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詩専用スレッド

1青柳:2006/07/27(木) 01:10:59
許可いただいて朗読した詩人さんの詩をUPしていきます〜

2青柳:2006/08/11(金) 01:14:28
10日放送分
「人の花」(亜彩)

ひとつずつ 種を蒔いて
それは 忘れた頃にやって来る
荒れ果てた土地にでも咲く花を
眺めているのが 好きだった

樹木のように 長くは生きられない
かといって 一年草のように儚くもない
宿根草が 根付くように
こんな私でも 根を張って生きれるでしょうか

3青柳:2006/08/11(金) 01:15:29
10日放送分
「海月」(ひさし)

月になりたかった水母
水面に移る月と水母

月になりたかった
でも水母だった

あれは愛だったのか
骨まで溶けて私は水母になったのか

分からない
でも
月になりたかった

暗い夜でも君の心を暖かくする月の光
あきらめなさい
でもあきらめられない

水母はいつか月になれるだろうか

4青柳:2006/08/11(金) 01:16:18
10日放送分
「音のある生活」(越波)

音が生活を支配している。
雑踏の高低に渡るノイズィなサウンド。断続的に響く列車のバス。自らの靴音が刻むビート。襟足を撫でる掠れた風のホーン。

誰かが言った。
「俺はお気に入りのナンバーを頭の中でかけながら走ってるんだ。」

僕は違う。
体の中で刻まれるリズムが。
外からやって来る無数のノイズが。
いつの間にか熱狂的でまとわりつく音楽になって駆り立てて来る。

その時にしか聞こえない音楽。
僕の為だけの音楽。
他の誰にも、この時以外の何時でも、意味を為さない。

何て何て贅沢な。
一時限りの夢見るようなサウンド。

でもそれに恋焦がれて
僕はまた何か捜し求めてる。
少しでも面影の似た
狂おしくなるような
キモチノイイ音楽を求めて

手を伸ばす。
耳を傾ける。
じっとうずくまって
瞼を閉じる。

5青柳:2006/08/11(金) 01:17:21
10日放送分
「食事は外で済ませました」(ちゃお ゆきえ)

へびいちごは
 へびの食べる いちごなんだと
 とうさんは言ったんだ

 わたしは
 ちがう気がした
 へびになれる いちごなんだと

 だって
 いつも へびいちごを食べるけど

 へびになれる気がするもの
 草をかきわけて
 にょろにょろと

 こころが
 やぶへびになれるから

6青柳:2006/08/18(金) 01:30:20
17日放送分
「かみさまのこども」(しんしあ)

きんいろのおつきさまが
僕をよんでいるから
いかなくちゃいけないけれど
まだ僕は
おゆるしをもらっていないから
あかいえのぐを
まどガラスにぬるんだ
そうしたら
おつきさまはまっかな血にぬれて
僕をよべなくなるから

だから
僕はえのぐをもっている
かみさまがくれた
たったひとつのプレゼント
僕はこれしかもってないから
だいじにだいじにかくしておくんだ
クローゼットのなかに

そこはとてもまっくらで
だれもはいることができない
シカクをもっていないから
僕だけがトクベツだから

かみさまが
僕だけにゆるしてくれたシカク
僕をあいしてくれているシルシ
それは
あかとくろのセカイでいきること
ずっとずっとえいえんに

7青柳:2006/08/18(金) 01:34:59
17日放送分
「風ヲ浴ビテ」(kota)

島国ヲ出テ 遠ク 一人

荒涼トシタ砂漠デ

俺ノ世界ハコノ手ノ届ク所マデ

ウィスキーヲ飲ミナガラ

俺ハ 一人

風ヲ浴ビテ生キヨウ

8青柳:2006/08/18(金) 01:38:41
17日放送分
「露呈」(オトネ)

ねぇ。

君は裸体になってまで
人々の気を引こうとする
ねぇ それで得たモノが 寂しさを埋めてくれるとでも?

ねぇ。
今傍に誰がいる?
高い御金で買ったソファ
お気に入りのテレビとパソコン
それで君の何が変わったの?

ねぇ気づいてる?
ねぇ知っている?

