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「vipArmoredCoreSS外伝 ヒワイナントアンテナ」

471隊長:2011/03/24(木) 21:09:07
(ク)「なんて広さだ…此処だけでコッチの本社ビルの受付広場ぐらいあるぞ」
(ミ)「うちのはもう少し広いかな」
(キ)「またまた〜、しかし…船付き場にこんなにスペースを割いても大丈夫なんですか?」
「えぇ、このサイズの兵器を運用するワケですから、それなりの人員数になってしまい、
初期型で問題になった出入りの不自由さを解消するためにこの部分の設計を変えたんですよ。
今では作業員の出入りがスムーズになりましたね」
歩くたびコツンコツンと響く革靴の音がどこまでも飛んでいくかのようだ。
出入り口からして既に三人とも関心の表情。
案内されるがまま通路に入っていく。
(キ)「はっはーん、これまた廊下も快適な広さ」
「有難う御座います。以前から言われていた大型兵器内での集団、及びぃその長期間の生活の中で、ストレスから伴う
身体的または精神的な苦痛をどう緩和するか。ギガベースでは耐久に問題が出ない程度に、行動スペースにゆとりを持って設計したんです」
(ク)「それにアレだ、動力や推進の駆動音なんかが殆ど聞こえてこない。これだけのサイズのものを海に浮かせてるのに音振動も殆どないのが凄い」
「お気づきになられましたか。このギガベース、実は陸上活動よりも海上での活動が高評価…その防音性と推進機構が自慢のひとつなんです」
(ミ)「勿体ぶるじゃないですか、その自慢の推進機構を是非見せてくださいよ」
案内を務める男は自慢げに窓の外を指差した。
「アレです!」
「「「おおおおおおおおおおお!」」」
窓の外には絶景とも言えるだろう兵器景色。
反対側に壁のようにそびえ立つもうひとつの船体、そして眼下にはふたつの船体に挟まれるように海の水が流れる。
ふたつの船体をつなぐ柱体のひとつにも無数の窓があり、このベースの巨大さを三人の目焼きつかせた。
壁から生える木のような物体はひとつひとつが自動迎撃機関砲。規則的に周囲を監視している。
(キ)「びゅ〜りほ〜…」
(ク)「土産に持って帰りたいくらいだ」
(ミ)「スナップ禁止なのが惜しい」
「凄いでしょ〜。ですが皆さん、重要なのは下です。水面をご覧下さい!」
そう言われ水のみ鳥のように首をかくんと曲げる三人。


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