1人でいる所をタイミング悪く、タチの悪い奴に捕まってしまったといったところか。
おい大十字、お前今笑わなかったか?」

険しい表情で根暗を睨む二条。
本当のことを言えば夜空に輝く星がひとつ増えかねない。

相川「仲間とははぐれちゃったの?もしそうなら、あっちもアナタの事を探してるんじゃないかな」

瑠璃垣「もしくは、同じように野蛮な輩に絡まれている頃かもしれませんわ」

592ローレン:2016/06/13(月) 18:55:04 ID:???
>>590
「し、知ってるしそれくらい!」
(名前変更してたのかあいつ…ほほう)

「アサシンは結構有効活用できそうな気もするな」

などと言いつつ、穴の中を覗いてみる。
光が少ないのか暗いので、上半身を突っ込んでみた。

「……お尻が嵌まった」

593ネクロ:2016/06/13(月) 20:15:29 ID:3cQHs10o
>>591
根暗「滅相もないですミツルギさん」
と頭を下げながら二条にへりくだる根暗。味方の手によってお星さまになりたくはない。

ハイマ「俺もそれが心配だ…噂に聞いてたけど本当にPK連中はイカれてる
    アンタ等もこのまま城下町エリアを探索するなら、俺も同行してもいいかな?
    見た目の通り盾になれるぜ」

594ネクロ:2016/06/13(月) 20:18:28 ID:3cQHs10o
>>592
後ろにいるアリアス他PK達の「えぇ…」と言う声と表情が、顔は見れなくても伝わってくる。
無理やりに通れない事もないが時間がかかりそうだ。

アリアス「他の場所探す時間も惜しいし、この穴広げちまうか
     とりあえず引っ張り出すぞ」
と、アリアスがローレン(沙耶)の腰を掴んで力いっぱい引っ張り出そうとしてきた。
ちなみに、内部は何処かの渡り廊下のようだ。

595ローレン:2016/06/13(月) 22:45:17 ID:???
>>594
「わひゃぁお!!?ちょっ、お前どこ触ってるんだ!」

じたばたと暴れるローレン
すぽん!とでも聞こえてきそうな勢いで穴から抜けた。

「…穴の先はどこかの渡り廊下みたいだな」

謎に息の荒いローレンだった。

596瑠璃垣一味:2016/06/13(月) 23:33:47 ID:???
>>593
二条「本当か?それはとても心強い」

相川「こっちがお願いしたいくらいっスよね」

ハイマの協力に思いの外感激する2人。その理由は……

瑠璃垣「この彼は盾と言うとちょっと……でしたし」

相川「変態だしね」

根暗に自覚がなかったとしても、彼女らの視線が見えない刃として根暗の心を遠慮無く削り取って行く。

二条「冗談はさて置き、そうと決まればハイマ、さっそく君の仲間を探しに行こうと思うが……」

597大十字 根暗:2016/06/16(木) 22:13:13 ID:3cQHs10o
>>596
「待て、俺が頼りないのは言い返しようないけど変態って何だ!?」

ハイマ「歓迎されてるようで何よりだ
    じゃあこっからはよろしく頼むよ…俺の仲間は…そっちの、ルイさんみたいな装備の魔術師の女の子だ」

「他に特徴は?」

ハイマ「リアルでもゲームでも、長い黒髪が特徴ってくらいかな
    …と言ってもLostWorld…いや、ゲームじゃ珍しくないか」

ここからはハイマを加えて城下町エリアへと入る瑠璃垣一行。
人気はないが、西洋ファンタジーのゲームに出てきそうな街並みだ。

今のところ、自分たち以外のプレイヤーの反応はなく
モンスターなど敵エフェクトとのエンカウントの確立もほぼ0だ

598アリアス:2016/06/16(木) 22:15:42 ID:3cQHs10o
>>595
「ちょま、暴れんなバカ!」
と驚いた様子で引っこ抜けたローレンを見るアリアス。
中身も男だと思っているので驚いているのだろうか。

