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ここだけ魔術のある世界〜レストレーション!〜
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参加する際の注意事項
・俺Tueeeeeeeeeeeや、厨設定、強さのインフレはほどほどに
・魔法は「魔元素設定」に沿った設定であることが望ましい
・『中の人の』安易な気持ちで人(自キャラ、NPC含む)を殺すな。死んだら生き返りません。
・鬱展開とシリアス展開は違います。ただし、↑と共に『キャラとして』相応しいなら問題はありません。
・場の空気は出来るだけ読もう。カオスな時もあります
・書きこむ前にリロードを
・描写はできるだけ丁寧に。認識のすれ違いを避けるためです。
・本スレの出来事は演技ですから恨まぬように、また演技に私怨を持ち込まない。
・眠い時は無理せず寝ましょう 健康を損ねないように
・多数対少数の場合は、少数の中の人たちのことも考えよう
・スルーされてもめげない
・一番重要なのは楽しませること、そして楽しむことです。
イベント、ストーリー展開に関する注意事項
・乱入されても泣かない。乱入が嫌なら先に断っておきましょう
・あまりにも無茶な振りをしない。されて困る事はしない
・次の日に持ち越す事も考えよう。
・単なる自己満足はほどほどに
・イベント発生場所に貴方のキャラクターが居る可能性がありますか?
・相手のキャラクターとの関係はどんなのですか?
・自分のキャラは何事にも首を突っ込むキャラですか?
・乱入する前にレスをしっかり読もう。
スレ立ては
>>900
>>950
>>980
>>1000
今日の一言
「今、この瞬間が全て」
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>>949
「ったく、腹に詰めすぎじゃないか?」
ネクロは常識の量で腹を満たしたようだ
>>950
「出資者ねぇ…俺もいない事はないんだが怖くて頼めないんだよな…お互い、金関係は苦労してると思われるな」
苦笑いしつつため息をつく
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>>950
「メッチャ美味かったッス!」
再びチンピラ敬語だ。
あれほどあったメシが食い尽されている事が、ガキの言葉が裏付ける。
好き嫌いが激しくて野菜のスープに手をつけないガキも居たが、別のガキがそいつの分も食ってしまったようだ。
>>951
「食える時に食っとかないといけねえんだよ」
このスラム街と云う場所では、食料の確保は切実な問題だ。
学園に通えるこのガキはまだ幸福な方なのだろう。おそらく、食費を削っているのではないだろうか。
「さて……じゃあ行くか!」
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>>951
「新しい義手も創りたいが、仕事がなくてねぇ……」
やれやれ、と言った感じだ。
>>952
「そりゃよかった。ま、腹が減ったらウチに来な。なんか喰わせてやっから」
穏やかな笑みを浮かべる。
「さて、と」
棚から東方の酒の一升瓶を取り出し。
「飲みタイムだなあたしゃ」
コップに酒を注ぎ飲み始める。
どう考えても飲み過ぎである。
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>>952
「お、もう動けるか」
確かに、この場にいる何人が自分が受け持つ学園にいるのだろうか。
最強にして最高の国、帝国の影にもこのような現状がある。
やはり、ままならないものである
「よし、それじゃ案内頼むぜ」
>>953
「仕事か…」
ふうむ、と考え事をしながら立ち上がる
「飲み過ぎ注意だぜ、そんじゃちょいとガキを一人借りていくぜ」
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>>953
「マジで!? じゃあまた来るぜ!メシもだけど、喧嘩の相手も付き合ってくれよな!