君はそんなことをしなくても
十分魅力があるのに。

人は 与えられて生きている
君にも 与えられたモノがある

メイクを落とした素顔の
その透明な瞳は汚れを知らない。

もう一度
考えてみて

何が価値観で
何が正しくて
今本当に欲しいのは何なのか。

9青柳:2006/08/18(金) 01:52:12
17日放送分
「無題 05.4.17」(あっしー)

結局なんだったんだろう?
所詮そんなものか?
そんな風に思う日もあるだろう

眠りにつくまでのほんの僅かな時間が苦しかったり
やけに空が遠く感じたり
そんな風に感じる日もあるだろう

ただ無性に泣きたくなる
目の前の空き缶を思いっきり蹴飛ばしたくなる
そんな衝動に駆られる日もあるだろう

でも

それが「生きてる」ってコトなんだろう
それが「人間」ってヤツなんだおる

空は青い
地下鉄は今日も奔る
街はいつも賑やかだ

さぁ、ドアを開けて一歩踏み出そう
きっと誰かがキミを待っている

10青柳:2006/08/18(金) 01:54:35
17日放送分
「痛い蒼」(カムイ)

やっととれた休みに沖縄を選んでみた

休みたくなったわけじゃなくて

いつかもう一度ひとりできてみたかった本当に青い海

まだ時間が必要な気持ち・・・僕はいつまでこの重い荷物を引きずっていくのだろうか

街に出てもテレビを観てても目に映ってしまう「人の幸せ」

自分のことじゃないのに本当に嬉しい・・・みんながいつまでも幸せに・・・

でもその幸せの大きさと比例するように

「僕はその幸せを持っていない」という事実だけが大きくなっていく

でも大丈夫・・・それじゃダメなんだってやっと気づけたから

想うだけじゃなくて

大事にするだけでもなくて

もう後ろは振り向けなくて・・・顔を上げればうっすらと見えるものがあるから

目の前に広がる痛い青は本当に青くて・・・想像通りの、僕が大好きな青

いつかきっと、僕の心も君との思い出も

こんな青で澄み渡っていくんだ・・・

11青柳:2006/08/25(金) 11:08:15
24日放送分
「現人神」(亜彩)

現人神
もう恋はしないんだと
いつからそんな詰まらない奴になったんだと
そう問い詰めて言い訳を
「最後の恋だったから」
おい死に際でもあるまいし
どうしてそうと言い切れる
「大切なものは一つだけ」
どうして君は言い切れる

見渡す限りの星はまだ
全て見たような気になっているだけで
もっと高い場所から見たらちっぽけなものだったと
そんな風に思える そんな気にならないかい

僕と一緒に飛んでみよう
けして破れない羽をあげよう
天空は意外に近いよ

ほらオゾン層を突き破って
月まで行こう
闇の暗さに慣れたら
今度は君が歌う番だ

あいつを忘れて
あいつを消去して
君の何もかもを奪いつくしたつもりでいる
あいつを抹殺してしまえ

あいつの高い鼻をへし折ったら
きっと笑えるから だから
そうしたらkissして

魔法は何度でも使えるように
最初に設定しておいたんだ
その封印が解ける事を
無垢な君はまだ知らないから

僕は現れたんだ
うつつだと知りつつも
甘美で険しい破戒の道を歩む

君を奪って逃げるんだと

12青柳:2006/08/25(金) 11:09:30
24日放送分
「あめ」(taku)

かたつむりがよろこんでいるね。
お花や森の木々がよろこんでいるね。

野山のどうぶつたちがシャワーをあびているよ。
みんなきもちよさそうだね。
かえるが水たまりでおよいでいるよ。

そのときの笑顔がみたいから空はあめをふらすのかな?

13青柳:2006/08/25(金) 11:10:32
24日放送分
「目頭の奥」(ひろ)

あぁ、いやね
にじんで目の前が見辛いから
キミに宛てるメールも打てない

あぁ、いやだ
画面が濡れちゃうよ
ケータイは水に弱いのに

拭っても拭っても
涙、止まんないね
言いたいこともまとまんないけど
さよならって事だけは
伝えられるから

最後の一文字打って
これでもう
さよなら、だね

キミはキミの道行って
あたしはあたしの道を行く

でもね
これでいいんだよね。
うん、明るい未来に向かって
ふっきって行こう

さよなら、バイバイ
これは未来に向かうため
あたし達が変わるため

さよならバイバイ
キミの事、ずっと心(ココ)にあるよ

「ありがとう」

14青柳:2006/08/25(金) 11:17:10
24日放送分
「My Hope」(信羅友奈)

