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「vipArmoredCoreSS外伝 ヒワイナントアンテナ」
90
:
エヴァンジェSSその9
:2006/10/29(日) 23:06:51
特に、『アウェイ』――つまり、攻撃後雲隠れしてしまうのには、手を焼いた。
経路が複雑で、なかなか追いつけないのだ。
効率よく進撃するため、AIACらの頭部には、地下水道のマップが打ち込まれているのだが――それも全く当てにならなかった。
どうも、この地図を打ち込んだ研究者には、『老朽化する』、『地形が変わる』、という発想はなかったらしい。
おかげで何度も立ち往生した。
しかし、そんな彼らの苦労も、ようやく終わりを迎えつつあった。
オラクルが、ついに逃走をやめたのだ。
レーダーに寄れば、敵は『ターミナル』で――水路が集中アクセスする空間で、こちらが来るのをじっと待ち構えている。
ラッシュをかけるなら、今だった。
と、二脚AC――『ライガー』が、離れている仲間へ電波を飛ばした。
――現在、『ターミナル』出入り口付近。こちらは配置についた。そちらの準備はどうだ。
そういった意味の信号に、すぐに応えが返ってきた。
――四脚『アリゲーター』、配置完了。
――タンク『バッファロー』、配置完了。
――フロート『オルカ』、配置完了。
それらを確認し、ライガーは宣言した。
――エラー無し。速やかに対象を無力化せよ。
四機が、ほぼ同時にターミナルへと踏み込んだ。
向こうにとっては、東西南北から攻め入られた恰好だ。
AI達は、対応できるはずもないと踏んでいたが――意外なことに、オラクルはまるで待っていたかのように、ある方向を向いていた。
フロート『オルカ』の方向だった。
しかも、すでにフロートの大敵――高反動のリニアガンを構えている。
『オルカ』のAIが、只ならぬ状況に混乱する。反撃が来ることなど、考えていなかったらしい。
オラクルはそんなオルカへ、リニアガンを撃ち放つ。
四十ミリの砲口から、回転する鉄塊が二発飛び出した。
だが、オルカとて高性能ACである。
機体を左右に振って、二発を危なげもなく回避した。
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