酒はほどほどにしろよ!俺たちの誰かが師匠を倒す前にアル中で死んだら、殺すぞ!」
死んだ奴をどうやって殺すのだろうか。
「そんじゃ、迷子の先生を案内してくるわ」
>>954
「オッケー。じゃあ行くぜ」
立ちあがり、ネクロとともに工房を出る。
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>>954
「おう、任せたー」
ぐびりぐびり。
>>954
「おうよ、いつでも来な。普段は此処に居るからよ」
ニヤリと笑い頭をワシャワシャ撫でる。
「さて、と。ツマミに魚でも焼くかな」
ネクロとKUSOGAKIが出て行くとおもむろにキッチンへと行く。
魚を出し、焼き始める。
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>>955
「そいじゃま、頼むぜがきんちょ」
>>956
「ああ、今度は仕事の話でも持ってくるぜ」
そういうと、KUSOGAKIの案内で幽霊屋敷へと向かうのだった。
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>>957
「ここがそうだ」
ガキが案内した建物は、屋敷でも何でも無かったが、確かに「幽霊屋敷」という呼称がぴったり合うような外見だった。
「爺さんはいつも居るから、多分今も居座ってるぜ」
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>>958
建物の全容、周りの状態、付近の建物まで見回すネクロ。
「よし、案内は此処までで良いぜ、ありがとうな」
ガキに礼を言って建物の中へ向かう。
この先に進むのは少し用心になる事にしたのだ。
その居座っている爺さんが話して分かる人物なら良い。それとネクロはどうしてもこの建物が欲しくて居座っている爺さんを追いだすわけではない。
相手がここを住処とし、移動する気が全くないならばすぐにまた別の物件を探すまでだからだ。
しかしここはスラム街、万が一爺さんが「キレ」た人物で提案した瞬間に暴れ出したりすれば危険な可能性もある。
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>>959
「うい」
建物は、うら寂れた雰囲気を持つ乾いた空気を漂わせてはいたが、
ネクロが五感で感じ取れる範囲では、どうも普通の廃墟のようだ。
しかし、破損や荒廃の度合いは小さいのは良いとしても、埃が余り積っていない事は、ここに住人が居る事を示していた。
奥に階段が見える。上り下りしても底が抜けるような事は無さそうだ。
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>>960
ガキを見送るとコンコン、と壁を軽く叩いたりしながら登っていく。
「見た目の割に良いかもしれないな…さて、住人はどんな奴かな…?」
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>>961
2階も、1階と同じ構造だった。特に目を引くような物は無い。
ネクロが壁を叩く音に反応するような気配も無かった。
このまま上り続ければ3階だ。
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>>962
「そういや地下があるか確認してなかったな」
「しかし人の気配がないな…もしや出払った?それならラッキーだが…」
三階に差し掛かる
「おーい、誰かいないのか?」
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>>963
3階もこれまでと同じだ。
さらに登ろうと上を見ると、階段は大きな木の板で塞がれていた。
急ごしらえの物のようで、その気になれば破壊できそうだ。
――板の向こうから人の気配を感じる。さらに、2つの魔力もだ。一方はかなり大きい。
魔力の源がどんなものであるかは、判然としなかった。
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>>964
(魔力?それも並じゃない…?)
警戒心がより強くなり、足音をたてないように進む
「警戒ってか、これじゃ俺のが不法侵入者みたいだな…」
小さくぼやきつつ
板を壊しては相手に警戒どころか争いになりかねない。
もしかしたら自分と同じ考えの者がすでに此処を使っている可能性もある
急ごしらえならば隙間があるだろう。もし可能ならばその隙間から先の様子をうかがってみる
出来ないなら、派手な音が出ないように小さな魔弾で壁の端を壊して取り外す
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>>965
「誰だ?」
隙間を除きこもうとするネクロの背後から、声が降り注いだ。
背後に老人が立っている!
ネクロは一瞬たりとも警戒を解かなかった。にもかかわらず、ネクロに全く気取られず背後に回ったという事だ。
魔術による転移だとしても、下手な術者では――いやそこそこの術者であろうとも、魔術師であるネクロにその魔力を全く感知されないというのは難しいだろう。
部屋の暗さのせいで、老人の素顔は良く見えない。ボロ布のようなローブから覗く腕を見ると、かなり痩せ細っているようだ。
その肌は灰色で、異様に乾燥してカサカサになっており、かなりの年齢を重ねて居るのか皺の数も尋常でない量だった。
老人からは魔力を感じる。同時にネクロは、4階から放たれる魔力の、小さい方が失せている事に気づいた。
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>>966
馬鹿な―――そう叫びそうになるのをこらえる。
振り返り老人の姿を暗がりの中で捉えたネクロの表情はやや焦りを感じさせた。
(魔力が小さい方が…この爺さん?クソガキが言っていたのはコイツの事か?)