夢を見せて欲しい
美しく優しい夢
そしたらきっと
また歩けるから

自分のことが嫌いって言って
傷つけることもあったね

愛させることを怖がって
人を拒絶していたね

My Hope生きていて
夢を信じていた
それが それが
私の希望ーー…

教えて欲しい
この思いの言葉を
その言葉から
My Hope

心の奥に閉じこめてる
自分自身の希望

踏み出すことが恐くて
一線引いていたね

My Hope心の奥底で
沈まされた感情
静かに 静かに
眠っているーー…

My Hopeいつかきっと
近付いていくよ
私の希望ーー…
解き放つためにーーー…

15青柳:2006/09/02(土) 23:28:15
31日放送分
「箱庭」(雪女郎)

箱庭を作ろう

まず木を植えて、芝生を引いて

家を建てて、池を作って

人形は何人並べよう、家族、恋人、仲間…

いろんな場面を作ろう

どんどん箱は大きくなる

箱庭の中はどんどん賑やかになっていく

こっちの家の人はこっちの村の…

こっちの町とこっちの国は…

どんどん箱庭は大きくなっていく

人形たちもある程度自分たちで働いてくれるから

どんどん箱庭は賑やかに楽しくなっていく

箱庭の中で恋や失恋、争いや諍い、コミュニケーションが広がる

私はもう何も箱庭に手を加えない

私が何もしなくても、箱庭はどんどん大きくなっていくから

私の仕事は一段落したから、久々に顔を箱に葉から上げて周りを見る

まっくら、せまい、ひとり…

箱庭は賑やかで、明るくて、人がたくさん居るのに

結局私はここで一人、箱庭の中には入れない

箱庭の中に入れない…

16青柳:2006/09/02(土) 23:31:23
31日放送分
「無題(06.8.10の日記より)」(あっしょい)

ボクらはとどまり続けた
いまにも壊れそうな木の枝に
キミは歩き出すことを怖がった
それはボクも同じことさ
何がハッピーかなんてどうでもよかったんだ

きっと太陽は昇りつづけ
海はいつもの音楽を奏でつづけ
いわゆる"日常"は繰り返される
それでもボクらは生きつづけてしまう

キミと出会った時のコトなんて覚えていない
気づいたらただそこにいただけで
それでも追いかけていたのは後姿で
たぶんそれはキミのコトだったんだろう

きっとそれはミラクルでも必然でもない
ただ"それだけ"がそこにあるんだ

たとえ今ここでキミがいなくなったとしても
たとえ今ここでボクがいなくなったとしても
お互いに"日常"は訪れつづけ
また毎日は繰り返される
そしていつか記憶すらどこかに忘れてしまう



ボクらは走り続けた
いまにも転びそうなスピードで
キミはそれでも笑っていた
それはボクも同じことさ
何がサクセスかなんてどうでもよかったんだ

それでも太陽は昇りつづけ
空はいつもの色を描きつづけ
いわゆる"日常"はそこにあり続けて
そこでボクらは生きつづけているんだ

キミがいなくなるコトなんて考えちゃいない
気づいたらいなくなっているだけで
それでも追いかけているのは後姿で
たぶんそれはキミのコトなんだろう

きっとそれはマストでも偶然でもない
ただ"それだけ"がそこにあるんだ

たとえ今ここでキミがいなくなったとしても
たとえ今ここでボクがいなくなったとしても
お互いに"日常"は訪れつづけ
また毎日は繰り返される
そしていつか記憶すらどこかに忘れてしまう

それでも追いかけているのは後姿で
たぶんそれはキミのことなんだろう

たとえ今ここでキミがいなくなったとしても
それでも"日常"はそこにあって
たぶんそれはキミのことなんだろう

17青柳:2006/09/02(土) 23:32:58
31日放送分
「アホウドリ」(ビッグ淳)

僕はアホウドリ
頭がよわいから大切な想い出もみんな忘れちゃうヨ

僕はアホウドリ
頭がわるいから喜びも悲しみもみんな忘れちゃうヨ

でも君の事だけは忘れたくはない
何処の空をとんでいても忘れたくないヨ
君の事だけはきっと忘れない
枕元に自転車のかごにそっと置いておくヨ

僕はアホウドリ
頭がよわいので悩みなんてきっとないヨ いつも胸踊り

僕はアホウドリ
頭がわるいので 素敵な日々 豊かな日々 あたかもオードリー

僕はアホウドリ
頭がよわすぎて君の顔も君の声もすでに忘れたヨ

僕はアホウドリ
頭がわるすぎて君の名前も君の歌もすでに忘れたヨ

でも君の事だけは忘れたくはない
君の顔も声も名前も歌も忘れたけれど
君の事だけはきっと忘れない
全ての事忘れたとしても君の事だけは…

18青柳:2006/09/02(土) 23:34:12
31日放送分
「かりそめの永遠。」(神丘さとる)

