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皮のニモ靴 ◆2tH7zOPLcg 作品

73名無し募集中。。。:2005/05/01(日) 13:23:18
次の日、俺は昼休みに吉澤と亀井を屋上に呼び出した。
「よぉ、戦う少年。なんだ話って」
俺と亀井のために購買で昼飯を買ってきた吉澤は、やや遅れてやってきた。
「実はやばいことになってな」
「やばいこと?えっ僕また喧嘩とかすんのやだよ」
「いやそーいうことじゃないから安心しろ」
俺は昨日学校帰りに会った変なやつのことを手短に話した。
「あ〜、ついにそこまできちまったか。たぶんファンクラブの一人だ、間違いない」
吉澤は長井秀和調で言った。亀井はそれを聞いてヘラヘラ笑っている。
「お前ら笑い事じゃないぞ」
「わかってるって。でもこれだけは言える、俺はお前たちが同居してることを口に出したことはない。もちろん石川にも」
「僕も言ってないよ、さゆともそーゅー話題しないから」
「だよな。まぁバレちまったことはいいんだ。問題は藤本の下着を渡さなきゃならないことでな。お前らならどうする?」
さすがにもう下着を盗んだことは、いくらこいつらでも言えなかった。
「僕なら渡さないね。そもそもどうやって手にいれるんだよ、藤本先輩に頼めるわけないし」
「バカだなお前。それじゃなんも解決できねーじゃん。俺なら適当な下着買って、それにイニシャルでもいれて渡すね。所詮アホな連中の一人さ、そんぐらいで簡単に興奮するって」
二人の意見を聞いて、ますます俺は自分のやったことがいかにアホなことか思い知った。「で、お前それでどうしたの?」
吉澤が痛いところをついてくる。これじゃ正直に答えられん。


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