「あー…その、声出しても返事がなくて誰もいないのかな、と思ったらこんな板があったもんでつい…」
アハハ、と渇いた笑いをしながら背にした板の仕切りから離れる。
「それと、束の事お聞きしますが、ここって無人の建物ですよね?所謂廃屋…こんな場所で…魔術師と見受けますが、爺さん何してるんですか?」
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>>967
ネクロの弁解と質問を聴き終わると、老人が木の板を一瞥した(ように見えた。暗くてよく分からない)。
すると、音も立てずに木の板が持ち上がる。4階への道が拓けた。
「黒と緑、どちらが好きだ?」
ネクロの質問に全く答えず、出し抜けに老人はそう言った。
ゆっくりと、その足で階段へと向かう。
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>>968
「え?黒か緑?」
予想外の質問に首をかしげる
「あー…どっちかと言えば…緑、かな…」
黒服に黒マントを愛用していながらこのチョイス
「じ、爺さん?今の質問なんだよ?」
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>>969
老人は質問に答えず4階へと消えて行った。
何か物音がする。
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>>970
「やっぱ工房にしてるのか?」
気になりながら、ネクロも四階へと向かう
「おい爺さん、質問しながら答えないのはどーかと思うが…」
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>>971
日照権と云う概念すら無いスラム街だが、この時間帯に入射光を著しく遮る物は無い。
にも拘らず室内が薄暗く感じるのは、既に窓が経年劣化から白くなっている事の他に、寂れた雰囲気があるからだろうか。
いや……おかしい。
ネクロがマキアの家で食事を御馳走になってからまだ幾らも経っていない。つまり今は午後だが、日は高い筈。
そして窓は西にも設置されている。にもかかわらず、西日が入って来ないのだ。
部屋の最奥には、布を被せられた物体がある。おおよそ高さ2mほどの直方体だ。
老人よりも遠くにあったが、離れていても魔力は老人よりも強い存在感を放っていた。
どうやら、大きい方の魔力はこちららしい。
4階の真ん中に不釣り合いに美しいテーブル1つと、綺麗な椅子2つが設置されている。
そこに老人が立っていて、テーブルに何かを置いた。
「緑だから、緑茶だ」
湯呑から湯気が立っている。
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>>972
(何かで日差しを遮ってるのか?)
「黒だったらコーヒーか?」
受け取りながら呟く
それにしてもかなりの魔力をあの何かは放っているようだ。
「あー…爺さん、アンタ魔術師か?で、この建物の三階から先はアンタの研究スペースになってるのか?」
工房が欲しくて訪れたのが理由だ。もし先客がいるならさっさと手を引くつもりなのだ。
この老人が何をしているのか非常に気になるが
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>>973
「紅茶(black tea)だ」
「住んでるだけだ。無人だからな」
淡々と質問に答える。
「お前こそ何者だ。ここに入って来れたという事は魔術師だろう。最近の不動産業者は魔術も嗜むのか?」
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>>974
「住んでるだけね…」
最奥に置かれた何かに視線を向けつつ
「察しの通り俺も魔術師さ、ここが無人の廃屋で誰も使ってないって言うから、俺の工房にしようと思って見に来たんだ」
「そしたら爺さん、アンタがいた。アンタが此処に定住してるなら、俺は大人しく手をひくよ」
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>>975
「…………」
沈黙。
何か考えているようだった。
たっぷり1分は考え込んだ後、口を開く。
「お前、あれの布を取ってみろ」
魔力を放つ“何か”を示して言った。
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>>976
「ん?良いのか?なんかすげぇ大切なもんみたいに見えたけど」
何かに近づく。布をかぶってる為やはり何なのか分からない。
「布とったとたんにドカーンとか勘弁してくれよ?」
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>>977
「お前なら大丈夫だろう」
ドカーンは否定しないらしい。
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>>978
「どういう事だよ…」
ドカーンとかになったらマジで最悪だ。
可能な限り離れて布を取る事にしよう。
ぷるぷると指先を震わしながら、ネクロはそっと何かを覆う布を取った
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>>979
ネクロは、布を取り払った。
………。
目を覚ました。いつもの天井が見える。
どうやら夢を見ていたようだ。何かとてもリアリティのある夢だったような気がする。
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>>980
「…………」
あれ?どうして俺は寝ているんだ?確かマキナと言う魔機師の女性に会って、KUSOGAKIに幽霊屋敷の事を聞いてそこへ向かったはずなのに。
むくりと起きて周りを見回す
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>>981
むくりと起き上がろうとして……失敗した。
自分の身体がおかしい。手も足も無いのだ。
いや、脚はある。自分の胸部についた、5対の短い脚が。
これでは、そもそも起き上がる事など出来ない。