このまま、貴方の傍にいられたらいいのに。

これからも、貴方の傍にいられたらいいのに。


これからも。

このまま、……いつまでも。



貴方の傍に、いたかったのに。

19青柳:2006/09/08(金) 01:24:21
7日放送分
「きいてくれる?」(こころ)

あのねあのね
いいことがあったんだ
あのねあのね
こんなこと

あのねあのね
うれしいときは
いますぐに

くるしいときは
すこしして
あのねあのね
つたえたい

20青柳:2006/09/08(金) 01:29:04
7日放送分
「fear」(ニゴウ)

フルボリュームで工事中の道を走る
ヘルメットの中が音で一杯になって
ゆるい緊張感が始まる

ゆるい緊張感は僕の手をしびれせて
体に力が入らなくなる

ミラーに自分の顔を写すとぼんやりとした顔が浮かんでいる
心も体もゆるみきってるけれどとても気持ちがいいんだ

僕が怖くなるのは事故を起こす事じゃなく
つまらなく中途半端な事に魅力を感じてしまうところ

なぜこんなに中途半端なのか
誰に応えてもらっても納得しないだろう

21青柳:2006/09/08(金) 01:35:16
7日放送分
「白と嘘の 黒と嘘の」(リョウ)

限定解除!!止まれない回遊魚達
ペンを投げるのは死ぬ時だ
限定解除!!止まれないPankSter
ノートを燃すのは死ぬ時だ

生きる事は 日々を告白する事だとも
生きる事は 苦しむ事だとも思わない
ただ 穴の空いたスニーカーで歩き廻り
シガァを燻らせては 何かを見つける

今はアグレッシブなのに 明日はネガティブかも知れない
その理由がわかるかい?
何処まで歩いてみても明日が見えない とか
黄色い肌に紅い痕をつけて泣いた とか
あぁ 言葉が輝き出すんだ
朝を迎える孤独や
誰かに哂われ コケにされて 火あぶられる痛みを
記憶のドアまで 走らせる それでも
言葉は滲んで 広がって いってしまう
言葉は溢れて 弾けて いってしまう

もしも マチに色が無いのなら
見捨てられた裏通りを覘く
もしも 作者のココロが知りたいのなら
文と文の間ー行間ーを読む
もしも このウタに色が無いのなら
白と黒のスキ間を読んでくれ
もしも このウタに嘘があると思うなら
そのウソとウソの行間を読んでくれ

輝き続けるコトバを引っさげて
止まれない俺は バムの隣で刻み続けている

22青柳:2006/09/08(金) 01:38:06
7日放送分
「ウソ」(佐京)

こんな日にしか言えない僕を許して

「ねぇ?君の事が好きだよ」

ひねくれ者の僕は

「今日はエイプリルフールだからね」

本当にゴメンね

「明日になったら言えなくなるから」

明日になったら勇気が無くなるから

「今日だけ君が好きだよ」

本当はずっと好きだよ

23青柳:2006/09/15(金) 02:26:59
14日放送分
「頑張ってる君へ」(cinamon)

きっと君なら
輝いた未来にする事が
出来るはずだから

自分の力を信じて
焦らずにゆっくりで良いから

一歩ずつ夢に向かって
頑張れば良いから

時には、
うまくいかない事も
あるかもしれない

そんな時は
少し休憩したら良い

きっと、君の未来は
輝いたものになるから

24青柳:2006/09/15(金) 02:33:56
14日放送分
「永遠の愛を」(ナカムラ)

君に悲しくさまよう影。
昨日の夕日に何思う。
あの頃の面影を重ねても、もう届かない。
あの涙を僕はもう見せない。
泣かないで、泣かないで。
君の頬を濡らしたのは僕。