「渡り廊下ね…とりあえず入ってみない事には進まないか
 ここは任せな」

と、穴に両手を添えるアリアス。

他のPK達はアリアスが何をしようとしてるのか知っているのか、少し後ろに下がった。

599瑠璃垣一味:2016/06/17(金) 22:25:48 ID:???
>>597
二条「仮に、その仲間が誰かに捕まったり、行動を共にしているならば、その娘と勘違いしてルイに近付いて来る…という事もあるかもな」

そう言って城下町エリアへ来てみるが、人の気配はない。

ミツルギ(二条)「さっき言った様な事が起こる気配は、今の所無いな……」

ゆきにゃん(相川)「どうしますかね。なんか、田舎の寂れた商店街ってカンジ」

ルイ(瑠璃垣)「"そっち"では何か変化はありませんの?」

瑠璃垣の発言から、数秒沈黙が続く。

二条「……ハイマには紹介が遅れたが、実は筐体の外にはもう1人仲間が居て、システムをハッキングしながらこちらの変化を監視している娘がいる。ルイは今、その娘と話をしているところだ」

600ローレン:2016/06/18(土) 15:48:44 ID:???
>>598
「ん?壁に手を当てて何してるんだ?」

ようやく落ち着いたローレンが、アリアスの隣で
腕を組みながら頭に?マークを浮かべている。

「おい、お前たちも何下がって…」

601大十字 根暗:2016/06/21(火) 00:00:52 ID:3cQHs10o
>>599
ハイマ「アンタら、ホントに初心者なのか?信じられない事してんだな…」
と、二条の説明に驚くハイマ。

「…まあ普通に驚くよな」
ハイマの反応にだよなあと言う表情を浮かべる根暗。
一方、月雨の方でも何か異常を確認することは出来ない。

…が、城下町エリアの中心部にある教会らしき建物に何かしらのエフェクトの反応があるのが分かる。
当初の目的である、アルマシュウスケの痕跡かもしれない。

602アリアス:2016/06/21(火) 00:03:45 ID:3cQHs10o
>>600
次の瞬間、岩が砕けるような鈍い音と共にローレンの顔の横を"壁の破片"が通り過ぎた。
ガラガラと崩れるような音に驚いて再び振り返れば、なんとアリアスがそのまま文字通り穴を広げていた。
物理的な力に優れるウォリアーだからと言ってもとんでもない怪力だ。
何かしらのスキルを使った事は察せるだろう。

「よぉし…入るか?」

と、振り返るアリアスは何時もと同じ調子だ。
ともかく潜入するならば早く動いた方が良いかもしれない。

603ローレン:2016/06/21(火) 01:45:13 ID:???
>>602
顔の横を何か固い物体がすごい速さで横切っていった。

「…………………
 おいーー!!!何かするなら一言あるだろ!
 顔の真横通ったぞ!直撃するところだっただろう!」

ものすごい勢いで詰め寄るローレン。顔が近い。

「ん…ああ、入るか。気付かれてないといいが」

そして突然素に戻るローレンであった。

604瑠璃垣一味:2016/06/22(水) 23:51:24 ID:???
>>601
ミツルギ(二条)「ん。早速、噂の彼女から連絡だ」

二条はその場にいる全員に、城下町エリアの中心の方からなんらかの反応がある事を伝えた。

ミツルギ(二条)「なんだかんだ回り道をしたが、当初の目的は、アルマシュウスケの情報収集だったな。行ってみるか?」

605アリアス:2016/06/25(土) 00:17:26 ID:3cQHs10o
>>603
「あ?…ああ、悪かったって。んな顔近づけなくても聞こえてるっての」
言いながらまるで反省の色は見せない。

「気付かれてるかは分からんが、他の場所を探すよりは良いだろ
 どうする?手分けするか?」

穴から内部に入ると、先ほど見た渡り廊下に出た。
分かれるなら左右で人数を分ける事になる。

右側は上り階段があり、左側に進めば階段などはないが複数の扉があった。

606大十字 根暗:2016/06/25(土) 00:20:35 ID:3cQHs10o
>>604
「そうだな、ゲームの世界って事を考えれば何もない場所を探すのはあんまり効率的じゃない」

