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「vipArmoredCoreSS外伝 ヒワイナントアンテナ」

404隊長:2010/03/21(日) 18:36:46
エヴァンジェ――

アライアンス戦術部隊の司令官、部隊の中でも一番の実力を誇るレイヴンでありドミナント。
少々過剰な自信の持ち主ではあるが、その実力は本物であるだろう。
「アライアンス直属MT部隊、聞こえるか?」
『あぁ!聞こえる、レイヴンが5人も…しかし、助かった』
「生きているのならそれでいい」
「5分待て、アリーナ跡地周辺の雑魚を片付けやる」
『…5分?』
一瞬何が起きているのか、その光景を目にしていたものは理解できなかった。
彼の乗るAC、オラクルはなんとも鮮明な青い機体色だ。
その左手に輝く金色の兵装、高出力プラズマトーチは機体色に混じらずとても目立つ代物。
普通なら近づこうだなんて思うワケがない。
しかし、目前の戦闘ではまるで…まるで、MTたち自らが切られに行っている。
エヴァンジェは、彼は殆ど動いていないのだ。にも関わらず、全てのMTを左腕のみで葬っている。
そして、やっと気付いたのだ。明らかな距離、ブレードを当てるにはあまりにも長い距離に。
ACの動きとは思えぬ速さで振られる左腕、そしてトーチの刀身が青から無色に変わる。
次の瞬間には、近くの敵も遠くの敵も刻まれているのだ。
「――3」
大股に開いた脚で姿勢を低くし、そこから大きく腕を振るい敵が飛び散る。
「2」
振った腕を止めることなく勢いを保ち、片足の推力で身体全体を回す様に動き、浮かせた脚を地面に叩きつけると同時腕を振り遠くの敵が爆散。
「1――」
後から攻撃を仕掛けたMTの攻撃をかわし、左腕の月光を全力で振るう。
「周辺に敵反応なし、コチラは片付いた」
構えた左腕を下ろし、戦闘モードを解除。アリーナへと歩いていく。
それから少しして、先程のMTは切断面からずれ落ちるように崩れていった。

『…これが、レイヴンの力』


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