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TSFのSS「白と黒の羽」※再掲、修正・加筆
13
:
luci★
:2015/09/05(土) 02:10:52 ID:???0
三人目が我慢しきれなくなったのか、目の前でズボンとパンツを下げた。ムッとする熱気を纏った、肉の槍。自分にもあったモノだけれど、こんなに近くで見たことはない。心を閉ざそうとしていた時に見せられたからか、意識がはっきりしていた。
お姉さん、銜えて。ほらっ。んだよっ口開けよ! しゃぶれっつってんだろ! 髪を掴み唇に丸く張った亀頭を擦り付けてくる。後ろから突き入れる度に口元に強く当たる。こじ開けようと苛つく少年が俺の頬を張った。恐怖が心を塗りこめる。でも。
これだけはイヤだ。女の身体で男を受け容れる、これまで無かった器官に受け容れる、それは、まだ、耐えられる。でも、同じモノがあったんだ。俺にも。それを口に入れるのだけはイヤだ。頑として口を開かない俺に、少年は俺の鼻を摘んだ。
苦しい、でも、耐えてやる。三十を数える程経った時、痛いばかりだった股間から信じられない快美感が身体を駆け巡った。その愉悦に身体がビクビクと反応してしまう。肉の槍ではなく、指がクリトリスを弄った事で生じた、肉の悦び。
二度目に撫で上げられた時、苦しさと芳しさで俺の口は大きく開いていた。
やっとかよ。舌使えよ、お、気持ちいい〜。 含まされた肉の塊。背後で突き入れられ、その反動で喉まで犯される。こんなの、俺は望んでなんか無かった。ただ、一人になりたかっただけなのに。
もう、嫌だ! 何故、女に? 何故、誰も俺だと信じてくれない、認めてくれない? 何故、遭う男全てに犯されなくちゃいけない? こんなの嫌だ、嫌だ、嫌だっ、嫌だ!
視界に、最初に犯した少年の姿が汚らしい虫に変わっていくのが見えた。他の少年も見たのだろう。俺の身体から出ていった。そして、その二人もまた変化していく。
ざまぁみろっ。当然の報いだ! どす黒い想いが口をついて次々と出ていく。その度に心が軽くなっていく。心が、変わっていく。
自分でも知らない筈の知識が、自分という存在意義が、脳裏に生まれていた。
開放された俺の精神は、気づくと、俺の身体を離れ空にたゆたっていた。今更何が起こっても驚かない。遥か上空から下を見ると、暗い影を纏った若い男が歩いていた。
ふふ。これからあなたは一人ぼっちになれるのよ。この、あなたのいた場所で。誰もあなただと思う事なんてなく。親も姉弟も恋人も友達も、誰一人あなただと気づかない。自分がイヤで一人になりたいと思っていたあなたに力を貸してあげる。二度と元に戻れない、孤独故の天国と地獄を教えてあげる。
俺はあの人外のモノの言葉を思いだしていた。
そして、仲間を増やす手伝いをするの。
ああ、そうか。仲間とはそういう事か。俺は一人ごちた。
目が合った。その視線を身に纏いながら、俺は天使のような顔をしてゆっくりと男の手の中に降りていく。
悪魔の心を宿して。
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