ハイマ「俺は同行してる身だから合わせるよ」
反応のある場所へ向かうと、十字架が教会だと言う事を主張しているシンプルな建物が見えてきた。
中に入ると、礼拝堂に続いている。

神父や牧師などが立つ説教台の上に十字架が飾られており、そこに青白い光が灯っているのが分かる。
月雨が確認した反応はその光からのようだ。

607瑠璃垣一味:2016/06/26(日) 13:23:52 ID:???
>>606
二条「アイツが言っていたのはこれか」

十字架からは少し離れ、様子を伺う。

二条「触れても問題ないのか。何かしらの罠という可能性も…あっ」

二条が考えている間に瑠璃垣と相川は十字架に近付き、興味深そうに調べている。

相川「なるほど、これを回せば地下通路への扉が開くんすね!」
相川は十字架を時計回りに捻ってみる。

瑠璃垣「違いますわ!これはこの十字架を引き抜くと、その下にヒントがあるパターンですわ!」

そう言うと瑠璃垣は十字架を上に引き抜こうとする。
目的は、教会の破壊だっただろうか。

608ローレン:2016/06/26(日) 19:56:47 ID:???
>>605
「いや、左右に手分けするのはよそう。
 それよりも通路左側のこの複数の扉を手分けした方がいい。
 普通のゲームだとエンカウントか宝があったりするもんだが」

もしくは両方、と言って扉の前についた。

609大十字 根暗:2016/07/04(月) 21:27:48 ID:3cQHs10o
>>607
「いや、古き良き時代のお約束ならば
 台座の真後ろを調べれば地下迷宮への階段がって不用意に何してんだよ二人とも!?」

LostWorldの恐怖を嫌と言う程味わった根暗からすれば無謀極まりない行為だ。
ちなみに十字架はびくともしない。

ハイマ「何かしらのフラグ(きっかけ)が必要だったりしないかな」
と、ハイマは鎧をカシャカシャ鳴らしながら周囲を歩いて回る。教会と言う作りからか、よく音が響く。

それにしても音が響くなと思いながらふと二条、もといミツルギが教会の上の方に視線を向けると
ステンドグラスの前に天使像が飾ってあるのに気づく。

カシャカシャとなる音に合わせて、天使像がゆっくりとその顔を十字架を取り囲む瑠璃垣達の方を向いていた。

610名無しの魔術師:2016/07/04(月) 21:30:33 ID:3cQHs10o
>>608
アリアス「なるほど、一理あるな」

と、アリアスはローレンとは違う扉の前に立った。

PK剣士「宝なんかよりも狩れる相手が欲しいところだぜ」

PK魔術師「ホントにな、開けるぞ」

と、合図も確認も無しにPK達が扉を開け始めてしまった。
釣られてローレンが扉を開けると、中は円形の部屋と言う事以外はとくに何もない部屋だった。

611ローレン:2016/07/08(金) 00:28:58 ID:???
>>610
「ふむ、昔ながらのゲームならこういう時
 本棚やタンス、壺の中にアイテムがあったりするんだがな」

と昔のゲームを懐かしがるローレン

「この部屋には何もないか」

周囲を見渡し、何かないか確認をする。

612瑠璃垣一味:2016/07/09(土) 23:11:10 ID:awAfx0uU
>>609
相川(ゆきにゃん)「右じゃ無かった、左回しか!!」

瑠璃垣(ルイ)「もっと腰を入れて引き抜くんですわーー!!」

より被害を増やそうとする2人の背後に二条が立つ。

二条(ミツルギ)「楽しいか?」

不自然なほどに、にっこりと笑う。

―――――――

二条(ミツルギ)「……あれは……?」

ぼそりと呟きながら、輪の中で1人だけ目線より上にある天使像を見つめている。
皆とは別の事に気を取られている。という様子は根暗やハイマから見ても一目瞭然であり、
二条の視線を追えば、二条が何を言いたいのかも概ねわかる。

