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皮のニモ靴 ◆2tH7zOPLcg 作品

59名無し募集中。。。:2005/05/01(日) 13:18:10
とにかくタンスを普通の状態に戻そう、引き出したままだとまずい!
と思ったときにはもう遅かった。
部屋の扉を開けるなり、無言で俺を見つめる亜弥ちゃん。
引き出しの取っ手を握ったままという最悪の格好で亜弥ちゃんの方を振り返る俺。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
まるで時が止まったように感じた。ザ・ワールドだ。
だがすぐに亜弥ちゃんは目をパチパチ瞬きすると、今まで見せたことのないような表情になり、
顔に掌を押し付けた。
「なんで亜弥ちゃんがこんなところに?」
動揺しまくっていた俺は意味不明なセリフを吐く。それこそ亜弥ちゃんのセリフである。
「お兄さんこそ、何してるの?」
あまりの衝撃に表情すら変えられず固まっている俺に、亜弥ちゃんはゆっくり近づいてきた。
そして、その引き出しの中身を見るなり、
「えぇっ!うっそぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!お兄さんマジで?」
と言った。
「亜弥ちゃん、これは誤解なんだ」
我ながら説得力ね〜なぁと思う。
「えぇ〜っ。お兄さん、これ美貴タンのパンツ…」
「頼む亜弥ちゃん、静かにしてくれ。藤本に聞こえる」
何を言ってるんだ俺は。
でも、こんな現場見られたら本当に殺されてしまう。あぁぁ…亜弥ちゃん、ドン引きだろうな…
「ごめん。二度とこの部屋入らないから、この事は藤本には黙ってて下さい」
もはや頭を下げるしかない。かっこわるい、俺かっこわるすぎる!!…嫌われたな。


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