悲しくさせる涙。
桜散る季節に何思う。
あの頃の二人に戻りたくても、戻れない。
あの笑顔を君はもう見せない。
行かないで、行かないで。
君の心と枯れていた秋紅葉。
枯れないで君の心と僕の情熱。
粉雪の舞う空に何思う。

あの涙とはもうさようなら。
あの雪のように繊細だった君の涙。
聞かないで、聞かないで。
あの時流した涙のわけは。
悲しい恋の結末で。
明日の空に何思う。
君の影にさまよう。

もう君はいないから。
あの笑顔ともさようなら。
問いたいよ。問いたいよ。
君に虹が架かるその日まで。
Never give upforever love to you

25青柳:2006/09/15(金) 02:35:40
14日放送分
「心の整理」(こぐま)

心の整理が出来るまで
あなたに会うことは出来ません

でもね
分かって欲しい
コノ不安定な気持ちのまま
甘えてしまっては
きっといつか後悔する日が来ると

あなたときちんと向き合うための
そんな時間を私にください

あなただけを愛せる私になりたいから

26青柳:2006/09/15(金) 02:46:21
14日放送分
「ツバサ〜空翔る夢の羽〜」(信羅友奈)

ずっとずっと小さい頃
自分にはツバサがあると信じていた
あると信じていた

何にでも夢中になり
何にでも興味を持ってた

大人になるにつれて
淡く消えていった

あぁ あの頃はきっと
空を飛ぶことが出来ると
純粋に思っていた

夢を抱いたまま
眠りにつく幸せを
感じていた

嬉しいこと・楽しいこと
悲しいこと・つらいこと

あぁ 夢の羽がそっと
胸に舞い降りるのが
心に染み渡る

ツバサはずっと
一人一人が持っている
今 広げ飛び立とう

この両手に
はるかな
夢をつかむため

27青柳:2006/09/22(金) 01:14:43
21日放送分
「キミガスキ」(Hantama/ibukijohn)

君のことが好きです

普段は言わないけれど・・・


今 いつものようにシャワーを浴びている君

あと どんなに頑張っても

僕たち
100回は一緒に季節を迎えられないんだって

フと感じたんだ


「だから」じゃないけれど 


君のことが好きです


それだけが 今 伝えたくて

28青柳:2006/09/22(金) 01:16:52
Hantama/ibukijohnさんのサイト
http://johnyorizo.exblog.jp/

29青柳:2006/09/22(金) 01:19:54
21日放送分
「Passion」(East.R)

あるところに
大きなお城がありました

そこに
ひとりの王子様が住んでいました

お花が大好きな王子様は
庭中に
白い薔薇を咲かせました

そして毎日
丁寧にお水をあげるのでした


ある日 王子様は
いつものように お水をあげていました

すると

ひとりの少女が
お花畑に立っていました

少女は にっこりと微笑みました
王子様も にっこり微笑みました

「ぼくのおひめさま みーつけた」


王子様と少女は
楽しくお花摘みをしました

気がつけば
ふたりを囲んでいた薔薇を
摘みきってしまいました

少女がしくしく泣いていると
王子様は言いました

「なかないで
 こんどはあかいばらを さかせてあげるから」

少女は にっこりと微笑みました
王子様も にっこり微笑みました


王子様と少女は
摘んだ薔薇を
お城に持っていきました

そして
大きな大きなショーケースの中に
いっぱいに詰めました

ふたりはうれしそうに 微笑みました


「ぼくの おひめさまになって」

王子様は 短剣を取り出し
少女の首を やさしく切り落としました

そして
いっぱいの薔薇の中に添えました

みるみるうちに
白い薔薇は 赤く染まってゆきました

「ほら きれいなあかいばらが さいたよ」



あるところに
大きなお城がありました

そこに
ひとりの王子様が住んでいました

お花が好きな王子様は
庭中に
白い薔薇を咲かせました

そして今日も
丁寧にお水をあげるのでした

30青柳:2006/09/22(金) 01:21:22
21日放送分
「通学途上で」(ByDJ-Dreams)

いつものホーム いつもの場所
ホームに入ってくるいつもの電車

ドアが開く

僕とすれ違いに降りていく彼女

ほんの一瞬のときめき

何も出来ずに後姿を追っていく僕
その胸の高鳴りのままいつもの席に座る

そして景色と瞬間が無意識に進んでいく

いつの間にか降りる駅に着き
思わずこぼれるため息

いつものように改札を抜け
そして深呼吸

今日も太陽は空高くにいた

31青柳:2006/09/22(金) 01:23:23
21日放送分
「風にのろう」(美宙)