瑠璃垣と相川はたんこぶを作り、柱の陰で放心状態となっている。よほど恐ろしい目に遭ったのだろう。

613名無しの魔術師:2016/07/13(水) 08:26:43 ID:3cQHs10o
>>611
何もない殺風景な部屋だ。強いて言うなら腕を拘束する鎖が吊るされている事から
ここはもともと牢屋が何かだったのかな、と思えるだろう。
それと、屋内の部屋なので外の景色が見えるわけでもないのに、不自然に四角い穴があけられていた。
これは荒れて空いた穴ではなく、人の手によって作られたものだと分かる。

他を探そうと部屋を出ようとしたか、あるいはまだ室内にいたとしても
ローレンの耳に叫び声が聞こえた。

PK剣士「ぎゃあっ!?」
他の部屋に入っていたPK達の声だ。

614名無しの魔術師:2016/07/13(水) 08:30:09 ID:3cQHs10o
>>612
根暗「やれやれ…」
やや根暗は呆れ気味に、ハイマは苦笑しながらたんこぶを作った瑠璃垣達を見ていた。
そして二条の様子に気付き、視線を上に向けると…


天使像「――――」
メキメキと音を礼拝堂に響かせながら、天使像がなんと動き出した。
石像なので表情などは分からないが、もしや十字架を弄った事が理由で動き出したのだろうか。

天使像は立ち上がるとパラパラと砂のようは破片を落としながら、礼拝堂の中央に飛び、着地した。

ハイマ「こ、こいつは…」

根暗「いわゆる、ボス戦か…?」
顔を引きつらせながらも、cocomagi経験者の根暗とハイマは天使像が着地した時点で
即座に構えていた。

615瑠璃垣一味:2016/07/13(水) 20:47:11 ID:???
>>614
二条(ミツルギ)「こんなタイミングで!瑠璃……いや、ルイ、ゆきにゃん!!」

またもや鬼の声を聴いた瑠璃垣と相川は、瞬く間に立ち上がり目の前の敵と、少しだけ二条の顔を伺う。
二人に意識が戻ったのを背中で確認し、腰の剣を抜く。
ハイマ以外から見れば、いつも二条が剣道をする時の正眼の構え。初対面のハイマから見ても、剣道の構えであり、その練度はと言えばより教科書に近いことがわかる。

瑠璃垣(ルイ)「成る程、この先への侵入を阻む守護者<ガーディアン>というわけですわね!」

二条(ミツルギ)「ゆきにゃん、君には敵の指一本触れさせん。だから、ゆっくり自分のペースで支援してくれ」

相川(ゆきにゃん)「うっす(オタク女子なら卒倒モンだな……)」

相川は二条からの指示を受け、いつも通り、気怠げに弓を構える。

616名無しの魔術師:2016/07/16(土) 08:53:29 ID:3cQHs10o
>>615
ハイマ(剣道の有段者なのか?素人目に見ても綺麗な構えだな…)

根暗「皆、コイツは普通の敵キャラじゃなさそうだ!俺とハイマで様子を見る!!」

二条達にそう叫ぶと根暗は自己強化スキルを発動し赤いオーラを纏う。
ハイマも根暗の言葉に頷くと盾を構えて前に出る。

ハイマ「騎士宣戦(エネミーコール)!」
スキルを発動させたハイマの盾が眩く光ると、天使像の視線がハイマへと移った。
ゲームに詳しい物ならば、この能力がターゲットを自分に優先させる物だと感じれるだろう。
ちなみに対人戦では敵の索敵を自分に向けさせる物だ。


敵の視線がハイマに向かった事を確認した根暗が仕掛ける。

根暗「ぐっ!?」
スキルによって剣の形をしたエフェクトを手にした根暗が斬りかかったが、
天使像の背中はわずかに切り目が入っただけだった。
根暗はそのまま天使像の背中を蹴り二条達の近くに着地する。