ん? 『起き上がる』? 奇妙なことだ。何故自分は『起き上がる』などという動作が出来ると思ったのだろう。
獣ならともかく、身体が円筒形である自分が、そんな行動をとれるわけが無い。四足獣や二足歩行生物じゃあるまいし。
触覚の調子を確かめてみる。
何故か一瞬、自分に触覚が存在するという感覚に戸惑いを覚えたが、それもすぐに霧散した。
段々夢の内容を思い出してきた…………なにか、凄く奇妙な生物になりきっていた気がする。
青い太陽がもう空高く昇っている。清々しい朝だ。
円筒形の身体を回転させて、仰向けからうつ伏せになり、その脚で会社へと向かおう。
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>>982
おかしい、おかしい
何がおかしい?おかしくない
どうも変な夢をみていたようだ
まだ頭の中身が夢の中にある気がする
さっさと身体をうつ伏せにして移動しなければ、いくら自慢の脚でも会社に間に合わなくなる
さあ、急いで向かうとしよう、空に昇った青々と輝く太陽の高さを見るに、時間はあまりない
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>>983
いつものように朝食を食い、いつものように滑り台を降り、いつものように道を歩く。
カプセルに乗るのもいつものようにと行きたかったが、何か事故があったらしい。
仕方なくチューブで会社に向かう。乗り心地は悪いが、歩いて行ったら遅刻だ。
会社でも同じ思いをした同僚が何人も居たらしく、口から卑猥な形で糸を吐いている者も居た。
“あなた”は流石にそこまで下品な動作はしなかったが、彼らの気持ちは理解出来た。
「オフスド。お前宛てに荷物が届いてるぞ」
自分が呼ばれている事に気づくのに、2秒は掛った。
なんだか今日は調子が悪い。夢のせいだろうか。
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>>984
“俺”もチューブは好きになれない。あの乗り心地の悪さと言ったら、胃袋を満タンにした状態で三回転くらい絞った気分になる。
その点、カプセルの乗り心地は最高だ。だから同僚の気持ちも分かる。流石に我慢した方が良いと思うが。
オフスドと言う奴に荷物が届いたらしい、早く行けよ
ああ、オフスドは俺だった
「はい」
調子が悪い、何故だろうと思いながら荷物を取りに向かう
かさかさ、脚を使って
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>>985
荷物を見る。小包だ。
大きく見積もっても2m程度しか無い小さな直方体で、布を被せられている。
「開けてみろよ。誰かからのプレゼントかもしれないぞ」
……これと同じ形の物を、どこかで見たような気がする。
だが、あの時はもっと………なんというか、威圧感のある大きさだった気がする。
一方これは、せいぜい“あなた”の全長の三分の一くらいだ。
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>>986
なんだろう、これにそっくりなものをじぶんはみたきがする
でもプレゼントは悪い気はしない、自分に届けられたものだし、悪いモノということはないだろう
開けてみろと言う声にしたがって小包を開ける
でもなんだろう、もっとこう、威圧感というか、威厳と言うか、そんなものがあった気がする
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>>987
“あなた”は、布を取り払った。
………。
“ネクロ”は、目を覚ました。
眼前にあるのは、布を取り払われた直方体。
それは、時計だった。
良く見てみると正確には直方体と云うより棺形だ。
針が4本あり、奇妙な動きで時を刻んでいる。
「どうだったかな? 『ド・マリニーの掛け時計』……その模造品だ」
老人が、ネクロの後ろから声をかけた。
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>>988
「…う…」
眉間を押さえながら膝をつくネクロ
そして老人の口にした名前に反応する
「ド・マリニーの時計…の模造品、だと?」
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>>989
「その通り。効果は限定的だし、本物や『銀の鍵』ほどの力は持たないが、使うこと自体は出来る。
その様子を見ると、何か見えたようだな。私は何も起こらなかった……茶でも飲むか?」
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>>990
「安っぽい言葉だけど…「あんなおぞましいモノ」久しぶりにみたよ…」
「茶は…いただく」
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>>991
「良い反応だ」
老人は再び緑茶を出す。
「私はこれの所有者だったが、適性は無かった。
これを後世に遺すか、処分するのか迷っていた。良いモノなら残さなければならないし、そうでないなら残してはならない」
「寿命が来る前に、お前が現れた。そしてお前には適性があった。お前はこれを使った……いや、使われたのかも知れん。
いずれにせよ、私の心は決まった。こいつは破棄しなければならん」
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>>992
「壊しちまうのかい?」
まあ残して気持ちの良いモノかと言われれば違う
ネクロは静かに緑茶をすすった
「これを創るにしろ手に入れるにしろ、並大抵じゃなかったんじゃないか?」
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>>993
「いや、たまたま知り合いの魔術師が死んだ時に遺したんだ。
友人が私しか居なかったからな、遺言で全財産を私にくれたんだ。そして、倉庫からこれが出てきた」
老人が時計の前に立つ。
破壊の魔術を発動させるために詠唱を始めた時。
どたどたどた。
幽霊屋敷を駆け昇って来る足音があった。
「……近所のクソガキどもにしては音が重い。今度こそ本当に不動産業者か?