 風にのろう
 それが穏やかであっても
 たとえ嵐であっても
 あなたの前を吹く風は
 あなた自身が本当に求めている「居場所」へ
 送り届けてくれるから
 さあ、勇気を出して
 そこにとびのろう

32青柳:2006/09/29(金) 01:35:35
28日放送分
「PRECIOUS ONE」(ゆあ)

ボクがいる

キミがいる

どちらが欠けてもダメなんだ

ボクがいて

キミがいる

だから世界は成り立つんだ

33青柳:2006/09/29(金) 01:49:19
28日放送分
「ピンクのくじらの見た夢は」(乙音)

何色の夢を見た?
春に咲く 櫻色の夢をみた

何色の夢を見た?
真っ青な空色の夢を見た

何色の夢を見た
とても哀しい 銀杏色の夢を見た

銀色の空は今日も深い青色に染まる

ねぇ すやすや眠る君は、
何色の夢を見るんだい?

34青柳:2006/09/29(金) 01:54:09
28日放送分
「運命の輪」(美宙)

 流れのままに、どんぶらこ
 進めばやがてたどり着く
 探し求めている真実に
 
 流れにままに進むのなら‥考える必要ないでしょ
 何をそんなに考え込むの?
 何にそんなにおびえているの?
 何かコワいことでもある?
 何か心配なことでもある?
 何か不安なことでもある?
 
 ほら、前を向いてごらん
 そこにあるものはすべて「完全で美しい」ものなんだよ
 そこにあるものはそのままで「完全で美しい」
 世界はいつでも「調和」で満たされている

35青柳:2006/09/29(金) 01:57:03
28日放送分
「月の詩」(とし)

ある人が死んだ、とても大事な人だった。
でも、僕は忘れた。
忘れさせたのは、時間なんかじゃない。

窓に浮かぶ月が、とてもきれいな夜だった。
でも、僕は忘れた。
忘れさせたのは、幻想なんかじゃない。

もう一度、月に頼めば、思い出せるかな?

指で丸を作ったら、
ぴったりはまった。

もう一度、月に頼めば、戻れるのかな?

指の中では、
月はこんなにも、偉大だ。

水をください。
光をください。
思い出したのは、言い訳なんかじゃない。

36青柳:2006/10/06(金) 01:30:22
5日放送分
「はがゆい」(雪粋)

私は あなたのために何ができるだろう

かけてあげたい言葉たちで溢れる気持ち

口にするのは簡単なこと

でも それはきっと あなたを辛くさせるから

だまって傍にいよう

あなたの心に耳を傾けよう

どんな時も いつでも いつまででも

ただ あなたの話を 聞いていよう

ちっぽけな私にできる 精一杯の想い

37青柳:2006/10/06(金) 01:32:19
6日放送分
「独り言」(タス)

目標もなく生活してるんなら生きてるなんて
いえないよ、それは死んでるんだ

そこらへん歩いてるサラリーマンも死んでる
もちろん俺も
生きてるなんていえないよね

38青柳:2006/10/06(金) 01:33:40
5日放送分
「紫苑」(しんしあ)

広場の真ん中で
弔いの鐘の音を聴いた
僕に贈られた鉛の旋律は
静寂の木箱より出で
天空にまで響きわたり
地の底にまで染みわたってゆく

輝きを放つ硝子窓
古を語る樫の木
紫苑の花畑
空は蒼く、太陽はこんなにも眩しい
なのに君は透明な滴を流す
何故
誰がために

あぁ愛しい君よ
どうか泣かないでおくれ

神様
僕には何も残されていない
十字を切るための腕さえも
だけど祈らせて下さい
願いを叶えて下さい

あの娘が
二度と僕を想わなくて済む様に
しあわせに生きてゆけるように
僕の身体を、遺したものを
塵と化し、息吹に乗せて
空に旅立たせてください
海に還らせてください

彼女の首筋で
ひとつなぎの鎖が
聖なる十字架が
涙色に濡れ音もなく揺らされた
それはまるで
僕の想いに応えているかの様で

罪に彩られたまま
罰で飾り立てられたまま
賛美歌にゆっくりと包まれて
紫苑の香りに抱き締められて
僕は眠りにおちた

39青柳:2006/10/06(金) 01:35:10
5日放送分
「町」(ほんだ)

海へむかって

たくさんのものが流れ込んでいく

それらを必死に集めているような

小さな町だ

40青柳:2006/10/13(金) 01:33:46
12日放送分
「泣き砂」(亜彩)

幸せの尺度というのが無かったので
私が作ってみました
君よりほんの少し長かったので
「う〜ん 私より3cm長いね」と
嘘を付きました

君の目が赤かったのは嬉しかったせい?
それとも気付いてしまったせい?