天使像がハイマにその巨大な腕を振り下ろすが、構えられた盾で確実に受けると
その勢いを利用して後退して距離を取る。慣れた動きから良くこういう戦略をとっているのだろう。

ハイマ「準前衛とは言え上級ジョブのサウンドマスターの攻撃でもビクともしないとはな」

根暗「悔しいが俺はサポートに徹した方が良さそうだな…」

根暗とハイマのけん制で分かった事は天使像の動きは今のところそんなに素早くない事
そして物理的な攻撃には強いと言う事だ。

ハイマ「魔術攻撃ならもしかしたら通るかもな…ルイの攻撃が鍵になるかも」

根暗「ミツルギ、俺のスキルで皆の攻撃に属性付与をしてみる
   そうすれば物理でも多少通るようになるかもしれねぇからな
   ただ、このスキル準備中は動けないから、出来たらハイマと一緒にサポートしてもらいたい」

617ローレン:2016/07/16(土) 11:05:01 ID:???
>>613
「…?」

拘束するための鎖、牢屋だったのだろうか。
それとも拷問するための部屋だったのだろうか。
そしてある箇所に視線が移った。

(この穴は人工的に作られてる。何か仕掛けでもあるんだろうか)

「悲鳴!?まさかここの連中と遭遇したか!」

急いで部屋を飛び出し声が聞こえた部屋へと向かった。

618瑠璃垣一味:2016/07/18(月) 16:45:42 ID:???
>>616
二条(ミツルギ)「わかった、では、根暗が準備中の間はアイツに賭けてみよう」

瑠璃垣(ルイ)「残念ながら、もう皆の出番はありませんことよ!」

瑠璃垣が杖を構え詠唱を行うと、拳大の火球が3つ現れる。
ちょうど、PKがハイマに掛けようとしていた魔術(>>568参照)と同じ様なものである事がわかる。

瑠璃垣「さぁ燃え尽きなさい、ファイヤーボール!!」

瑠璃垣の声を引き金として、3つの火球はそれぞれ天使像に向かって放たれていく。

619名無しの魔術師:2016/07/26(火) 22:53:33 ID:3cQHs10o
>>617
ローレンが通路に出ると、アリアスも声を聞いて飛び出してきた直後だったようだ。
それを確認すると第二、第三の悲鳴が響く。

アリアスと共に声のした部屋に向かうと、PK達が身体のいたるところを焦がして倒れていた。
部屋は先ほどローレンが入った部屋よりは一回り広く、やはり人口的な四角い穴が開いていた。

アリアス「何が―――」
様子を調べようとアリアスが一歩踏み出した瞬間、無数にある四角い穴の一つから、
燃え盛る火球が高速で飛来してきた!火球はローレンの方へと向かっていく!

620名無しの魔術師:2016/07/26(火) 22:59:02 ID:3cQHs10o
>>618
三発の火球が順に天使像へと炸裂し、轟音が礼拝堂に響く。
根暗が仕掛けた時よりも確かな手ごたえを感じられ、天使像が数歩後ずさった。

しかし、装備が二条達よりも多少良いだけでやり込みの少ないのが原因なのか
天使像はまだ余力たっぷりと言わんばかりにこちらに歩き始めた。

ハイマ「物理攻撃よりはダメージが通るって事か!」
それを確認したハイマが自身の身を大きく隠す大盾を構えて瑠璃垣達の前に立ち
先ほど使用したスキルを発動する。天使像はその巨大な腕でハイマの盾を殴りつける。