いや、違うな。三階に辿り着いた……魔術師か?」
現れたのは、糞ガキでも不動産業者でも無く、ネクロの良く知る魔剣エミヤだった。
魔剣「よお!近所のガキが心配してるぜ。幽霊屋敷から入ったまま出て来ないって。
まさか魔術師しか通さない結界が貼ってあるなんてな!俺が近くに寄って良かったぜ。
ところでその爺さん敵?」
いつものように、大男は凄い勢いでまくし立てた。
……?
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>>994
「そうだったのか」
爺さんの身の上話を聞いていたところに足音が響く、現れたのは良く知った人物だった。
「なんだ魔剣じゃないか、いや敵なんてとんでもない、この爺さんは…」
そこまで言って口を止めた。
相手は魔剣、良く知った仲間の一人だ。
クソガキが心配して気を使って呼んでくれたんだ、この身体のでかい男に宿った魔剣エミヤを
待て/何故?
待て/違和感
待て/違う
「…待てよ、お前、なんで『元』に戻ってるんだ?」
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>>995
「『元』?……どういう意味だ?」
大男はネクロに尋ねた。
「おい、大丈夫か? 顔色凄え悪いぞ?」
大男がネクロに近づいてくる。
そこへ、老人が口を開いた。
老人「今、彼は……私にも良く分からないが、凄い体験をしたようだ。
まだその時の混乱が残っているのかもしれない。
私の調合した精神安定薬がある。使うか?」
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>>996
「…お前、今使ってる身体はシャドーマンだよな?…ガルマキルマは…残念だけど死んでるんだよな?」
大男の魔剣に問うネクロ。
「悪いな爺さん、頼むわ」
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>>997
魔剣「シャドーマン……? 何だそれ……聴いた事あるな。
………ああ、あのサイボーグみたいな奴? ああ。それは良い発想だな。
でも全部あの戦いの時にブッ壊しちまったよ」
魔剣「あとガルマキルマって誰? 急に変な事を言うな。ホントにどうしたんだ?」
老人「ほら、飲め」
丸薬を手渡される。ネクロも知っている有名な一種の霊薬で、高価だが効果は高い。
飲めば、たちまち心を平安な状態にしてくれるだろう。
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>>998
「悪い、今まともに会話が成立しそうにない…」
老人が丸薬を受け取り、一飲みする
効果が高いならすぐに効くだろう
(『狂ってる』俺がここまで参っちまうなんてな…)
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>>999
薬は、的確に効果を現す。
ネクロは平常心を取り戻した。
鎮まった心で考える……この違和感は何なのだろう?
気のせいか? それとも、何か重要な意味があるのか?
少なくとも、幻覚や夢を見ているわけではないらしい。
大男と老人の姿ははっきりしており、五感は明瞭だ。
魔剣「なんか、マジで調子悪そうだな……ホントに大丈夫?」
部屋は元々暗いが、だんだん暗くなってきた。
ただでさえ、『東にあるにもかかわらず傾いた東の日が入らない奇妙な窓』なのに、これ以上暗くなったら大変だ。
と思っていたら老人が蝋燭に火をつけた。
老人「暗くしてあるのはわざとだ。明るいのは好かん」
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