こんなものはいらないと叩き付けたら
尺度は儚くも飛び散って
そして今は砂に埋もれて
時々泣きます

「私に気付いて」と
泣いてみせるのです

41青柳:2006/10/13(金) 01:34:54
12日放送分
「confession 01」(apt)

ひさしぶりに
自分の傷痕を数えてみた。
想いが薄れないように
あの哀しみを忘れないように
痛みを感じていられるように
自分で自分に刻み込んだ傷。

胸に
腕に
残っているいくつかの傷痕。

もう血の色はしていないけれど
もうずいぶんと目立たなくなったけれど
6針縫った傷ですら薄れてしまったけれど
おそらく一生
この傷痕が消えることはないだろう。
私が強く望んだように。

それでも、ときどき無性に
新しい傷が欲しくなる。
けれども体が痛みを覚えていて
意識の下から強い拒絶を訴える。
鮮烈な傷痕が欲しいのに
見えない傷を思い出したいのに
自分の犯した罪を忘れたくないのに
体がそれを許さない。

42青柳:2006/10/13(金) 01:36:06
12日放送分
「page_29」(ケイ)

誰かの一言で変わってしまうような

そんな生き方しかできなかった

自分という気持ちを持って

強く生きていたはずなのに


気が付けば 誰かに似たような

そんな生き方をしていた


音も色も風もない部屋で 一人にされたら


本当の自分に会えるだろうか

43青柳:2006/10/13(金) 01:37:42
12日放送分
「とくべつなもの」(禍音)

いい子だと褒められ続けた
お前は特別だと言われ続けて
やれば出来るんだと
才能があると

そんな風に言われ続けた
これが末路

お前はいい子だと言われ続けた
僕は「それ」を必死で演じ続けた
違う顔を向けられるのはごめんだった

いつだってにこにこ
柔らかな物腰
丁寧な言葉遣い
お手伝いは欠かさず
嫌な顔一つ見せず
むしろ自ら進んで
真面目に 誠実に

貰える御褒美は凄まじいストレス
表には一切出さず
裏で全て消化する
消化仕切れなかった汚れの捌け口
右腕に新しい「線」がまた一つ

お前は特別だと言われ続けた
僕は「それ」を必死で魅せ続けた
見捨てられてしまうのはごめんだった

どんなことでもそつなく
鮮やかな手並み
全てにおいて並以上
無理難題でもしっかり
表情一つ変えず
むしろ余裕を見せて
確実に 完璧に

喝采の代わりは終わらない焦燥感
誰にも悟らせず
いつまでも逃げ続ける
捕まる度に溢れ出る狂気を抑える術
左腕に新しい「線」がまた一つ

それでも
本物のいい子にはなれなくて
特別には触れることすら出来ず
溜まり続けた痛みを消す最期の術
両腕に線を 引けるだけ 引いて
懐かしいような温かさに
「僕」は舞台を降りることを許されて
「俺」へと帰っていく
酷く優しい温もりに抱かれて そのまま
仮面を鮮やかな紅が消した

舞台から降りた俺は白いベッドの上
両親がしきりに怒鳴り散らかす
心的ストレスが原因だの
重度の鬱病だと思われるだの
実は虐待があったんじゃないか?だの
周りから聞こえる全てを否定して
子供を使って築き上げた地位を守ろうとする
それは「いい親」の仮面を取り上げられたガキの姿

残念でした
そしてごめんなさい
俺はいい子なんかじゃなかったよ
駄菓子屋の十円のチョコレート
万引きして追い掛け回される級友達が羨ましくて
築き上げられた理想像のママゴトしか出来ない自分が嫌だった

俺は特別なんかじゃないんだ
だからいつだって「とくべつ」を求めて足掻いてた
その感触を知りたかった
触れてみたかった 色を知りたかった
手に入れたらどうなるのか 確かめたかった
垣間見えた「とくべつ」の姿を真似て
そう見えるように魅せてただけなんだ
ただそれだけの
「僕」は 普通の子供だったんだ