ハイマ「ぐぅ!?盾になるとは言ったがこれはキツイな…!」

瑠璃垣達が仕掛け、ハイマが敵の攻撃を受ける役を続けられればいずれは勝てるかもしれないが
そう上手くはいかなそうだ。

根暗はスキルの発動の為魔法陣を描いて詠唱を始めている。

621瑠璃垣一味:2016/07/26(火) 23:34:11 ID:???
>>620
二条「……これならどうだ!くっ……!」

二条はハイマの下へ駆けつけ、ハイマの持つ盾を一緒に支える。
勿論、高防御力を誇る騎士職では無い上に、低レベルの下級職だ。ハイマからすれば猫の手が増えた程度にしか実感できないかもしれないが、物理法則で言えば、攻撃の衝撃は支える手が増えた分、分散する。

瑠璃垣「ひとまず足止めにもなる攻撃を……そうですわ!!」

瑠璃垣は何かを閃いた様子で、ハイマの隣へ駆け寄る。

瑠璃垣「ウィンドブロー!!」

瑠璃垣が唱えると、天使像から見て"向かい風"が吹く。本来はかまいたちによってダメージを与える魔術の為、石像には効果が薄い。が、それはあくまでかまいたちによるダメージの話である。
足止め効果だけは十分に働き、空気の流れも乱れる為、宙へ逃げようとすれば尚更足止め効果は高くなる。

622ローレン:2016/07/27(水) 18:49:19 ID:???
>>619
アリアスの後ろにいたローレンは火球が飛び出す瞬間を目撃した。

「危ない!」

アリアスを咄嗟に突き飛ばし、迫る火球を回避したが
しかし部屋の中に入ることになってしまった。

「さっきの部屋にもあったが、あの人工的な穴はトラップだったのか。
 お前たち生きてるか?」

焦げPKたちへと声を掛ける。

623名無しの魔術師:2016/08/10(水) 00:55:30 ID:3cQHs10o
>>621
ハイマ「ぐっ…大丈夫かミツルギ!」
衝撃が分散し、ハイマは予想よりも素早く態勢を立て直すことが出来、二条を気遣う。

一方、瑠璃垣の放った風で石像は進む歩を鈍らせてはいるが
突如、その拳を振りかぶり地面を強烈に殴りつけた。

それによって発生する大きな衝撃波がこの場の全員を襲う。

624名無しの魔術師:2016/08/10(水) 00:59:42 ID:3cQHs10o
>>622
PK剣士「ぐう…」
ところどころ焦げており、㏋は危険手前と言った状態だ。
ただの罠でここまでのダメージを受ける物なのだろうか?ローレンらが避けた火球は壁に当たり四散した。
平均的なレベルの魔術師の攻撃の威力に近い。

?「やれやれ、まさかPKどもが侵入してくるとはねぇ…」
周囲に反響する、男の声が響く。

?「そこにいるのは…ローレンか。まさかPKチームに入っているとは残念だよ」
ローレンこと沙耶には、このような声の知り合いはいない。
が、LostWorldについたばかりの頃、このチームP3の所属を名乗るプレイヤーと情報交換をしたはずだ。
名前は確か、オルギ・アイだったか。

625ローレン:2016/08/11(木) 00:14:35 ID:???
>>624
(この声…確かグラスホッパーと話している時に現れた)

ふとその時のことを思い出した。
確か片方の目が空洞になった容姿のキャラ

「色々あってな。オルギ・アイだったか?」

室内に反響する声に答える。
どこにいるのか、さりげなく気配を探ってみるが

「室内では、戦うのに不向きなジョブだったと思うがね」

626瑠璃垣一味:2016/08/11(木) 22:36:18 ID:awAfx0uU
>>623
二条(ミツルギ)「これしき……ッ?!」

自覚なく、ミツルギの膝は地に崩れ落ちる。
装備も経験も初心者レベルの彼女は、天使像の攻撃により盾越しとは言え、"HP"という具体的な体力を大きく奪われていた。
現実であれば、叩き上げの根性でどうにかなったかもしれないが、体力も数値化された世界では、その通りにはいかないようだ。

