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「vipArmoredCoreSS外伝 ヒワイナントアンテナ」
306
:
名無しさん@コテ溜まり
:2009/11/17(火) 14:31:56
「そんなに忙しいなら、ネコの手でもお借りになってはいかが?」
「代わりの身体なら、…いえ代わりの貴方ならいくらでもあるのでしょう?」
その場離れようとしていたハスラーは、ナインボールをぴたりと停止させる。
ブースターの余熱はナインボールの足元に積もる雪を溶かし、立ち込める水蒸気がナインボールを包む。
白い蒸気の中、チェックメイトⅡの方へと振り返る。強く光る頭部のメインカメラは、正しく悪魔の眼光と言える程だ。
だが、ナインボールから放たれる威圧をものともせずに、ホワイトクィーンは続けた。
「あら?驚かれまして?」
くすくすと少女のように笑い、トップランカーを小馬鹿にするホワイトクィーン。
「チェスのボードはaからh1から8の計64マスでできていますわ」
「私を含め貴方以外のレイヴンに企業とネスト、それらが64マスの上の駒」
「そして貴方と、〝貴方に指示する者〟がボードの外から高みの見物…ですわね?」
今の話を聞かされても尚、その場で動かずチェックメイトⅡを睨みつけるナインボール。その光景を楽しむかのようなホワイトクィーン。
二人の間に動くものは降り続ける雪だけだった。
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