残念でした
ごめんなさい
それから


ざまぁみろ


この手はもう「とくべつ」を掴む事は出来ないけれど
今も抱きしめれる時を夢見て歩いてる
選ばれなかったこの存在が
選べるものを探してる

それはどこか
懐かしいような 温かさ

44青柳:2006/10/21(土) 02:02:35
19日放送分
「復活」(鈴奈)

他の肉を喰らい
他の血を吸い
私は個をなす

私ではない私
だけど私

レゾンテートルなんて覚えてない
私の魂が生を求めるだけ

だから私は蘇る
何度も何度でも

万分の1でも億分の1でも
たとえ那由他(なゆた)の彼方でも可能性が尽きぬ限り…

45青柳:2006/10/21(土) 02:05:29
19日放送分
「空」(美宙)

空は
見下ろす先に存在するすべてのものが必要としているものを与える
…それは、光
…それは、大気

空は
見下ろす先に存在するすべてのものを包み込み護る
…ふと、見上げてみる
…ただ、見上げてみる
…日々、表情は変わるけど
…ただ、‘そこ’に在る
…そのことに何ら変わりはない
…いつもいつでも、いつまでも
…存在は常に、空に護られているんだ

空は
見下ろす先に存在するすべてのものに、責任というベースの上に成り立つ自由を与える
…存在するすべてのものには役割がある
…すでに決められた役割を皆が持っている
…役割を果たす先にある自由は“自由”
…役割、それは「生きること」
…その存在が存在として生きること
…「生きる」ことは、世界に調和を生み出す

生きるものはやがて死にゆく
そこからまた新しいサイクルが始まる
世界は一見変わることなく、変化し続ける…

『唯一不変のものは、変化である』

ブルーの空に包まれて
世界はオレンジのサイクルで循環する

46青柳:2006/10/21(土) 02:06:28
19日放送分
「鏡」(ΕЯΙСΚ)

鏡の向こうに君が居る
 でも君の表情が見えない
手を伸ばせば 君に触れられると思って
手を伸ばすが 君は遠くへ行ってしまう
だから僕は
君を忘れようとした
でも忘れようとすると
君は僕の夢に出てくる
夢から覚めると忘れるどころか
一層君の事が忘れられなくなる
いつか鏡の向こうに行ける日が来たら
伝えたい
「誰よりも君を愛してる」と…

47青柳:2006/10/21(土) 02:07:43
19日放送分
「この世界に愛が無いのなら」(クァン)

この世界に愛が無いのなら
この世界に愛は無いのかもしれない

あったとしても自己愛でしか無いのかもしれない

この世界にもしほんの少しの愛があるなら

戦争なんて無くって

貧困なんて無くって

差別なんて無いんだろう

だけど僕はこの世界で生きなきゃいけない

この辛くてしんどくて誰も助けてくれない世界で生きなきゃいけない

それなら僕が愛せる人になろう

それなら僕が愛を与える人になろう

それなら僕が愛を作る人になろう


誰かがじゃなくって僕がなんだ

48青柳:2006/10/21(土) 02:08:30
19日放送分
「音楽の力」(ひろ)

遠い世界の人
近い世界の人

皆思うことって一緒で
自分の事少しでもいいからわかってもらいたいって
自分の事伝えたいって
深いトコロで思ってて

うん、わかるよ
すっごいわかる

そんな時は
皆の好きな音楽
周りの人に聞いてみよう
その人の好みで
その人の姿が
案外わかったりするかもよ?

49青柳:2006/10/27(金) 02:01:21
26日放送分
「計画」(鈴奈)

一つ一つの予定を立てて
一つ一つの準備をして

ほんの一瞬の出来事が
すべてを無にする

たとえそれが自分に関係ないことでも
たとえそれが予想できたことだとしても

だから、私はこうしよう

その日を楽しむために計画を立てるんじゃない
その日までを楽しめるように計画を立てよう

当日なんてなくもいい
実行できなくてもいい
ただ計画することを楽しめばいい

でも…
きっと後悔する日はやってくる

実行しなかったことを
実行できなかったことを

そのとき、私は…
どうすればいいんだろう…

50青柳:2006/10/27(金) 02:03:27
26日放送分
「愛言葉」(元気)
http://www.ai-kotoba.com/


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