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「vipArmoredCoreSS外伝 ヒワイナントアンテナ」
461
:
隊長
:2011/03/16(水) 15:00:57
「隣に失礼する」
あの時君は無礼にも独り酒を煽る私の隣に座った。
座るだけならまだしも、一言声を掛けた。それは今から君に話すことがあると言うのと然程変わりない。
だが、私の横に座った君は何を言うでもなくただ酒の瓶を傾ける。正直呆れたよ。
これでは私が早とちりをしたようだ。こういった状況でやきもきするのは好きではない。
「何か用が―――
「あるなら早く話したらどうだ?だろう、少し待って貰えないか?レイヴン、ストラング」
屈辱だった、私の考えていることが筒抜けだ。それ以上に誰にも明かしていないレイヴンとしての私と人としての私。
それを知っていること。
隣に座る青白い肌の痩せこけた男、彼は危険な存在だと私は自分に告げる。
懐ではない、私は自分の袖に通したホルスターに指を触れさせた。不穏な動き、都合の悪い発言ひとつでコンマ1秒の間に私は君に3発の鉛弾を撃ち込める。
「その銃は…まだ使わなくて良い、そういった話じゃあない」
たぶんこの辺りだ、当時の私は呆気に取られただけだろうと考えていたが、私はこの時既に、隣の男に、男の持つ才に魅了されていた。
「名を」
此処 向う
「―――クライン、〝火星〟ではそう名乗っているし、〝地球〟でもそう名乗るだろう」
私は彼の駒にでも、知人にでも友人にでもなってやろう。そういう風に考え出したのはもう少し後の話だ。
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