相川(ゆきにゃん)「先輩、やっぱ無茶スよ……」

遠くから機会を伺っていた相川であったが、見兼ねて薬草を手に、皆に近づく。

そこへ、天使像が地面を殴打したことによる衝撃が走る。

相川(ゆきにゃん)「うわっ!!」

瑠璃垣(ルイ)「なんてこと……ッ!」

攻撃は、瑠璃垣一味全員にダメージを与え、瑠璃垣からの攻撃の手も一時的に止んでしまう。

二条(ミツルギ)「このままではやられるぞ……!」

627名無しの魔術師:2016/08/24(水) 17:44:40 ID:3cQHs10o
>>626
ハイマ「せめて火力の高い奴が居てくれれば…!」
舌打ちしながらハイマが再び天使像の気を引こうとした時、全員のパラメータに変化が起こった。

根暗「…待たせた!響き渡れ!!"PowerofVoice"!!」
根暗の声が礼拝堂に文字通り響き渡り、彼を中心に魔法陣が広がる。

二条、瑠璃垣、相川を包むその光は彼女らの体力を回復し、ステータスに大幅な強化を与えた。
初心者ステータスなのは確かだが、先ほどまでとは雲泥の差だろう。

根暗「この呪文は時間制限がある!
   攻勢に出るぞ!瑠…ルイ!さっきの火球を連打だ!」

ハイマ「ミツルギ、立てるなら俺と一緒に回り込むぞ
    ゆきにゃんは距離を取って援護頼むぜ!」

628名無しの魔術師:2016/08/24(水) 17:49:49 ID:3cQHs10o
>>625
オルギ・アイ「そこはまあ、戦術でどうにかする物さ」
声は反響しており、何処にいるかを探るのは難しそうだ。

オルギ・アイ「何が狙いか知らんが、拠点の中を好きに歩き回れては困っちまうからな
       逃げるなら見逃すが……どうする?」

アリアス「チッ、余裕かましやがって」
悪態をつくアリアス。ランクだけ見るならばオルギ・アイの方が各上だが
距離を詰める事が出来れば圧倒的に有利なのはこちらだ。
どうやってオルギ・アイを探すかだが、それを思考しようとした時、こちらに数名の足音が聞こえてくる。
十中八九、P3のプレイヤーだろう。

629瑠璃垣一味:2016/08/25(木) 00:47:04 ID:awAfx0uU
>>627
相川(ゆきにゃん)「待ぁーってました!」

皆より距離を取った場所に位置取り、矢を放つ。その一撃がヒットしようが防がれようが、天使像の次の行動を1テンポ遅らせる事になる。

瑠璃垣(ルイ)「ここからは、ずっと私たちのターンですわ!」

瑠璃垣は瑠璃垣で、根暗の言葉通り先ほどのファイヤーボールを3秒に一度のペースで詠唱し続ける。

二条(ミツルギ)「この位回復すれば、十分だ!」

気合を入れて立ち上がった二条は、
先の2人の攻撃に翻弄される天使像の背後に回り込み、すぐに剣を上段に構える。

二条(ミツルギ)「ゃぁぁぁああああ!!」

それからは、剣道で鍛えられた素早い足運びで天使像に接近し、剣を振り下ろした。

630ローレン:2016/09/01(木) 01:23:46 ID:???
>>628
(まだ話せば分かりそうな人物ではあるが…)

オルギ・アイの言動から推測することしか出来ないが
今自分が所属しているチームの人間たちより圧倒的に話は通じるだろう。
だが悲しいかな、それには時間が足りなすぎる。

「そっちがこちらの仲間を返してくれるなら、すぐにでも帰るのだがね」

隠れるのが上手い。自分のキャラの特性を良く理解している。
オルギ・アイについてそんなことを思考していたが足音が聞こえてきた。

「まずいな…アリアス、ここは撤退しよう」

そう言って倒れた一人を担ぎ上げる。
敵の本拠地で囲まれたらそれこそ勝ち目がない。

631名無しの魔術師:2016/11/14(月) 15:46:04 ID:4icmyV8o
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632名無しの魔術師:2016/11/29(火) 17:59:31 ID:4icmyV8o
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