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「vipArmoredCoreSS外伝 ヒワイナントアンテナ」

392隊長:2010/03/18(木) 01:37:42
『響かせろ!』
4本の弾頭が煙を噴出し発射口を飛び出すまでの数秒、レイヴンはまだ数十メートルの距離を移動しただけだった。
あっと言う間も与えることなく容赦ないミサイル攻撃はレイヴンに届く、1本をコアの迎撃機銃に撃ち落され、もう1本を瞬時に勘付いた
レイヴンによってばら撒かれたマシンガンの飛礫が叩き壊す。
ばら撒くと同時に瞬間的に発した推力で上昇した事により、もう2本のミサイルを直撃することはなかったもののレイヴンの動きに合わせ
急上昇したミサイルはその身を壁に叩き付けた。
背後で起きた爆発に飲み込まれながらもその威力を装甲表面のスクリーンで殺し、殆どダメージを受けることなく接近を試みる。
『轟かせ!』
牽制のミサイルを避けられる事はグランドチーフにとって読みの内だった。
レイヴンが回避行動を取っている合間にも、次のミサイルが用意、発射されたのだ。
背の分裂型弾頭と垂直射出式連動補助ミサイルの挟撃。
空中という足場のない不安定な状況を狙われたレイヴンは推力ペダルを弾き緊急的対処、急降下の後に分裂ミサイルをマシンガンと機銃にて迎撃する。
が、間に合わず。既にその弾頭は4発の小型弾頭に姿を変えている。
同時に頭上からも4発のミサイルがレイヴンを挟んだ。
『奏でろ!』
爆発は広がった。8発の弾頭が重なるように吹き飛び、灼熱と轟音と衝撃の球体を作り出す。
想像以上の爆破衝撃に観客は息を飲み、伝わる振動に恐怖と好奇心を交えた。
レイヴンの姿は未だに捉えられないが、グランドチーフの脳内では理解できていた。
レイヴンはまだ生きていると、だからこそ手を休めるなと、だからこそその手に握るトリガーを引くのだと。
『我々は――』
無限軌道脚部の底からとてつもない熱量が発せられる。
ブースター、その巨大な推力は度を越した重量であるグランドチーフのAC、ヘルハンマーを持ち上げた。
『爆発音を――』
一定の高度で停滞、そして肩に積む最強威力の兵装。
超大型弾頭搭載対大型機動兵器及び広範囲焦土用ミサイルを射出したのだ。
『賛美する!!』


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