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「vipArmoredCoreSS外伝 ヒワイナントアンテナ」

362:2010/01/13(水) 11:31:37
ここからみれば敵の一つ一つが粒の様にしか見えていなかった。
近づけば、それ等がハングマンの乗る戒世と殆ど変わらない大きさなのだと彼は知っている。
だからこそ、彼は自身の鼓動を早めたのだ。
蟻のように蠢く眼下の敵の驚異を、知っているからこそ。

『ハングマン、作戦領域に到達しました』
『これから言う言葉は、社の命令とは関係ありません。なので記録にも残らないものとなります』
『生きて帰って』
「了解」


          ――――ミッション開始!――――



戒世を繋ぐアンカーは解除されその身体を大空へと投げ捨てると同時にハングマンは急いでパネルを叩き
戒世の背部装甲を展開、OBの起動を図るもそれよりも先に敵の大隊が遥か上空の戒世を探知し紅い影目掛け
幾千のミサイルを撃ち出したのを確認するやいなや戒世のOBが推力を噴出しその落下速度を高めながら
ミサイルの網に向け両肩兵装であるコンテナミサイルのハッチを開きその内の一つを射出、コンテナから噴出した
ミサイルは目前の敵ミサイルを砕き誘爆させ戒世の通り道をつくるも目標が通り過ぎるのを確認したミサイルの幾つかは
その誘導性を失っておらず向きを変え背中から遅い掛かろうとするもそれを読んでいたハングマンは直ぐに
エクステンションをパージそれをフレアの代用としたことで残りの敵ミサイルも全てその役目を果たせなかった
ことに憤慨したかのように地上の部隊は戒世目掛け地対空攻撃を浴びせかけるが戒世は既に着陸準備を整え
サブのブースターを展開し地上部隊のど真ん中に脚を下ろしたがそのまま次の行動に移るハングマンに翻弄される
地上部隊は彼の詮索と索敵を優先したがそのころには戒世の反撃が初まっていた。


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